gift の商品レビュー
19話の短編集。この著者はしたたかというべきか、読み手の想像の枠をいとも簡単に飛び越える術を持っている。読み手に寄り添うようでいて、最後にふっと消えてゆく、そんな物語達。 言葉遣いが巧みで、日本語の文章に英語がすっとうまくはまっている。小説の可能性をより拡張している希有な作品...
19話の短編集。この著者はしたたかというべきか、読み手の想像の枠をいとも簡単に飛び越える術を持っている。読み手に寄り添うようでいて、最後にふっと消えてゆく、そんな物語達。 言葉遣いが巧みで、日本語の文章に英語がすっとうまくはまっている。小説の可能性をより拡張している希有な作品で、正真正銘の「gift」です
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神さまの手から零れ落ちた、19の小さな奇蹟。 妖精の足跡、神聖なる生春巻、無人島で幻の音楽を聞き続ける男——強靱かつ豊かなイマジネーションで世界を19の物語に結晶。こういうの好みでないダメだぁ。
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感想はブログにて。 http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-144.html
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
☆3.9 短編が19入ってる。どれも、なんだか不思議な余韻を残す作品です。この人の別の作品、読んだことあると思うんだけどなんだったかなぁ・・・。
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表紙買いしてから長く積んでいたのだが、読み始めると止まらなかった。 帯の、「神さまに触れるたくさんの方法」という文句も印象深く美しいな、と思う。世の中の神さまはいたるところにうずくまっていて、日本的な感性を持った作者によってしっとりとその姿が彫り出されているようだった。全体の印象...
表紙買いしてから長く積んでいたのだが、読み始めると止まらなかった。 帯の、「神さまに触れるたくさんの方法」という文句も印象深く美しいな、と思う。世の中の神さまはいたるところにうずくまっていて、日本的な感性を持った作者によってしっとりとその姿が彫り出されているようだった。全体の印象として水が大事に描かれているように感じた。 いくつかは、掴みきれずにいるのでまた再読したい。 「ラブ1からラブ3」「夏が、空に、泳いで」「ショッパーズあるいはホッパーズあるいはきみのレプリカ」の三編が個人的にはお気に入りだ。
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19の短編集。 わからなくても良いとは言わないがわかる人にだけわかればいいみたいな内容だなと思いました。 そこそこ面白かったけどよくわからん話が多かったです。 、の使い方が効果的な気がしました。 観覧車が国になる話と12歳以下の世界の話が好きです。
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超短編集。時に詩のようであり、日記のようであり、怖いエピソードありでお腹いっぱい。古川作品は、音楽好きかそうでないかによって随分と感じ方が違ってくるんだろうな。
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現代版ファンタジー小説という印象をもった。あり得ない設定だけど、体温低め。みたいな。短編集だったので世界観に入り込めず。今度は長編を読んでみたい。
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小さくてもそれ以上の読み応えはある感じです^^お話1つ1つ登場人物含め世界が濃くてフィクションなのに世界のどこかありそうなお話たち。映画とゆうか現代音楽のPVにありそうな感じ!映像にしたらどうなるか個性が出そう。(今手元に無いのでタイトルうろ覚えですが)「台場国、建つ」「かわいい...
小さくてもそれ以上の読み応えはある感じです^^お話1つ1つ登場人物含め世界が濃くてフィクションなのに世界のどこかありそうなお話たち。映画とゆうか現代音楽のPVにありそうな感じ!映像にしたらどうなるか個性が出そう。(今手元に無いのでタイトルうろ覚えですが)「台場国、建つ」「かわいい壊れた神様」「アルパカ計画」「光の速度で祈ってる」あと、無人島の音楽の話が好きです!!
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ショートショート集。うーん、どれも面白い。この人好きだなあ。なんだか出てくる人たちがみんな愛しい。 映画みたいな雰囲気。場面場面の映像が浮かぶ。印象的なフレーズがたくさんあって、音楽みたいでもあるな。 いちばん好きなのは「静かな歌」。でもそれだって、全然、オーケーだろう? 原題だ...
ショートショート集。うーん、どれも面白い。この人好きだなあ。なんだか出てくる人たちがみんな愛しい。 映画みたいな雰囲気。場面場面の映像が浮かぶ。印象的なフレーズがたくさんあって、音楽みたいでもあるな。 いちばん好きなのは「静かな歌」。でもそれだって、全然、オーケーだろう? 原題だった「かわいい壊れた神様」もなんか残るフレーズ。
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