信長の棺(上) の商品レビュー
桶狭間の戦いや本能寺の変の謎を太田牛一の視点で探る、というアプローチと前評判に期待したが…下巻は読まなくていいや。
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小説としておもしろくない、というかこなれていない。 わたしは歴史小説に、ずいぶん資料を読み込んだんだなーと透けて見えるような書き込みや推理性よりも物語としてのおもしろさを求めているので、そういう意味でこれはダメ。そういうものが読みたければ新書でも探す。 小説としておもしろく...
小説としておもしろくない、というかこなれていない。 わたしは歴史小説に、ずいぶん資料を読み込んだんだなーと透けて見えるような書き込みや推理性よりも物語としてのおもしろさを求めているので、そういう意味でこれはダメ。そういうものが読みたければ新書でも探す。 小説としておもしろくさえあれば、たとえ話運びが冗漫だろうが、主人公がしょっちゅう物書きとしてのアイデンティティ・クライシスに苦悩しようが、地の文で信長だけ「信長さま」でいちいち目につこうが、七十男が若い女に惚れられて子どもを作ろうが、ついでに必要もないのに上下巻になっていて、そのせいか活字が妙に大きくて逆に読みにくかろうがすべて許したのに、残念な本だった。
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小泉首相が読んでいた本、という記憶で読んでみました。 歴史上は正しくないかも知れないのですが、お話は面白かったです。
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2010/7/7 Amazonより届く 2010/10/18~10/21 初めての加藤作品。新聞記事で加藤氏のことを知りさっそく購入した。加藤氏は経済のプロフェッショナルとして企業などに勤めたあと、執筆活動に入ったらしい。 物語は、「信長公記」の著者として知られる太田牛一を主...
2010/7/7 Amazonより届く 2010/10/18~10/21 初めての加藤作品。新聞記事で加藤氏のことを知りさっそく購入した。加藤氏は経済のプロフェッショナルとして企業などに勤めたあと、執筆活動に入ったらしい。 物語は、「信長公記」の著者として知られる太田牛一を主人公にすえた視点が面白い。本能寺で明智光秀に謀反を起こされ死んだ信長。牛一は信長の一生を記録に残すために資料をかき集める。が、信長の死体が見つからない、桶狭間のころの記録がないなど、悪戦苦闘する。どちらかといえば嫌いな秀吉のちょっかいをかわしながら、牛一は信長の死体を発見し、なぜ本能寺で殺されなければならなかったか、の謎を解けるのか? 下巻が楽しみ
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信長の遺体がなぜ見つからなかったのか、など本能寺の変に関する謎を解き明かす歴史ミステリー小説。 フィクションだと理解したうえで読めばおもしろいと思います。私は最初あまりにも現実離れしすぎた話なので(事実はどうだったかわかりませんが)あまり楽しめませんでしたが、フィクションだと理解...
信長の遺体がなぜ見つからなかったのか、など本能寺の変に関する謎を解き明かす歴史ミステリー小説。 フィクションだと理解したうえで読めばおもしろいと思います。私は最初あまりにも現実離れしすぎた話なので(事実はどうだったかわかりませんが)あまり楽しめませんでしたが、フィクションだと理解して読んでからはそれなりに楽しく読むことができました。
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加藤廣さんの戦国時代の歴史ミステリーを描いた作品。 「信長の棺」「秀吉の枷」「明智左馬助の恋」の三部作完結もの。 ”本能寺の変”の真相を、信長、秀吉、明智それぞれの立場で描かれており、個々の人となりや時代背景を様々な視点から眺めることができてとても面白かった。 戦国時代好きには...
加藤廣さんの戦国時代の歴史ミステリーを描いた作品。 「信長の棺」「秀吉の枷」「明智左馬助の恋」の三部作完結もの。 ”本能寺の変”の真相を、信長、秀吉、明智それぞれの立場で描かれており、個々の人となりや時代背景を様々な視点から眺めることができてとても面白かった。 戦国時代好きにはぜひ☆ 〈かな〉
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フィクションとして楽しめ,ノンフィクションとして考えさせられた。 確かに本能寺の変に関しては,諸説あって,どれが正しいのかは100%言い切れない。その中で,この考えは悪くない。私個人的には好きです。
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信長の死にまつわる謎を追う話。 最後の方がやや失速感が否めないけれど、 手に汗握る展開が面白かったです。
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表紙がきれいですねー。「秀吉の枷」「明智左馬助の恋」も揃えたくなりました。内容は歴史ミステリー。歴史の隙間をかなり想像しているようで、楽しかったです。あと歴史書として残るのは勝者に都合のいい部分だけなんだなーと、しみじみ感じました。
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