容疑者Xの献身 の商品レビュー
加賀恭一郎シリーズにハマり、ガリレオシリーズにも手を出してみた。1,2作目は短編集で物足りなさを感じた。やはり、東野圭吾は長編だ。じわじわと事実に近づき、最後に怒涛のドラマが待っている。16章から、最後までの80数ページ(文庫版)は圧巻であった。ゼロからこのような物語を生み出せる...
加賀恭一郎シリーズにハマり、ガリレオシリーズにも手を出してみた。1,2作目は短編集で物足りなさを感じた。やはり、東野圭吾は長編だ。じわじわと事実に近づき、最後に怒涛のドラマが待っている。16章から、最後までの80数ページ(文庫版)は圧巻であった。ゼロからこのような物語を生み出せる能力がうらやましく思える。
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映画が好きで、原作読んでみたくなって読みました。 映画ではさらっと流されたトリックがより深くわかりました。 やっぱり最後のシーン、切なくて胸が痛くなりました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすかった。 表題が良すぎる。と最後まで読んでものすごく感じた。湯川のキャラも、人生の研究題材がない私にはあまり分からないけど伝わるその研究に対する熱意と共感できる人間性が合わさって、しっかり1人の人間が出来上がっていた。人のためにやったことがその人の自由を奪うことに繋がる、紙一重な上の人間関係が現世にも通じるなと感じた。
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初めて東野圭吾さんの本読んだけど、先が気になりすぎて2日で読んでしまった。 湯川と石神の友情に胸がいっぱいになった
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数学に夢中になっていた男は、様々な要因で情熱を失っていた。 自分の時間を止めようとするくらいに追い詰められていた。 そんな時隣に母子家庭母娘が引っ越してきて、彼の生活は徐々に満たされていく。 恋から始まりそれはいつしか愛に変わっていき、彼は彼女達を守るために、一世一代の数式を組み...
数学に夢中になっていた男は、様々な要因で情熱を失っていた。 自分の時間を止めようとするくらいに追い詰められていた。 そんな時隣に母子家庭母娘が引っ越してきて、彼の生活は徐々に満たされていく。 恋から始まりそれはいつしか愛に変わっていき、彼は彼女達を守るために、一世一代の数式を組み立てた。 それは決して割り切れない愛の数式。 静かな彼の愛情が読み進める度に胸に広がり、悲しくて切ないラストを迎えます。 もし彼が、彼女の心の奥に留めたくて、手を染めたのだとしたら、やはり彼は天才数学者としか言えない。涙なくして読めない作品でした。 映像化もされていますが、個人的には 改変が酷く、読んでからの映画をご覧になるのは、オススメ出来ません。
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元夫の富樫慎二を殺してしまう花岡靖子と娘の美里。 それを助ける隣りに住む、天才数学者・石神。 捜査は難航し草薙刑事が、友人の天才物理学者・湯川に相談。 大学時代、石神の友人であった湯川は、石神の犯行を暴いていく。 こんなに人は人を愛せるのだろうか。 自分の人生を犠牲にしてまでも...
元夫の富樫慎二を殺してしまう花岡靖子と娘の美里。 それを助ける隣りに住む、天才数学者・石神。 捜査は難航し草薙刑事が、友人の天才物理学者・湯川に相談。 大学時代、石神の友人であった湯川は、石神の犯行を暴いていく。 こんなに人は人を愛せるのだろうか。 自分の人生を犠牲にしてまでも守る愛。 究極のラブストーリー。それも一方的な愛。 殺された冨樫は最低人間であるが、それ以外の人も皆んな悲しい人生を今後歩んで行く。 何とも心が重くなる読後である。 映画を先に見てしまったが、読みやすく一気読みしてしまいました。湯川の人間味のある対応も悲しい。
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どんなに合理的に生きようとしても、石神がそうであったように、我々人間は大切な人のために非合理的な行動をとってしまう生き物なのではないだろうか。そして、むしろ人間の非合理の部分にこそ本当の美しさがあるのではないかと考えさせられる作品だった。
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湯川が天才と認める石神の愛の深さから企てる完全犯罪。 自分の保身でなく愛する人を守りたいが為の完全犯罪。 石神のラストシーンは秀逸です。
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これは衝撃的な小説! 様々な東野圭吾作品ランキングで必ず1位になっている作品。天才数学者 VS 天才物理学者 と言うのも興味深く映像化し易い内容でもある。 ネタバレになるんで書かないが ★そこまで考えての行動だったのか!!? ★死体の不思議さ とその理由。 兎に角、2つの衝...
これは衝撃的な小説! 様々な東野圭吾作品ランキングで必ず1位になっている作品。天才数学者 VS 天才物理学者 と言うのも興味深く映像化し易い内容でもある。 ネタバレになるんで書かないが ★そこまで考えての行動だったのか!!? ★死体の不思議さ とその理由。 兎に角、2つの衝撃が自分にはあった。
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これを読んだのはもう10年以上前だけど、いまだに「タイトルがすごい」って思う。 目を惹くし、実際これ以上ない表現だなって思う。
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