1,800円以上の注文で送料無料

20世紀の幽霊たち の商品レビュー

3.6

42件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2023/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

発想力がすごい よくこんな変な話を思いつくなあと思う スティーブン・キングの息子さんなのかあ…なるほど 著者自身も気に入っているという「ポップアート」 実際、これが一番印象に残った 「風船の体を持つ友達」なんて前提条件からしてすごい それを苦い童話のような話にまとめるセンスも新鮮だった ホラーなのだから当たり前かもしれませんが、全体的にどうも落ち着かない、不快感のある話が多い。正直読むのに体力がいる。他のホラー小説と併読していたのですが、この短編集の持つ異様な読後感は際立っていました。 好き嫌いが分かれる本だと思う。

Posted byブクログ

2022/08/27

20世紀の幽霊たち / #ジョー・ヒル 今話題のブラックフォンの原作短編収録とのことで先輩にお借りしました。 ジョー・ヒルは初めて読みましたが他の短編も色んなテイストで面白かったけど、やっぱり黒電話良かった!ハードル上がってたけど短いのにちゃんと面白くて益々映画も見たくなりました...

20世紀の幽霊たち / #ジョー・ヒル 今話題のブラックフォンの原作短編収録とのことで先輩にお借りしました。 ジョー・ヒルは初めて読みましたが他の短編も色んなテイストで面白かったけど、やっぱり黒電話良かった!ハードル上がってたけど短いのにちゃんと面白くて益々映画も見たくなりました。

Posted byブクログ

2021/05/13

スティーブンキングの息子と知った上で読んだが、さすがというか血を感じた。 ただのミステリーの詰め合わせではない感じ。 短編集ということもあり一つ一つの作品毎に評価が分かれるところだ。 私はとりわけ『ポップ・アート』にハマった。 昨今様々な差別について問題になっているが、まさに現代...

スティーブンキングの息子と知った上で読んだが、さすがというか血を感じた。 ただのミステリーの詰め合わせではない感じ。 短編集ということもあり一つ一つの作品毎に評価が分かれるところだ。 私はとりわけ『ポップ・アート』にハマった。 昨今様々な差別について問題になっているが、まさに現代に向いた作品である。書かれたのはかなり以前だが。 翻訳の問題なのか分からないがところとどころ読みにくさを感じた気がしたのでそれだけは残念だった。 長編の「NOS4A2」コミックの「Locke & Key」はまだ積読中だが、読むのが楽しみになった。

Posted byブクログ

2021/05/05

短編集だが、表題作の「20世紀の幽霊たち」20th Century Ghostsが良い。本当に20世紀の幽霊が出る。ちょっとニューシネマパラダイスを思い出すような、ノスタルジックな作り。とてもハッピーな幽霊譚。 他の作品は、読んでざらっとするようなホラー系の話の方が多い。 それに...

短編集だが、表題作の「20世紀の幽霊たち」20th Century Ghostsが良い。本当に20世紀の幽霊が出る。ちょっとニューシネマパラダイスを思い出すような、ノスタルジックな作り。とてもハッピーな幽霊譚。 他の作品は、読んでざらっとするようなホラー系の話の方が多い。 それにしても、スティーブン・キングのような有名な親を持ち、その親を崇拝して育って、同じような小説家になる気持ちってどんなものだろう。AAミルンの子供は(クリストファー・ロビン)、親が大嫌いだったというけれど。自分の中で、折り合いが付いているということか。 宮部みゆきの三島屋百物語は気楽に読めるが、これはしんどい。読んでみて辛く無いのもあるが、始まる前はどうなるか分からないので、構えて読むことになる。 何故、三島屋は気楽に読めて、これはしんどいのかというと、こちらの話が自分のことのように思えるからだろう。三島屋は設定も江戸なので、過去の自分には関係ない不思議な話として聞くことができる(しかも作中でも、聞き手相手に語る話なので、二重に間接的)ということか。

Posted byブクログ

2020/10/15

ジャンルは一般的にホラーなんでしょうねぇ。 読みだしてから知ったけど、スティーブンキングの息子さんだそうな。私はたぶん円城塔の「夫婦読書リレー」的な連載の嫁一発目だったっけか?で積読したように記憶してます。短編集でいろんなテイストの話があるから飽きない、けど一気読みしたら飽きるか...

ジャンルは一般的にホラーなんでしょうねぇ。 読みだしてから知ったけど、スティーブンキングの息子さんだそうな。私はたぶん円城塔の「夫婦読書リレー」的な連載の嫁一発目だったっけか?で積読したように記憶してます。短編集でいろんなテイストの話があるから飽きない、けど一気読みしたら飽きるから1日1話ずつ読むぐらいでよいかも。 他の方が書いているように、恒川 光太郎の短編の雰囲気もあり。 他の方が書いているように、「自発的入院」は一番雰囲気がある。個人的に妙に気になるのは「お父さんの仮面」。解説ググっちゃったけど、なかなか読み解こうとするのは難解みたい。

Posted byブクログ

2020/04/20

スティーヴン・キングの息子「ジョー・ヒル」による、17編も収録された贅沢な短編集ですが、「怪奇日和」に比べると、話の内容が少し好みではなく、難しく感じました。「おとうさんの仮面」や「救われしもの」は難しかった。しかし、印象に残る作品もいくつかありました。「年間ホラー傑作選」や「末...

スティーヴン・キングの息子「ジョー・ヒル」による、17編も収録された贅沢な短編集ですが、「怪奇日和」に比べると、話の内容が少し好みではなく、難しく感じました。「おとうさんの仮面」や「救われしもの」は難しかった。しかし、印象に残る作品もいくつかありました。「年間ホラー傑作選」や「末期の吐息」の本能的な恐怖を感じる作品や、「20世紀の幽霊」の怖いけど、美しさも漂う作品、「蝗の歌をきくがよい」は、カフカの影響が強い作品で、理不尽な中にも哀愁が漂っているのが、切ない作品でした。いちばん好きなのは、「ポップ・アート」です。個性的な設定でのバディものの物語に、読んでて切なくなりました。これは傑作だと思いました。

Posted byブクログ

2019/03/26

輸入もののホラーってのは何だか哲学的というか、ちょっと言ってることよく分かんないのも多いんだけど、アレだ、スティーブンキングとか、そういうページが続くとたまらんのだけども。 今回はこの本がホラーに分類されるか微妙なとこだけど、どっちかっていうとファンタジー?なわけで、まぁなんにせ...

輸入もののホラーってのは何だか哲学的というか、ちょっと言ってることよく分かんないのも多いんだけど、アレだ、スティーブンキングとか、そういうページが続くとたまらんのだけども。 今回はこの本がホラーに分類されるか微妙なとこだけど、どっちかっていうとファンタジー?なわけで、まぁなんにせよわけ分からん話から最後は落とさずに余韻を残すというある意味凶悪なコンボをかますことも多くて、ある意味文学。 あ、でもダンボールハウスが異次元に繫がってるってやつは良いよね。てか中二病かよ、って感じだけどね。

Posted byブクログ

2018/12/10

ホラー短編集。作者はスティーブンキングの息子。 兄弟の話。父親との話が多い。宣伝文句でやたら褒められているが、それほどでもないと思う。過剰演出なので期待しすぎるとがっかりする。 『年間ホラー傑作選』『アブラハムの息子たち』『おとうさんの仮面』『自発的入院』が良いと思った。特に...

ホラー短編集。作者はスティーブンキングの息子。 兄弟の話。父親との話が多い。宣伝文句でやたら褒められているが、それほどでもないと思う。過剰演出なので期待しすぎるとがっかりする。 『年間ホラー傑作選』『アブラハムの息子たち』『おとうさんの仮面』『自発的入院』が良いと思った。特に『おとうさんの仮面』と『自発的入院』。

Posted byブクログ

2018/10/29

スティーブン・キングの息子が作家だったなんて知らなかった。 とりあえず一番評判のよさそうなのを購入。 今読んでいる小説が終わったら、これを読んでみよう。

Posted byブクログ

2017/12/31

なんだこれは。落ちはよくわからないし、読後感は悪いし、最初はまったく面白くなくって途中で挫折するかと思いきや・・・ 後半にいけば行くほど面白くなるわけではないけど、なんだか印象に残る作品が多くなってくる。うーん、困ったな。面白いのかな、面白くないのかな。 不思議な短編集。著者はス...

なんだこれは。落ちはよくわからないし、読後感は悪いし、最初はまったく面白くなくって途中で挫折するかと思いきや・・・ 後半にいけば行くほど面白くなるわけではないけど、なんだか印象に残る作品が多くなってくる。うーん、困ったな。面白いのかな、面白くないのかな。 不思議な短編集。著者はスティーブン・キングの息子。すっごく印象に残る。くせがあるなぁ。

Posted byブクログ