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信長の棺(上) の商品レビュー

3.4

67件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    15

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    29

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2017/09/17

本能寺の変での信長の殺害についての新説を紹介する小説。 下巻の最後の章の新説は面白かったけど、そこに行くまでが退屈だった。

Posted byブクログ

2017/05/01

上下巻読み通しての感想。 「信長公記」の著者・太田牛一の視点で信長の死にまつわる謎を追う物語である。 本能寺の変後、必死の探索にもかかわらず信長の遺骸は発見されなかった。 果たして遺骸はどこへ消えたのか? 古来より戦いの勝者によって歴史書が作成された例は多い。 日本だけでなく海...

上下巻読み通しての感想。 「信長公記」の著者・太田牛一の視点で信長の死にまつわる謎を追う物語である。 本能寺の変後、必死の探索にもかかわらず信長の遺骸は発見されなかった。 果たして遺骸はどこへ消えたのか? 古来より戦いの勝者によって歴史書が作成された例は多い。 日本だけでなく海外でも、勝者がやがて国の覇者となり、勝者・・・すなわち覇者にとって都合の良い歴史書は数多く残されている。 秀吉も例にもれず、牛一に命じて意に沿った書を書かせようとするのだけれど・・・。 牛一という人物がやけに人間臭いのだ。 自分の信じてきた信長像から外れた情報は嘘だと信じようとせず、本来ならば後の世に残る資料になるかもしれないものに対して、思い切り私情をはさんでしまっている。 秀吉にしろ牛一にしろ、結局のところ目的の違いこそあれ「歴史を私物化」している点では似たり寄ったりではないだろうか。 時代ミステリーとしてはとても面白かった。 行方不明のままの遺骸を追い、事実として残された多くの隙間を縫うようにして構築された物語は読みごたえがあった。

Posted byブクログ

2017/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「信長公記」作者の太田牛一を主人公として、織田信長の死の原因を探求していくミステリー風歴史小説。構成と主人公が斬新。また、豊臣秀吉の出自と、彼と太田牛一との関係性が肝となった作品のよう。文献読解法、信憑性の割り引き方に関する著者の見解につき、太田の台詞や行動描写の背景から読み解かせるが、このメタ的手法も良。もっとも、小説の醍醐味である人間性の描写はあまり感じられない。つまり、著者の良さは、人間の在り様を解き明かすのではなく、歴史事象の目の付け所や視点の転換を、読みやすい形で提示した点にあると思える。殊に、太田が秀吉ではなく信長に肩入れした理由が全く描写されていない。確かに、それが事実ではあろうと思えるが、その行動原理が不明な点、それなりの理由すらないのは、小説としてはいかがなものかな、という気はしている。

Posted byブクログ

2016/11/08

思惑、裏切り、共謀。人の闇はいつの時代も同じだが、歌に乗せて謀る世人たちが何とも。「歴史とは勝者の作り話に過ぎない」 少し緊迫感に乏しいかも。下巻に続く。

Posted byブクログ

2015/12/17

えーっと、これって小説?幽閉シーンも緊迫感が無いし、ほとんど主人公が独白してばっかりなんだけども。すっごいつまらん。

Posted byブクログ

2015/11/29

思ったほどのおもろさじゃなかった。信長の謎解きとしては面白いのかもしれないけど、まだきちんと信長の生涯の物語を読んだことがないので、それを求めてた私には物足りない…。下巻に、期待。

Posted byブクログ

2014/12/05

 信長の伝記を執筆すべく、主人公・太田牛一が見聞旅に資料漁りに奮闘しながら、本能寺の変の謎に迫っていくお話。  そんな作品自体のアプローチがまず斬新! 残された資料や詩歌、関係者たちが語る記憶などを頼りに、史実の矛盾を追及していくわけですが、ただの歴史考察の論文とは趣が全然違って...

 信長の伝記を執筆すべく、主人公・太田牛一が見聞旅に資料漁りに奮闘しながら、本能寺の変の謎に迫っていくお話。  そんな作品自体のアプローチがまず斬新! 残された資料や詩歌、関係者たちが語る記憶などを頼りに、史実の矛盾を追及していくわけですが、ただの歴史考察の論文とは趣が全然違っていて面白いです。  個人的に微笑ましかったのが、地の分は三人称であるにも関わらず、信長の名前を出す時は必ず「信長さま」と敬称呼びしているところ。牛一の心が、こんなところにまで滲んでいるかのよう。  このテーマでよくここまで長く続くものだと感心しつつ、下巻に続きます。

Posted byブクログ

2014/09/03

戦国最大の謎である本能寺の変。その謎解きにあたって「信長公記」の筆者、太田牛一を主人公に変の背景ではなく「信長の遺体はどうなったのか」について焦点を当てた歴史ミステリー。ちょっと残念な面が多いかも。

Posted byブクログ

2014/01/16

i didn't like historical class when was child. this story is fiction or not? but Nobunaga Oda, a DAIMYO in Adutsi-Momoyama Era's c...

i didn't like historical class when was child. this story is fiction or not? but Nobunaga Oda, a DAIMYO in Adutsi-Momoyama Era's corpse was gone.

Posted byブクログ

2013/11/01

歴史物は恋を絡めないと売れない法則とかあるんでしょうか? ディスカバリーチャンネル好き、歴史好きにオススメ

Posted byブクログ