少しだけ欠けた月 の商品レビュー
秋をテーマにした短編集。 どれももうすぐ冬を感じさせるようなどこか切ないそんな話。 初めの、どーしてもキチっとしなきゃいけない融通の効かないおばあさんの文房具店のお話良かったなー。 後は結構家族ものが多くてよかったけど、あんまり心に残るのが少なかったかも・・
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季節風シリーズ第三弾「秋」です。 表紙のウサギと月の影絵が風情があって好きな装丁です。(#^.^#) 今回も感動あり、涙ありの短編集。どこからでも手にしやすくてお勧めです。
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「春」「夏」と読み続けてきたので「秋」も。 中年にさしかかり、親の介護や子育て職場でも悩ましい時期。過去の思い出を絡めて語る重松節。 「オニババと三人の盗賊」「キンモクセイ」がよかった。 たぶん「冬」も出版されれば読むだろうが、そろそろ『疾走』レベルの長編が読みたい。
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春、夏と順番に読み、秋に期待を抱きすぎていたのか、少し物足りなさを感じた。 重松節は相変わらずでうまいなと思うのだけど、それ以上の心が揺れ動く気持ちがあまりなかった。 自分がまだ当事者でないことが強いのかもしれない。 故郷に残した年老いた両親について悩む主人公の姿が何作かに描か...
春、夏と順番に読み、秋に期待を抱きすぎていたのか、少し物足りなさを感じた。 重松節は相変わらずでうまいなと思うのだけど、それ以上の心が揺れ動く気持ちがあまりなかった。 自分がまだ当事者でないことが強いのかもしれない。 故郷に残した年老いた両親について悩む主人公の姿が何作かに描かれていた。 私も故郷を後にして、両親が元気なのをいいことに自分の生活にばかり追われている。 頭の片隅に故郷は気にかかっても、でも比重は日々の自分の生活。 そのどうしようもなくやるせない気持ちは理解できても、切羽詰った段階にまでいっていないからか、どこか他人事のように感じてしまう。 きっと、もっとたってから読んだらまた違った見方をするのかもしれない。
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重松さんの季節風シリーズ第三作の秋です。 秋ってことで夏よりもの悲しいかなっと思ったけどそうでもなかった。 いつもの重松節です。
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秋のどこか物悲しい雰囲気を滲ませる短編集。でもどこかほっとする。「オニババと三人の盗賊」が一番好きです。
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