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芋虫 の商品レビュー

4.1

77件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2012/04/22

なんという純愛作品 これほどゆがんでひずんで官能的で醜悪さと美しさが入り混じって混沌と化しているのに どうしてそこでその言葉が出るの

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2009/10/04

とても有名な「芋虫」をこの前初めて読みました。 思ったよりも短かったのですが、匂いたつような陰惨でどろどろとした雰囲気がすごかった。

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2009/10/07

『踊る一寸法師』怖い。手品なのか本当なのか…やっぱり本当なのかな?あと『人でなしの恋』がなんだかちょっと切なかった。人形に恋した男の話なんだけど。

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2010/04/06

悪趣味ぎりぎりですが、ぎりぎりのとこで踏みとどまっててすごい綺麗。 『芋虫』で時子に目をつぶされた夫・須永中尉が痛がってるのを「踊ってる」と表現したことで奇妙な気持ち悪さが増してましたね。 言葉の表現力ってすごいわ。 「ユルシテ」という時子のメッセージに答えて「ユルス」と記した須...

悪趣味ぎりぎりですが、ぎりぎりのとこで踏みとどまっててすごい綺麗。 『芋虫』で時子に目をつぶされた夫・須永中尉が痛がってるのを「踊ってる」と表現したことで奇妙な気持ち悪さが増してましたね。 言葉の表現力ってすごいわ。 「ユルシテ」という時子のメッセージに答えて「ユルス」と記した須永中尉の心理が気になります。 あと個人的には『人でなしの恋』が好きでした。なんとも切ない。 夫の恋の相手が人形だったら、わたしも同じ行動しちゃうと思うな。 めっためたに壊す。それがどんなに夫にとって残酷な行動だと分かってても。 p185━ 人でなしの恋、この世の外の恋でございます。その様な恋をするものは、一方では、生きた人間では味わうことの出来ない、悪夢のような、或は又お伽噺のような、不思議な歓楽に魂をしびらせながら、しかし又一方では、絶え間なき罪の呵責に責められて、どうかしてその地獄を逃れたいと、あせりもがくのでございます。━ 江戸川乱歩は初めてだけど、これからもっと知りたい。 収録作品 『芋虫』・・・元軍人で四肢を失いながらも奇跡的に命が助かった夫。その夫を献身的に介抱しながらも、夫を見るたびに暗いグロテスクな感情を募らせる妻。 『指』・・・超短編!アダムス・ファミリーの手だけの登場人物を思い出した。 『火星の運河』 『白昼夢』・・・白昼での妻の死体の隠しかたの演説。堂々としている・・・。 『踊る一寸法師』・・・切られた首は笑う。 『夢遊病者の死』 『双生児―ある死刑囚が教誨師にうちあけた話―』・・・完璧な計画なのに、痛恨の指紋ミス! 『赤い部屋』・・・完璧に疑われない方法で人を99人殺したと告白する男。さて100人目は?悪趣味な冗談。 『人でなしの恋』

Posted byブクログ

2009/10/07

救われない。 この物語に「芋虫」とタイトルをつけた江戸川乱歩は、本当に残酷だなあ、と。 極めてグロテスクで美しい。 最後のオチが恐ろしすぎて読み終わった後しばらく放心状態でした。 でも嫌いじゃない。

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2009/10/04

表題作「芋虫」が恐ろしすぎる。怪奇趣味と芸術性をここまで追求したこの作品、恐いのに読み進めずにはいられない。それなのに決してクドクドせず、サラッと読める。この表題作で、やはり女は強(こわ)いと思った。 「赤い部屋」「双生児」「人でなしの恋」が好き。

Posted byブクログ

2009/10/04

小6の時に初めて読んで、ちょっと人間が変わった作品です(爆)。 人間椅子もそうなんですけど、初な少年が読むと人格に少し影響が出る作品・・?マジで!

Posted byブクログ