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美女と竹林 の商品レビュー

3.5

204件のお客様レビュー

  1. 5つ

    32

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    72

  4. 2つ

    16

  5. 1つ

    6

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2012/07/29

エッセイなんだろうけど、だいぶ妄想入ってます。 真実かどうかは疑わしい・・・ あるいは全て虚構の世界なのかも。 ところどころ、一人ニヤリ。 楽しませていただきました

Posted byブクログ

2012/07/18

小説なのか、エッセイなのか判じ難い一冊。表紙の竹を擦ると芳しい竹の香りがするらしいと聞き、嬉々としながら擦ってみたがいつまで経っても香りはしない。どうやら騙されたらしい。

Posted byブクログ

2012/07/02

おもしろかった! 虚実いりまぜて、タケノコと一緒に煮込んだ、随筆集、のキャッチコピーを裏切りませんでした。森見ワールド全開でうそでもほんとでもいいからとにかく笑えました。

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2012/06/28

ぐだぐだ読んでる。 面白いんだけどなかなかページが進まない・・・ 「エッセイ」だそうです、一応。 感想までぐだぐだ。

Posted byブクログ

2012/05/29

竹林がとてつもなく魅力のあるものに思えました笑 妄想なのか現実なのかわからないエッセイ。面白かったです。

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2012/03/25

一言でいえば「竹林はいい」というそれだけのことだが、エッセイともいえぬ雑文にも芸をみせる貫禄は若いのに十分。老成するのが楽しみだ。

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2012/03/11

どんだけ妄想するんだ。 どんだけ脱線するんだ。 どんだけ竹林好きやねん!(笑) 読んでいてつっこみが止まらない。 大好きである(笑)

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2012/04/25

森見氏が好きでないと全く楽しめない作品(笑) エッセイですらどこまで本当でどこから妄想か分からない、ワールド全開です(笑) 森見氏の生態に興味があったら是非!

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2011/11/14

私が最も好きな作家さんである、 森見登美彦さんのエッセイです。 実は初エッセイ。 興味無くって、他の人のエッセイは読んだことなかったんですよね~ でも、このエッセイは本当に本当に面白かった。 妄想炸裂の内容が楽しかったし、 とにかく私は森見さんが好きなのでその人が書くエッセイ...

私が最も好きな作家さんである、 森見登美彦さんのエッセイです。 実は初エッセイ。 興味無くって、他の人のエッセイは読んだことなかったんですよね~ でも、このエッセイは本当に本当に面白かった。 妄想炸裂の内容が楽しかったし、 とにかく私は森見さんが好きなのでその人が書くエッセイを楽しめないわけがない、と。 エッセイ読んだことない人にも是非!

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2011/10/27

てっきり小説だと思って読み始めたら、エッセイでした。 この著者のエッセイを読むのは、気がつけば初めてです。 それにしても、エッセイらしからぬタイトルですね。 小説と同じとぼけた風の森見節が楽しめる、ファンにとっては嬉しい一冊。 小説同様に、彼独特の妄想力を駆使して、あることない...

てっきり小説だと思って読み始めたら、エッセイでした。 この著者のエッセイを読むのは、気がつけば初めてです。 それにしても、エッセイらしからぬタイトルですね。 小説と同じとぼけた風の森見節が楽しめる、ファンにとっては嬉しい一冊。 小説同様に、彼独特の妄想力を駆使して、あることないことを書いているので、読んでいくうちにだんだん虚実の境がわからなくなっていきます。 すべてが彼の妄想なのかもしれませんが。 登場人物は、おそらく実際に基づいているようですが、鱸(スズキ)氏とか鍵屋さんとか、少しアレンジした名前となっています。 その割に、ジョニー・デップ、磯山さやか、堀北真希など、芸能人の名前ははっきり書かれているのですが。 英国でパイ投げ合戦の傭兵をしていたという人も出てきました。いやいやありえません。これは妄想の域でしょう。 彼の親友、明石氏が登場しました。明石さんと言えば、『四畳半神話体系』に登場するヒロインなので、タイプが全然違うものの、ごっちゃになりそうでした。 竹林に心惹かれる著者、登美彦氏(自分に"氏"をつけているところに可笑しみを感じます)が、知人の家が所有する竹林の伐採をかってでて、苦心惨憺格闘する、という話ですが、軽妙な語り口に引き込まれて、読んでいると著者と一緒に竹林にいるような気持ちになってきます。 実際に京都の桂に行ったことがありますが、確かに竹林が多く、かぐや姫伝説の里と言われている場所となっています。 肝心の美女の方は、出てくるようで出てきません。 著者が憧れの本庄まなみ氏と対談したエピソードは登場しましたが、竹林で美女と遭うという話は、皆無です。 むしろ「竹林と言えば美女だ」「竹林で美女と会いたい」「竹林と美女は等価である」と、作中で始終語り続けている著者の主張(と妄想)がタイトルとなったようです。 雑誌に連載されたエッセイなので、続きものになっていますが、もろもろの文学賞を受賞し、サイン会を繰り返し、著述に追われる多忙な日々を送る著者はなかなか自由な時間が取れないため、タイトルの割には竹林に行く話が進んでいないような気も。 その意外性もまたおもしろいのですが。 それにしても、京都を舞台にした小説で知られる彼が、大原三千院に行ったことがなかったとは驚きでした。 竹林へのアプローチが全くのシロウトの思い付きや憧れではなく、著者が学生時代、竹の研究に取り組んでいたという話も、途中で明かされていきます。 しじゅうボヤキ続け、苦労を避けたがりながらも、時には夢中になって慣れない労働に精を出すという著者の姿が、自由で柔軟な筆致で語られ、共感を持てます。 あっという間に最後まで読みました。 最終章では、なんとかタケノコも収穫し、タケノコづくし料理に舌鼓を打つところで終わっているので、大団円ではありますが、そこに至るまで1年半ほど要しており、かなり空白の迷走期間があったことを思わせます。 それでも途中打ち切りにならず、なんとか形になったのは、著者の、人を逸らさない文章力あってこそでしょうか。 『夜は短し』も、かなり強引にハッピーエンディングに持ち込んだと、本人が作中でバラしてしまっていますが、確かにその作品を読みながら(ずっとフワフワ話が進んできたのに、最後になって、ものすごい力技で押してきたなあ)と思ったものでした。 著者や彼を取り巻く人々が竹林の魅力に取りつかれたように、確かに竹林は爽やかで凛としていて、心洗われるイメージがあり、読んでいる間中、ずっと清々しい気持ちでした。 竹林を所有しているとは、いいですね。実際には、竹はあっという間に成長するため、管理が大変だし、薮蚊の攻撃がすさまじいようですが。 まだ著者が独身の頃の数年前のエッセイ。 結婚時に、彼が「かぐや姫を見つけました」とブログに報告していたと聞き、(なんとも古風な表現をする人だなあ)と思っていましたが、その根拠はここにあったのか、とようやく合点がいきました。 森見作品が苦手な人も、このエッセイなら楽しめそうに思いますが、現実と虚構の間をさりげなくいったりきたりする文章はここでも健在なので、その辺りについて行けない読者もいるかもしれません。 私は彼の文章ワールドが好きなので、何度か読みなおしてみうと思います。

Posted byブクログ