ハリー・ポッターと死の秘宝 上下巻2冊セット の商品レビュー
ローリングさんがインタビューか何かで『戦争』を描きたかったと語っていて、それを知ってから7巻を読むと、あの理不尽な展開もわかるような気がする。 最初に読んだ時は、ハリーとジニーがくっついたことに、?となったけど、読み返すとハリーは(あんまり覚えてなかった5巻から特に)頑固で横暴...
ローリングさんがインタビューか何かで『戦争』を描きたかったと語っていて、それを知ってから7巻を読むと、あの理不尽な展開もわかるような気がする。 最初に読んだ時は、ハリーとジニーがくっついたことに、?となったけど、読み返すとハリーは(あんまり覚えてなかった5巻から特に)頑固で横暴な性格がでてきているので、ひるむことなくまっすぐ意見の言えるジニーとあっていたんだなと納得した。同じ体験(例のあの人に乗っ取られ)をしてることも大きいと思う。
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読んでしまった。読み終えてしまった。という喪失感が辺りを覆いつくす。この素晴らしい物語を終えてしまった。 不死鳥の騎士団でシリウス・ブラックが、謎のプリンスでダンブルドア校長がハリーのもとから消え去り、残すところ最終巻のみとなったかつての私は読むことができず、しばらく放置していたのです。それから8年の時を経て、映画の影響もあり、ようやく重たいお尻を上げました(不死鳥の騎士団から読み直し始めました)。 死の秘宝にいたっては、ハリーはひたすら身を隠しながらの旅が続きました。そして、多くの人々が死んでいきました。シリウスだとかダンブルドアだとか、巻末ごとに死んでいったのと比べると最終巻では本当にたくさん、愛すべき人たちが…。「この人も死んじゃうの!?」の連続で、私は名前を間違えてやしないかと何度ふくろう通信を見たことか! でも個人的には、クリーチャーが生きてるとわかったとき、思わず声を上げて喜んでしまいました。もしかしたら知らないところで磔の呪文をされていたかもしれないけれど、でも元気そうだったので本当に嬉しかったし、ハリーの勘違いでなく、味方してくれたのがわかって本当によかった。 そして、スネイプ。実はネットでスネイプに関するネタばれをちらりと見たことがあったので、衝撃度は初見にしては低かったかもしれませんが。それでも、悲劇の戦士とは彼を指すのだと思います。半純血にして、純愛を捧ぐ。松岡佑子さんのあとがきにも書かれていましたが、彼の最期の言葉が身に沁みます。「僕を見て」最期まで閉心術を解かなかったゆえに、見てほしいと懇願することも叶わなかった男。しかしそれはすべてリリーへの愛ゆえ。なんて素晴らしい愛の物語なのでしょう。スネイプと、ダンブルドアにはしてやられた、としか言い様がありません。 最後に、あえてのこの男の話をしようかと思います。この男と、その母親ですね。ダーズリー一家です。上巻の最初の方の話ですが、ダドリーの仰天の行動に、少しばかり感動してしまいました。最初から散々悪役に徹していたダドリーとその両親ですが、最終巻にして良い面を見ることができるとは予想だにしていませんでした。でも「ありがとう」とは言わないところが、ダドリーらしいなぁ、と微笑ましい気持ちになります。スネイプの真実がわかった下巻の第33章にて、スネイプばかりでなくまさかのペチュニアおばさんの真実も少しばかり明らかになりました。戦争のあと、ハリーはダーズリー一家に一目でも会いに行ってほしいなぁと願うばかりです。 以上でレビューを終わりたいと思います。
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この巻は何回読んでも泣けます。6巻までに出てきたいろいろな人々が登場するし、大切な人々が傷つけられてしまうけれど、ハリーはそれを勇気に変えて、例のあの人(ヴォルデモート)に立ち向かっていくんです。特に例のあの人(ヴォルデモート)と最後に戦うあのシーンは最高です!
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最高! 発売からだいぶ経っての購入で、本当に久しぶりのハリポタだったけれど、発売を待ってリアルタイムで読んでいた子供の頃と同じテンションで読むことができた。 しかしその頃よりも、登場人物の心の動きや葛藤も理解できるようになり、死や冒険がすぐ隣にある怖さも想像することが容易くなった...
最高! 発売からだいぶ経っての購入で、本当に久しぶりのハリポタだったけれど、発売を待ってリアルタイムで読んでいた子供の頃と同じテンションで読むことができた。 しかしその頃よりも、登場人物の心の動きや葛藤も理解できるようになり、死や冒険がすぐ隣にある怖さも想像することが容易くなった分、辛くて読めない!と泣いたシーンがたくさんあった。 ハードカバーなので持ち歩けず、家だけで読んでいたが、早く帰って続きが読みたい!と1日中ソワソワしてしまった。大人でもこんなにワクワクした気持ちでファンタジーに没頭できることは、幸せだと思う。 これを機に、また「賢者の石」から集めて読み返したいと思う。
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◼︎上巻 遂に始まった打倒ヴォルデモートへの旅。魔法省への侵入、分霊箱の発見、ダンブルドアへの怒り・不信、3人の気持ちのすれ違い、ロンとの別れ、ゴドリックの谷での危機、銀色の牝鹿、グリフィンドールの剣、そしてロンの帰還、分霊箱の破壊………。他にもダーズリー一家との意外な別れやマッド・アイ、ヘドウィグの死など、内容は盛りだくさんであった。旅の途中別れてしまったロンは帰還し、分霊箱を破壊する剣を手に入れ、3人の仲を拗らせた分霊箱も破壊し、手探り状態であった旅にも光が見え始めた。これからどうなるのか、下巻が楽しみである。 ◼︎下巻 旅のキーとなる「死の秘宝」の存在が浮上し、旅は更に進む。ラブグッド氏の裏切や、人さらい、マルフォイの館、ドビーの死、ニワトコの杖、グリンゴッツ破り、剣の紛失と新たな分霊箱、ホグワーツ、失われた髪飾り、スネイプの死・過去、ハリーの死、そしてヴォルデモートとの戦い……。特にスネイプの過去には悲しく、深い愛が詰まっており特に記憶に残っている。隠れていた様々な伏線が全て明るみに出てきて、今一度全部読み返してみたいと思わせる内容であった。 ハリー・ポッターはやはり名作です。まだ読んだことがないという人には、一度は読んでみてほしい。
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終わったー。 あちこちにちりばめられた布石が回収されているけれど、あまりに長すぎて覚えていられなかったのが残念。 ヴォルデモートとの直接対決は、序章が長すぎたゆえか、逆にあっさりと端折られている感もあって。まぁ、これ以上、無駄な犠牲を払うこともないかなぁ。ハリーの近しい人も、け...
終わったー。 あちこちにちりばめられた布石が回収されているけれど、あまりに長すぎて覚えていられなかったのが残念。 ヴォルデモートとの直接対決は、序章が長すぎたゆえか、逆にあっさりと端折られている感もあって。まぁ、これ以上、無駄な犠牲を払うこともないかなぁ。ハリーの近しい人も、けっこうな数、斃れちゃってるし。 スネイプの物語としてまた最初から読みたい。 その点で満点をつけました。
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数えきれないほど読み返した大好きな作品。 シリーズ第7作目、最終巻。 途中からずっと泣き通しでした。 この大好きな世界と本当にお別れなのだと思うととにかく寂しくて、 読み終えた直後にすぐ1巻の再読を始めたのが強く記憶に残っている。 寂しさはあってもこれ以上ないエンディングだったと...
数えきれないほど読み返した大好きな作品。 シリーズ第7作目、最終巻。 途中からずっと泣き通しでした。 この大好きな世界と本当にお別れなのだと思うととにかく寂しくて、 読み終えた直後にすぐ1巻の再読を始めたのが強く記憶に残っている。 寂しさはあってもこれ以上ないエンディングだったと思う。 最初に書きあげてたラストに違和感なく辿りつくと言うのがすごい。
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最後の最後までいろいろな人たちが、八つ当たりとかしていた気がしますが...。 この壮大な物語を読み終えた事がとにかく嬉しいです。 これまで良いイメージを持っていなかった人たちが挽回できる巻でもあったのでスッキリ! ただ犠牲となってしまった人たちの死は、本当に辛いものでした。 ...
最後の最後までいろいろな人たちが、八つ当たりとかしていた気がしますが...。 この壮大な物語を読み終えた事がとにかく嬉しいです。 これまで良いイメージを持っていなかった人たちが挽回できる巻でもあったのでスッキリ! ただ犠牲となってしまった人たちの死は、本当に辛いものでした。 自分がハリーのような状況に陥ってしまったら、今のような冷静な判断はできないかもしれません。 そう考えたら、イライラしてしまう事も仕方がないことなのかな? 魔法を通したヒューマンドラマのようでした。
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完結編。最後までハラハラドキドキ。 全ての謎が解ける。 映画を観てから読もうと思ったが、「謎のプリンス」を読んで気が変わった。 結末が解ってしまったが、映画とは少し違うようなので、それはそれで観よう。 図書館では、子供向けファンタジーのコーナーに置いてあるが、すでに子供向けでは無...
完結編。最後までハラハラドキドキ。 全ての謎が解ける。 映画を観てから読もうと思ったが、「謎のプリンス」を読んで気が変わった。 結末が解ってしまったが、映画とは少し違うようなので、それはそれで観よう。 図書館では、子供向けファンタジーのコーナーに置いてあるが、すでに子供向けでは無いと思う。
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図書館で借りて読了。 ついに最終巻……しかしここでも本当に……本当に辛かった…。ハリーは確かに過酷な運命を背負っていますが、それなのにここまで同情する気にさえなれない主人公って…。 どうして共に旅をしてくれる友に八つ当たりするのか…どうして亡くなった師の言葉を信じず悪態ばかりなの...
図書館で借りて読了。 ついに最終巻……しかしここでも本当に……本当に辛かった…。ハリーは確かに過酷な運命を背負っていますが、それなのにここまで同情する気にさえなれない主人公って…。 どうして共に旅をしてくれる友に八つ当たりするのか…どうして亡くなった師の言葉を信じず悪態ばかりなのか…。 終盤は、完全な悪では無かろうというスネイプ先生の真の考えを知る事が一番の目的になっていた節がありましたが驚くほどの事でも無かったというか…。 結局スネイプ先生の中に純潔以外を蔑む感情が無かったわけではないし、それはつまりハリーはともかくハーマイオニーへの許しがたい言動はただの本音だったわけで。 それにハリーの父親であるジェームスが性格が悪かった事もただの事実かな…?という…。 途中次々仲間の命が失われていく辛さを越えた先の結末にも大きな感動は無く……とにかく読み終えたという達成感だけでした…。 お国柄なのか作者の性格なのか、この我の強い主人公で良かったんでしょうか…と言いたくなりますが、これだけの人気作になったということは良かったんでしょうね…。私には合わなかっただけで…。
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