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波打ち際の蛍 の商品レビュー

3.6

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    50

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    1

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2025/07/09

私も真由のようにいつか男の人を信じることができるようになるかな、、、 いやできると信じたいそんな輝かしい未来があることを祈りたい そんなふうに希望を持たせてくれる小説だった 今の私に島本理生さんの小説はまるで薬のように 傷ついた心が少しずつほどけていくような感覚になる ありがと...

私も真由のようにいつか男の人を信じることができるようになるかな、、、 いやできると信じたいそんな輝かしい未来があることを祈りたい そんなふうに希望を持たせてくれる小説だった 今の私に島本理生さんの小説はまるで薬のように 傷ついた心が少しずつほどけていくような感覚になる ありがとう

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2025/06/24

島本理生の17年前の著作。島本理生は自分の年齢と一緒の主人公。どこかでこういう体験をしたのか。元気な時に読まないと落ち込んでしまうかも。

Posted byブクログ

2025/03/19

【あなたを独占したい。触れてほしい。愛している。どれも本心なのに一つも選べない】 カウンセリングルームで出会った麻由と蛍が織りなす、まるで硝子細工のように繊細な恋愛小説。2人の間には確かに愛が存在する。それなのに、麻由の蛍に近づきたいけど体が拒絶してしまう苦しみやごく普通の恋がし...

【あなたを独占したい。触れてほしい。愛している。どれも本心なのに一つも選べない】 カウンセリングルームで出会った麻由と蛍が織りなす、まるで硝子細工のように繊細な恋愛小説。2人の間には確かに愛が存在する。それなのに、麻由の蛍に近づきたいけど体が拒絶してしまう苦しみやごく普通の恋がしたいのにできない絶望感が苦しいほどリアルに伝わってくるので、読んでいるこちらまでやるせない思いでいっぱいになる。だけど、彼らの良き理解者であるさとる君や沙衣子のおかげもあったか、ラストは心地よい余韻がたなびき、読後感はとても良い。

Posted byブクログ

2025/01/05

暴力を受けた過去を持つ麻由と蛍。 トラウマを抱える前の自分にはもう戻れない悲しさが溢れていて、決して明るい恋愛小説ではない。 島本理生作品ど真ん中の、これぞ島本先生という作品でした。 特に麻由が自分の受けた暴力の実態を蛍に告白していく場面は、その苦しみの深さに切なくなってし...

暴力を受けた過去を持つ麻由と蛍。 トラウマを抱える前の自分にはもう戻れない悲しさが溢れていて、決して明るい恋愛小説ではない。 島本理生作品ど真ん中の、これぞ島本先生という作品でした。 特に麻由が自分の受けた暴力の実態を蛍に告白していく場面は、その苦しみの深さに切なくなってしまった。 作中に登場する美味しそうな食べ物やお酒の描写がつかの間、ほっとさせてくれる所も島本作品の良さです。

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2024/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ナラタージュ』を越えた、最大熱量の恋愛小説!!と帯に書かれていた。これには賛否両論あると思う。私の中では越えなかった。というより、この『波打ち際の蛍』と『ナラタージュ』は同じ土俵に上げてはいけない。『ナラタージュ』は恋愛の思い出を振り返る物語で、『波打ち際の蛍』は帯に書かれている「痛みを超えて」再び恋愛をしようと再生する物語だと思うからだ。 『ナラタージュ』は葉山先生との恋愛を思い出としてそっと大事にとっておいている。そしてこれ以上葉山先生と何かが起こることはないし、泉もそれを望んでいない。この恋愛物語はずっと思い出として変わらずに宝箱に仕舞われたままだ。 対して、『波打ち際の蛍』の麻由は過去の恋人から受けたDVが元で、愛したいのに男性に触れられることが怖いと感じている。多くの恋愛には触れ合うことがほぼ前提に存在する。麻由はそれができないなかで恋愛感情を抱いていない女性と出かける蛍に、もどかしい思いを感じてしまう。『波打ち際の蛍』は小説が終わったあとも麻由と蛍の関係が続いていく(恋愛なのか、友達としてなのかは曖昧で、そもそもそういった線引きをするのもためらわれる)ような終わり方になっている。それぞれがまったく違う物語だと思っているので、比べようがないというのが思うところ。ただ、私は『ナラタージュ』の、あのどうにも言葉にしづらい情熱が、たまらなくいとおしく感じる。 直木賞を受賞した『ファーストラヴ』を先に読んだもので、あのときは臨床心理士の真壁由紀が主人公となっていた。この『波打ち際の蛍』はカウンセリングを受けているクライアント・麻由の視点で物語が進む。 この小説は、『ファーストラヴ』がこの世に生み出されるために必要な物語だったのではないだろうかと思っている。そしてここから少しずつ時を重ね、『波打ち際の蛍』を執筆したときは二十代半ばだった作者も『ファーストラヴ』では三十代半ばとなり、歳を経て文章にも大分大人の落ち着き?厚み?を感じるものが漂ってきたように思う。そう。『ファーストラヴ』を読んだ後にこの『波打ち際の蛍』を読んだことで、「ああ、これを書いたときの島本理生さんは本当に若かったんだなあ」と感じたのだ。恋愛に対する感情も、文章の雰囲気も、本当に若さを感じる。そして、それはこのときにしか描けないものでもあるとも思う。 感慨深かったのは、麻由がDVを受けていた関口と付き合っていた(関係をもっていた)ときは、関口に選ばれるために彼にされるがままだったのが、蛍と付き合うときは自分を大切にするために「怖い」と感じる「触れ合うこと」を拒否したこと。蛍に触れたいし、好かれたいし、蛍が望むことをしたい。けれど自分が怖いことはしたくない。ちゃんと自分を守ることができているのが、良かったと心から思った。 そんなわけで、この物語はまだ小説の終わりで完結なのではなく、小説が終わったあとも続いているのだと信じている。だって、麻由の再生はこの先も続いていくのだから。 島本理生さんが後書きで、「当分小説を書くことはやめないと思う」と書いているのも印象に残っている。この小説を、きっと帯にある「最大熱量」を注ぎ込んで書ききったのだろう。 これからもその一瞬一瞬を「最大熱量」をこめて書きぬいてほしい。

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2023/03/30

元カレのDVにより、男性に触れられる事に恐怖を感じるようになった麻由。 相談室というクリニックに通ううちに出会った蛍に心惹かれていく。 恋の始まりはキュンキュンする。するんだけど、麻由の事情もありなんとももどかしい。

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2023/03/10

ひとに進められて読んだ。 どうかな、自分だったら選ばない本だし、 読む時期のメンタルによってはつまんないの一言で一蹴してたかもしれない。 でも誰かの心に響いた本っていう前提があるから、 男女の心の機微をひとつひとつ丁寧に拾って読んで、この本を好きだと言うあの人の今まで見たことのな...

ひとに進められて読んだ。 どうかな、自分だったら選ばない本だし、 読む時期のメンタルによってはつまんないの一言で一蹴してたかもしれない。 でも誰かの心に響いた本っていう前提があるから、 男女の心の機微をひとつひとつ丁寧に拾って読んで、この本を好きだと言うあの人の今まで見たことのない新しい一面を見れた気がした。 運命的な出会いとか簡単につながっていく人間模様はご都合物語的なロマンチックストーリーだとは思うけど、3歩進んで2歩下がるような恋愛描写は割とリアリティがあって自分の恋愛と重ねて読めて楽しかった。

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2021/11/15

好きなのに上手くいかない。その上手くいかない原因は、過去の自分にあって…。なんだが、せつなくて悲しい。 何百億人のたった一人になるために、与え続けて許し続けた、というところが、ものすごく深く突き刺さっている。だから、自分が許せないんだというところが。 ちょっとだいぶのめり込んでし...

好きなのに上手くいかない。その上手くいかない原因は、過去の自分にあって…。なんだが、せつなくて悲しい。 何百億人のたった一人になるために、与え続けて許し続けた、というところが、ものすごく深く突き刺さっている。だから、自分が許せないんだというところが。 ちょっとだいぶのめり込んでしまいましたね。読書後感は悪くないです。

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2021/11/10

主人公とその相手の繊細なやりとりが、お互いの抱えてるトラウマだったり問題だったりに響いて暗いところから引き上げられて行ったので良かった。

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2020/01/31

島本理生 著「波打ち際の蛍」、2008.7発行。カウンセリング相談室で出会った川本麻由と植村蛍の物語。暴力的な抱き方を愛する男と暮らしたことにより、男性に触れられることが怖い、緊張し過ぎ、繊細、はかなげな麻由。優しく思いやりに溢れてるけど、一人の淋しさが辛く、沢山の女性とつきあう...

島本理生 著「波打ち際の蛍」、2008.7発行。カウンセリング相談室で出会った川本麻由と植村蛍の物語。暴力的な抱き方を愛する男と暮らしたことにより、男性に触れられることが怖い、緊張し過ぎ、繊細、はかなげな麻由。優しく思いやりに溢れてるけど、一人の淋しさが辛く、沢山の女性とつきあう蛍。この二人の純愛のように見えて、全く進展しない恋のゆくへは。強くない二人の思いを自分の胸に重ねながら、やっと読み終えたという感じです。寝ることができない二人、重いです。印象には残りましたが、本音は疲れましたw。

Posted byブクログ