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フリーランチの時代 の商品レビュー

3.7

37件のお客様レビュー

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2013/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日比谷図書館でなぜかサイン本が売っており、以前から気になってた作家でもあったので衝動買い。 ラノベ出身?とは聞いていたが、確かに文体は平易で読みやすく、短篇集なのでSF入門としても良いと思う。SFチックな設定を置きつつも、メインで繰り広げられるのは人間ドラマであることが好感触。特に『Live me Me.』のエンドが衝撃的だった。『アルワラの潮の音』は途中から一気にSFとして展開していく構成が秀逸。好きなのは『Slowlife in Starship』。

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2013/04/06

小川一水としたら普通という感じ。 「Live me Me.」が一番面白かった。 「Slowlife in Starship」でのハヤブサの言われようが結構笑える。2006年の作品だが、その時点でハヤブサに注目していたのか。

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2012/12/30

ーーー火星やまと基地の隊員4名が体験した、あまりにもあっけないファーストコンタクトを描く表題作 いつのまにか不老不死を獲得してしまった人類の戸惑い「千歳の坂も」 そして傑作長篇『時砂の王』に秘められた熾烈な闘いを描くスピンオフまで 心優しき人間たちのさまざまな"幼...

ーーー火星やまと基地の隊員4名が体験した、あまりにもあっけないファーストコンタクトを描く表題作 いつのまにか不老不死を獲得してしまった人類の戸惑い「千歳の坂も」 そして傑作長篇『時砂の王』に秘められた熾烈な闘いを描くスピンオフまで 心優しき人間たちのさまざまな"幼年期の終り"を描く全5篇収録。 小川一水二冊めは短編集。 こういう「日常系SF」とでも言うべきやつも結構好きやな。明確な敵がいるわけでもなく、必然ドンパチもまずない。 SFにもいろいろある中で、俺がやっぱりSFが好きな要因には、登場人物が進歩に対して前向きなことがあげられると思う。 この中では、表題作かLive me Me が面白かった。最後のスピンオフは、やはり「時砂の王」本編を読んでからがいいでしょう。

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2012/07/12

 かなり良い作品。再読しよう、と決意するに足りる濃い話だ。満足。  オープニングの「フリーランチの時代」は、タッチが軽めなんだが、テーマは深く重い。ファーストコンタクトものとしてはかなり異質だが、逆にあり得る感じ。  次の「Live me Me」が素晴しい。オープニングに続き...

 かなり良い作品。再読しよう、と決意するに足りる濃い話だ。満足。  オープニングの「フリーランチの時代」は、タッチが軽めなんだが、テーマは深く重い。ファーストコンタクトものとしてはかなり異質だが、逆にあり得る感じ。  次の「Live me Me」が素晴しい。オープニングに続き、人とは、生命とはってところに目的地がある感じ。  続く「Slowlife in Starship」は再読候補。展開が遅く、読み飛ばしてしまった。さらに、「千歳の坂も」もいい話だと思うのだが、だるい展開が酔った状態では受け付けずパス。この二作品は読むタイミングが悪かった。  気合い入れてラストの「アルワラの潮の音」。好きな背景では無いものの、驚きの展開がなかなか気に入った。切れ味鋭いいい作品だ。  とにかく、お気に入りが増えて嬉しい。他の短篇集も漁ろう!

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2012/07/01

宇宙人のチカラで不老不死になってしまった火星探検隊を描いた『フリーランチの時代』、事故で脳を人工臓器とした少女を描いた『Live me Me.』、宇宙のニート生活を描いた『Slowlife in Starship』、人類が病死や老衰死から解放された世界を描いた『千歳の坂も』、『時...

宇宙人のチカラで不老不死になってしまった火星探検隊を描いた『フリーランチの時代』、事故で脳を人工臓器とした少女を描いた『Live me Me.』、宇宙のニート生活を描いた『Slowlife in Starship』、人類が病死や老衰死から解放された世界を描いた『千歳の坂も』、『時砂の王』のスピンオフ『アルワラの潮の音』。 人は死ぬ。故に人は完全には自由になれない。では不老不死になったら、真の意味で自由を手に入れたら、人類はどうなるか。それが本作のテーマでした。「フリーランチの時代」とは面白い。でも、まあ、衰退するんじゃないかなあ。不老不死にも関わらず。そういった意味では、“自由”とは空想上の概念なんだろうな。

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2011/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神保町ブックフェスティバルで、早川書房のブースにて購入。小川一水さんのサイン入りです。 [続き] http://wildhawkfield.blogspot.com/2011/11/blog-post_07.html

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2011/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作「フリーランチの時代」は、正直よくわからなかった。しかし、2篇目の「Live me Me.」には圧倒された。私が子供の頃から大好きなアン・マキャフリーの「歌う船」シリーズ、特にマーセデス・ラッキーとの共著の「旅立つ船」を思い出しながら読んでいたが、その主題に法律を絡ませるとこうなるのか、と新鮮な驚きがあった。

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2011/09/16

『フリーランチの時代』読了。やっぱりSFは良いっすね。「千歳の坂も」が好きです。あと「Slowlife in Starship」で、はやぶさの文字が出てきたときは興奮した。

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2011/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5つの作品が収められた短編集でした。 登場人物たちの感情や思考が丁寧に描かれている分、ストーリー展開やそのスケールの大きさに驚かされます。 シンプルな描写で数百年単位の時間の流れを表現する手法もすごく良い。おもしろくて1日で読みきってしまった。 『時砂の王』の外伝が書下ろしで収録されていたのは嬉しかったです。もう一度本作のほうを読みたくなりました。 あと、宇宙を飛び回るニートの話が良かった。太陽系サイズの近未来SFってやっぱり独特のときめきがありますねえ。文章を読み進めていくうちに「あれ?これってもしかして…」と誘導してくれる仕掛けがしてあってとても楽しめました。 SF好きなら読んでおいて損は無い一冊。読みやすくてとてもおすすめできます。

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2011/04/26

表題作「フリーランチの時代」がファーストコンタクトものなんですが、程よい脱力感がちょっと可笑しかった。 "もしそれがアヒルのように歩き、アヒルの様に鳴くのなら、それはアヒルである。”というテーマは「Live me Me.」にも通じるのかな?

Posted byブクログ