gift の商品レビュー

古川日出男(著者)

2010/07/28

ブログにレビューを書きました。
http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2010/07/post-228d.html

2009/11/18

１９の短編集。
豊かなイマジネーションに感服。
感性がやわらかいとはこういう事か、と思わせられた。

中でも猫の子供を産んでしまったおじ夫婦の話が群を抜いて好み。
あらすじを話すと悲しいだけの話なのに、そこには不幸な人間が誰もいない。
猫の子供を産んでしまう奥さんより、その事の方が不思議。

2010/10/06

短編集。初、古川日出男。
他の作品も読んでみたいと思わされる。
さらりと読めるのに、残る、
不思議な感覚。

個人的に、あのひとの部屋と自転車屋さんを思い出すのです。
ラブ1からラブ3とか好き。

また読みたい。
な。

2010/01/17

予想以上に面白かった・・・なにこれ。新感覚だわ。
１９編の短編集。
ひとつひとつのお話はとても短いですが、かなり攻撃力ある感じです。
不思議な話ばかり。
最初は不思議すぎてついていけなかったけど、真ん中あたりからページをめくる手が止まらなくなりました。
とくに印象深かったのは、
『オトヤ君』
『ショッパーズあるいはホッパーズあるいはきみのレプリカ』
『鳥男の恐怖』
『光の速度で祈ってる』
『アルパカ計画』
アルパカ計画は、なんじゃそりゃあーってずっこけました。
ほんと、ぜんぶ、なんじゃそりゃーですね。
ふざけてるのか、まじめなのか。
好きです。

2009/10/04

古川日出男の短編集
２０本くらいの話があって
一本がカップ麺まってる間に読めます。

のどがかわききった時に飲む
コカ・コーラのような小説

2009/10/04

200805読了！★★★★★

か、雷に打たれた・・・！！！！！
この3日間、他の本には触れないで、この一冊をなんどもなんども読み返しておりました。

この本には、小さな小さなショートショートがつまっています。
ほんとに短い文章がいくつもいくつも。19本もはいっています。

もともとわたしは短編読みではなく、短編は苦手とするところであったのだけど、この一冊によってなにかをかえられてしまった。

みじかさの世界で完結するものがたりのうつくしさ。
音楽のようなことば。
印象的過ぎるタイトルたち。

この世のすべてのストーリーには、うまれてくるべき「意味」があるのだと、まるでへレンが「水」を理解したときのようにわたしの気持ちはなにかを悟ったのであります。

台場国、建つ。
僕は音楽を聴きながら死ぬ
さよなら、神様

この3編はネ申がかりだ。
なにか、もうオンガクと文章が融合して、一瞬だけとんでもない桃源郷をわたしにみせる！
こわい。こわいよう。

本のタイトルの粋さがもうね・・・
ギフト、です。

わたしはいつか、だれかの記念日に、こんな文章を贈ることができるようなひとになりたい。
ひとりよがりのうつくしい痛ましさを、堂々と人におしつけることができるひとになりたい。

2009/10/04

言葉で物語を綴る人の「声」を聞いた。

いい声が、19の文章に溶けている。

音だ、フルカワの文字は、まぎれもなく音だ。

2009/10/04

雑誌連載されていたショート・ショート集。相変わらず炸裂/氾濫するイメージが素晴らしい。短いだけに、瞬間的に奔騰する創造力が、かえってパワフルだと言う説もあり。しかし、このテンションにストーリテリングを備えた『サウンドトラック』第２部が読みたかったんですが。もうないんだろうな･･･最近生産量あがってるから　いいけど･･･。

2009/10/04

短編なんでとっても読み易かったです。不思議な世界に吸い込まれますー。「ラブ1からラブ3」「静かな歌」「台場国、建つ」「光の速度で祈っている」辺りが好きー。

2009/10/04

猫の本。
ニャぁニャぁ。

良い贈り物をありがとうございます。

『ラブ１からラブ３』は落ちがいいし、『オトヤ君』はシュールでいい。『台場国、建つ』や『ベイビー〜』はその発想がすばらしぃ。が、『アルパカ計画』はちょっとズルイと思う。

全19編が古川さん独特の視点、発想に溢れています。