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容疑者Xの献身 の商品レビュー

4.4

2170件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/03/13

原作を読んだのは2回目だし、映画も観た。流れは分かっているのに、やはり泣いた。 見返りなど求めてはいない。いや、全く期待してないとも言わなくとも。 献身という言葉に詰め込まれた全てが切ない。 愛する人に尽くすのは幸せなのか…それも分からなくなる辛さも。

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2024/03/11

小学校の時にタイトルだけ聞いたことがあり、16年ほど経ってやっと読みました。石神ほど人のことを思える(思いすぎる)ひとはいないだろう。ただ純粋に想い人のために献げる話でした。 出てくる人物、いろいろな立場に立って物語を見ると面白いと思う。美里や、湯川の苦悩が感じられた。

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2024/03/10

天才東野圭吾の中でも大傑作。石神の号泣に心ふるえる。珍しいパターンだが、映画もとても良かった。直木賞。

Posted byブクログ

2024/03/09

本当に素晴らしい作品です。 ドラマガリレオを当時ずっと見ており、本作も映画館に足を運んで観ました。堤真一の演技の素晴らしさ、内容も素晴らしく非常に楽しめて、ほぼほぼ全て記憶しておりました。ただ、原作はこのタイミングで初読みです。加賀恭一郎シリーズ全部読み終わったので、ガリレオシリ...

本当に素晴らしい作品です。 ドラマガリレオを当時ずっと見ており、本作も映画館に足を運んで観ました。堤真一の演技の素晴らしさ、内容も素晴らしく非常に楽しめて、ほぼほぼ全て記憶しておりました。ただ、原作はこのタイミングで初読みです。加賀恭一郎シリーズ全部読み終わったので、ガリレオシリーズにいこうかなどうしようかなの最中です。 読了し、評判通りかなり素晴らしい作品だと思いました。個人的にいつも思うのは、原作を超える映像化ってなかなか無いなと。本作、映画がとても素晴らしかった印象ですが、やはり原作の方が上回ってるなと。どれもそうですが東野さんの文体からは印象的にシーンのイメージもしやすく、空気感や世界観みたいなものも創造がしやすくて読み進めていくうちにどんどん引き込まれていきます。 究極の愛の形ってどんなものなのか、、愛を伝える最上級の形って一体どんな形なのか、、きっと東野さんの出した答えがそのまま表現がされている作品なんだろうなと思いました。究極的な献身。 殺人事件を解決するだけの謎解きミステリーに留まらず、人の様々な心情や移りゆく感情、それら登場人物の人間模様をとても上手く表現しつつ、実は主軸として恋愛小説でもあるこの作品は秀逸としか言いようがありません。好きな作品がまたひとつ増えました。

Posted byブクログ

2024/03/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと前に読了 学生の頃、図書館で見かけて、表紙に惹かれたことがきっかけ 1冊だけ選べと言われたら、きっと一生これ以外選べない 大学で論文にしたり、勝手に読書感想文書いたり、もう言葉はそこかしこで尽くしてきた 本格ミステリかどうかは、この本について語る時にそれはあんまり気にしてない。でもあのトリックは当時一瞬頭が真っ白になるくらい衝撃だった。その行為の重さも、思いも、覚悟も全部、学生の自分には受け止めきれない、本当に衝撃だった。今でも読んでてびっくりする。 愛してるとも、好きとも、言葉にしない愛があるんだなぁと思った学生時代。 これは愛じゃないし愛を求めてもいない、ただの自己犠牲の献身だと思った大学時代。 ただ生きていて欲しい、しあわせであって欲しいと願う愛は、とても尊いけど歪に感じる。でも彼の好きになった人は、彼の全てを知った上で笑っていられるような強さはなくて、そこからでも償いを求められる素敵な人で、でもそんな彼女だから愛してしまって、しかし彼女を愛せたことは、素晴らしくて残酷だと思う今。 これからの人生で、読む度に、映画を見返す度に、感想が変わると思う。 「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある」 この言葉に、何度も人生を救われてきた。死にたかった時も、辛かった時も、泣きたい時も、この言葉で生きてきた。あまりに向ける感情が重すぎて、誰かに薦めることも出来ない。 今も実家の本棚にある、もうボロボロの文庫本が、自分の読書人生のはじまりだった。どうか1人でも多くの人に、この本が渡りますよう祈っています。

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2024/03/06

初めての東野圭吾。これが1冊目で良かったのだろうか。私はこれを越えるものに果たして出会えるのだろうか。

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2024/03/04

・天才対天才の戦いを見続けるだけかなとあらすじの段階で思っていたが、たんなるミステリーでもなく上質なヒューマンドラマの要素あり、びっくり要素ありで多重な面白さがあった。ここまで切ない献身はそうは見られないと思った。

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2024/03/02

シリーズ第3弾にして、情に訴えるミステリーは評判通り、読み応えアリでした。 科学要素は抑え気味。湯川がらしくない苦悩にさらされっぱなしです。 「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。」 うーーーん  切なすぎる。

Posted byブクログ

2024/02/26

ガリレオ初の長篇ということだったが、実に面白すぎた。 ずっとどうして石神がそこまでするのか分からなかったが、理由を知ると納得というか共感してしまった。 そして彼の残酷さ、愛…まさに『献身』

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2024/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

石神の自首からの流れが、フィクションとは思えない程に胸に刺さるし痛い。公衆電話からの電話や靖子親子のアリバイ工作にあんな裏が‥あんな愛情が詰まっていたなんて思いもしなかった。 感情丸出しの人間味溢れる湯山の言動が自分には刺さりすぎて、今まで読んだガリレオ3作品の中で1番好き。獄中で頭脳を使いまくって、湯山を助ける石神の姿とか今後読んでみたい。

Posted byブクログ