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私という運命について の商品レビュー

3.7

274件のお客様レビュー

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    51

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/07/16

この作者らしくなんだかいろいろなこと、それもどちらかといえば悲しいこと、が起きる。まあ、でも人生はそのようなものかもしれないし、身近なことも運命に司られているような感覚はなんかわかる。選択の連続は、でもそうなるものだったという…。途中途中引き込まれながらも、やっぱりちょっとめんど...

この作者らしくなんだかいろいろなこと、それもどちらかといえば悲しいこと、が起きる。まあ、でも人生はそのようなものかもしれないし、身近なことも運命に司られているような感覚はなんかわかる。選択の連続は、でもそうなるものだったという…。途中途中引き込まれながらも、やっぱりちょっとめんどくさい小説だったかな。

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2022/05/20

主人公冬木亜希の20〜40代の物語。主人公の考え方が理屈っぽいなぁと思いつつ、じっくり読めた。 ラストについては、うまくまとめているが好みではない。

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2022/05/15

400ページ超ある作品だったが読みやすい文体で一日で読破してしまった。バブル後の20年の人生を時事や舞台を変えながら描いていたので映画を観ているようで飽きずに物語に惹き込まれていった。 102/100 本棚に入れたい:3/100

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2021/08/11

人生でここまで色々なことが起こると、一つ一つの出来事を後から解釈したり、そこから運命を考えてみたりできそう。自分はここまで考えたことはないし、そんな起伏の多い人生は送れないだろうから考えないだろう。 運命を受け入れるというか、一つ一つの出来事を解釈して受け止める、納得するような姿...

人生でここまで色々なことが起こると、一つ一つの出来事を後から解釈したり、そこから運命を考えてみたりできそう。自分はここまで考えたことはないし、そんな起伏の多い人生は送れないだろうから考えないだろう。 運命を受け入れるというか、一つ一つの出来事を解釈して受け止める、納得するような姿勢というのは生きていく上で大事だと思った。結婚や出産、病気、女性活用など色々な現実を解釈する、選択しなかった運命はなく、選択したことを納得する。運命って言葉には何か受け身でどうしようもないニュアンスがあるが、それをポジティブに解釈することが、後に続いていくのだろう。 逆に、後に東電に入る若者の彼は、人生や社会を舐めすぎだと思うし、視野が狭すぎ?この子は運命に囚われすぎ、依存しすぎで納得しすぎ。結婚する女の子も、これは流石に不安に思わない?運命をネガティブに、パッシブに捉えすぎでしょう。

Posted byブクログ

2021/06/27

男女雇用機会均等法が施行され女性総合職一期生としてメーカーで働く主人公。 恋人からのプロポーズを断り、そのもと恋人が後輩と結婚することになり、福岡に転勤となり、そこで新たな恋人ができるがある出来事で別れてしまう。 そして東京にもどり弟の結婚が決まるがその後義妹が病死、そして元恋人...

男女雇用機会均等法が施行され女性総合職一期生としてメーカーで働く主人公。 恋人からのプロポーズを断り、そのもと恋人が後輩と結婚することになり、福岡に転勤となり、そこで新たな恋人ができるがある出来事で別れてしまう。 そして東京にもどり弟の結婚が決まるがその後義妹が病死、そして元恋人と再開し結婚、妊娠もするが幸せはまたもや手をすり抜ける。 女性の一生、人生とは何かと問う。 とりあえず、病人や死人が多い。それだけでげんなり。 円満に終わらせないことで作者の言いたかったことって何なのか?それってありふれていることなのではないか?改めて本で読むことでもないのでは?という感じ。

Posted byブクログ

2021/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きなタイプの小説。展開が予想できるけど、ある意味裏切りはないので安心感はある。予想外の所が繋がっていたりはしたけど。ある女性の一代記って感じで、朝ドラみたいだなぁと思った。前半は良かったんだけど、後半の展開は少々うーんというところもあったけどね。主人公の恋愛関係とか。主人公の主観からすれば色々考えての事なんだろうけど、夫になる人の元妻とか客観的に見て可哀想すぎる。。。多分、主人公が現実目の前にいたら、友達にはなりたくないタイプだなぁ。最後の方にあった、出産して人生観が変わるみたいな話は同感しました。

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2021/05/29

女性の29歳〜40歳ってホント濃密だな。 怒涛だし仕事、結婚、出産やら色々あるある。。 何もかも偶然なんてなくって必然で、きっと運命なんだな。ウン。

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2021/05/05

「運命は受け止めるだけじゃだめで、必死に掴んで守り通そうとして初めて自分のものになる」というフレーズが印象的だった。 女性の10年間の話。

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2021/05/03

2年ほど積読されてた本です。もっと早く読めばよかったと思うくらい、久しぶりにいい小説を読みました。本の厚みに気圧されなかなか手を出さなかったことを少し後悔しています。 運命とは「自分が何を運命だと信じるか」ということ。これがテーマの作品です。 自分の意志や納得が人生の満足度に深...

2年ほど積読されてた本です。もっと早く読めばよかったと思うくらい、久しぶりにいい小説を読みました。本の厚みに気圧されなかなか手を出さなかったことを少し後悔しています。 運命とは「自分が何を運命だと信じるか」ということ。これがテーマの作品です。 自分の意志や納得が人生の満足度に深く関わっていくのだから、他人によらずに自分でしっかりと考えた選択をしていくのが生き方として重要、という至極真っ当なメッセージを受け取った気がしますね。 時代設定は90年代始めから2004年まで。2021年現在なら主人公は50代くらいになっているでしょう。ビジネスや業界のトレンド推移もしっかりとしているので、子供だったとしてもその時代の空気感を少しでも知っている方のほうが面白く読めると思います。また、登場するのはほぼエリート層、実家もしっかりとした方々ばかりです。 おそらく、この本を手に取るのは女性が多いでしょうが、正社員職歴のない方にはあまりフィットしないと思います。 主人公の亜紀は若いころの即物的考え方から、40歳になると、かなり自分の意識など内面に向いた考え方に変わっていっているような感じがして、三十代に入って若い頃より丸くなった自覚のある自分としてはリアルさがありました。ただ「この人が私の運命の人だ」という感覚が登場人物の複数人にあって、その通り結婚しているのはフィクションらしいファンタジーさを禁じえない部分ではありましたが。 (ここからネタバレ) 亜紀が運命と信じたのが佐藤であったから佐藤が運命の人になりましたが、稲垣を選んだとしても運命になりえたのでしょう。 また、肺癌について亜紀が必死に調べたエピソードと、佐藤が妊娠出産について調べるシーンは二人の対称性を描き出して夫婦としての印象が強くなりますね。 読み始めて3-4日夢中になって読み、読了の余韻も深い、そんな本を求めていつも読書していますが毎回そういう余韻があるかと言われるとそうではないので、非常に印象がいいです。初めて読む作者でしたが、いい作品をありがとうございました。

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2021/02/21

亜紀と義理の母親との温泉道中が一番好きな場面ですが、エピソードで印象に残っているのは田中角栄。 ページレイアウトがベタだけどドラマのように展開するので、初見はドキドキした。2回目以降は主人公2人以外の人生も興味を持ってより深く読める。 JUJUの春雪を聴きながら年1回は読みたい本...

亜紀と義理の母親との温泉道中が一番好きな場面ですが、エピソードで印象に残っているのは田中角栄。 ページレイアウトがベタだけどドラマのように展開するので、初見はドキドキした。2回目以降は主人公2人以外の人生も興味を持ってより深く読める。 JUJUの春雪を聴きながら年1回は読みたい本。

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