その日のまえに の商品レビュー
「その日」が何なのか分かってくると、次の話を読むのも気が重い。 短編だけど思いきり感情移入してしまい、辛くて悲しくて。 それでも重松さん独特の穏やかで繊細な書き方に救われる。 最後に繋がる感じも好き。
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短編集だが、最後の話でそれまでの短編の話がつながっていたのがおもしろかった。重松清の文章を読んでいると、ほのぼのしてくる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編集だと思っていたら、最後に全部がつながって、、そういう事だったのか~って。。 何人かの「その日」を迎えるまでが穏やかなタッチで描かれています。 きれいごとっぽい気もしますが、ある意味の理想かなとも思います。
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ずるいよなぁと思うのですよ、いつも重松の本を読むたびに。 生きるとか死ぬとかそういったものが連綿と続いていくのが家族で、 その家族がそれぞれ何を考えていたんだろうと、読み手は登場人物の気持ちになって推測させられる。 だからこそ悲しくなるし、 だからこそ前を向けたりするんだろう。 ...
ずるいよなぁと思うのですよ、いつも重松の本を読むたびに。 生きるとか死ぬとかそういったものが連綿と続いていくのが家族で、 その家族がそれぞれ何を考えていたんだろうと、読み手は登場人物の気持ちになって推測させられる。 だからこそ悲しくなるし、 だからこそ前を向けたりするんだろう。 僕はこの本を結婚する前に買って、途中まで読んで忘れていた。 で、結婚した後になる今さっき、掃除をしていたら出てきたので読んだ。 ずるいなぁって。
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短篇集と知らず購入。短篇集は感情移入しきる前に終わってしまうのであまり好きじゃないのにと思って読んでいたら、最後に全ての伏線をまとめてしまう鮮やかさ。そして重松清の淡々と家族や死について書く文章が自分の琴線を知っていて書いているんじゃないかと思うぐらい響いてきて涙。流星ワゴンに続...
短篇集と知らず購入。短篇集は感情移入しきる前に終わってしまうのであまり好きじゃないのにと思って読んでいたら、最後に全ての伏線をまとめてしまう鮮やかさ。そして重松清の淡々と家族や死について書く文章が自分の琴線を知っていて書いているんじゃないかと思うぐらい響いてきて涙。流星ワゴンに続き、重松ぁんには泣かされます。
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自分の余命を知った人々。その周りで支える人々。そんな人たちの人生が少しずつ交差して、そして離れていく物語。 号泣必至。外で読んではいけない。切なくてたまらなくなるけど、一日一日を大切に生きようと思えるお話。
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いつか来るその日を後悔で迎えないように、大切な人には大切だと言おう。日々を丁寧に生きよう。苦手な人がいたら、その人のいいところを見つけてあげよう。 云うは易し行うは難しだけども。
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タイトルからしてやられそうだった。 読んでみてやっぱり涙が流れた。 連作もの。 その日に向かって日常を過ごす家族の話。 自分はそんな準備なんかできなかった。 でもその日までに時間があったとして、こんな風に過ごせたのだろうか。 失うのは怖いよ。
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ゆったりと振り返ったり、今を噛み締めたり、流れる時間の中をゆったりと綴った印象でした。 「その日」に向かう人やその家族のお話です。 ストーリーとしても充分なのですが、 自分に少しでも当てはめてみて「読了」という本なのかな、と思いました。 容赦なく日常は流れていくし、朝日は昇る...
ゆったりと振り返ったり、今を噛み締めたり、流れる時間の中をゆったりと綴った印象でした。 「その日」に向かう人やその家族のお話です。 ストーリーとしても充分なのですが、 自分に少しでも当てはめてみて「読了」という本なのかな、と思いました。 容赦なく日常は流れていくし、朝日は昇るし、その日は来て、過ぎていく。 家族にも、恋人にも、大切な人にも、知り合いにも。 一人一人がそうやって向かい合っていくものなんだな、と思うと 以前、福祉職に就いていた私にはもっと出来た事があったのかな、と今更ながら思います。 この読んだ今の気持ちも流れていってしまうかもしれないけど また読み直したいな、と思える本でした。
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うん。 死を前にしたお話。 あたしはまだわからんなー いつかまた読みたいと思える火が来るまで大切に取っておこう。
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