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誘拐児 の商品レビュー

2.9

50件のお客様レビュー

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2009/10/07

江戸川乱歩賞受賞作。 誘拐をモチーフにした作品は個人的に好きなのですが 今回は誘拐ものながら視点が別のトコロにある、今まで 読んだ中では初めてのパターンかも。 それが単純に自分にとってはマイナスになった。 好みの問題ですね。 警察が事件を追っていく様の描写に今イチ高揚感が 湧か...

江戸川乱歩賞受賞作。 誘拐をモチーフにした作品は個人的に好きなのですが 今回は誘拐ものながら視点が別のトコロにある、今まで 読んだ中では初めてのパターンかも。 それが単純に自分にとってはマイナスになった。 好みの問題ですね。 警察が事件を追っていく様の描写に今イチ高揚感が 湧かずに冷静に淡々と読んでいた所為か、いくつか アレ? ってう箇所があったんですが...こういうのって 修正したりしないのかな? オビの大沢在昌氏、東野圭吾氏、推挙!ってあるけど 実際の選評読むと「んんん?」て感じ。 こういうオビの煽りは勘弁してくれ(笑)。

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2011/09/18

昭和21年の未解決の誘拐事件につながる事件が昭和36年に起こった。食べるのに大変だった戦後の様子、闇市、時代設定はおもしろく読みました。謎解きの部分はいまいちかと思いましたが、ラストに心動かされました。後味が良いのが何よりでした。

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2009/10/04

終戦翌年の誘拐事件。 身代金受け渡し場所、闇市。犯人確保に失敗。 そして十五年後、事件がふたたび動き出す―。 人間の非情と情愛を見つめる魂の物語。 昭和21年に起こった未解決事件。 その15年後に起きた女性惨殺事件。 2つの事件が思わぬ形で繋がってゆく。 江戸川乱歩賞受賞作。...

終戦翌年の誘拐事件。 身代金受け渡し場所、闇市。犯人確保に失敗。 そして十五年後、事件がふたたび動き出す―。 人間の非情と情愛を見つめる魂の物語。 昭和21年に起こった未解決事件。 その15年後に起きた女性惨殺事件。 2つの事件が思わぬ形で繋がってゆく。 江戸川乱歩賞受賞作。

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2009/10/04

犯人が誰なのかが気になって最後まで読んだケド 読むのに時間がかかった。 おもしろくて引き込まれるってのがなかったからかなぁ。。。

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2009/10/04

主人公が母親の遺言により、自分が実の子供でない事を知ります。しかも誘拐児…。 悩んだ結果。最終的に、主人公が血が繋がっていなくても母親に対して想いを馳せるのは良い感じのエンディングに仕上がってるな〜と思いました。

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2009/10/04

江戸川乱歩賞受賞作品ということで読んでみました。 最初は全然読む気なかったけど。 んー。内容的には面白かったけど、納得できない点が多々。 流れはよかったと思うし、最後まで読むのに飽きはしなかったかな。

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2009/10/04

面白くはなかった。戦後の闇市の描写とかはえらく、細かくよく書かれているけど、ストーリーはいまいち。ということで、星二つとなりました。

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2009/10/04

「昨日の晩,きみはこう言ったな,お袋が亡くなる前に,何があったのかと」 「ええ,言ったわ」 「六月十日,お袋の容態が急変したあの日だ」 「何があったの」 「俺を真っ暗闇に放り出したまま,それから十五日後に一人で逝ってしまったんだ」 「真っ暗闇—&#82...

「昨日の晩,きみはこう言ったな,お袋が亡くなる前に,何があったのかと」 「ええ,言ったわ」 「六月十日,お袋の容態が急変したあの日だ」 「何があったの」 「俺を真っ暗闇に放り出したまま,それから十五日後に一人で逝ってしまったんだ」 「真っ暗闇——」  幸子が目を見開いた。  良雄はその目を見つめる。 「そうだよ。あのとき,きみが病室から飛び出していって,ほんの一瞬だけ,俺はお袋と二人きりになっただろう。そのとき,お袋が濁ったようなぼやけた目で俺を見ながら,かすれた声でいったんだ,《おまえは,ほんとうの息子じゃないよ。私が誘拐——》と」 (本文p.120)

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2009/10/07

新聞の書評にも何度も取り上げられ、すごく面白そうな雰囲気を醸し出しているこの本。最初はドキドキしながら読み始めたけれど、物語が進むにしたがって、どんどん面白くなくなっていく・・。過去の誘拐事件、現在起こった殺人事件、母親の足跡を辿る青年の三つの話が繋がり出す前のほうが楽しんで読め...

新聞の書評にも何度も取り上げられ、すごく面白そうな雰囲気を醸し出しているこの本。最初はドキドキしながら読み始めたけれど、物語が進むにしたがって、どんどん面白くなくなっていく・・。過去の誘拐事件、現在起こった殺人事件、母親の足跡を辿る青年の三つの話が繋がり出す前のほうが楽しんで読めたように思う。まず、展開がグダグダ!!盛り上がる箇所もないし、どこに焦点を置いているのかもボヤけすぎて、締まりがない。しかも、登場人物に魅力が全くなく、誰が誰だ意識して読まないと覚えられないくらいに、競い合う刑事たちに個性が全くない。でも覚えておかなくても特に支障もなく読み進められるっていう・・。犯人に意外性もない。挙句の果てに、警察たち大丈夫かよっていう偶然ばかりに頼った捜査の進め方・・。あと、セールスポイントの1つとなっている時代背景の描写も、昭和21年の様子は楽しかったけれど、「今」である昭和36年にはそれほど魅力を感じず。

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2009/10/07

戦後の混乱期に起きた『児童誘拐』の話をさかのぼっていく話。 誰が何処で絡んでいるのかちょっとよく判らないかな? 話の内容的には面白いと思うけど、展開上『何故この人が?』と思う場面もある。 主人公なのに、主人公らしくない存在感とか… 刑事が主役なのか、誘拐された元児童が主役なのか...

戦後の混乱期に起きた『児童誘拐』の話をさかのぼっていく話。 誰が何処で絡んでいるのかちょっとよく判らないかな? 話の内容的には面白いと思うけど、展開上『何故この人が?』と思う場面もある。 主人公なのに、主人公らしくない存在感とか… 刑事が主役なのか、誘拐された元児童が主役なのか、彼女が主役なのか? それも込みで『江戸川乱歩章受賞作品』なのかしら?

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