ミュージック・ブレス・ユー!! の商品レビュー
「アザミは、詰め襟たちにすみませんすみませんとあやまりながら、逃げるようにドアを開けて、セメントの臭いのする階段をつんのめりながら走り下りていった。」
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周囲に足並みを合わせず、自分の速度でしか生きることができなかったことへのつけだった。雰囲気に流されることもとても大事なのだ。なんで? などと問うのはいけない。誰にも答えられることではないからだ。かといってこれから、同い年の人間の認識に追いつこうと駆け足になるということも想像できな...
周囲に足並みを合わせず、自分の速度でしか生きることができなかったことへのつけだった。雰囲気に流されることもとても大事なのだ。なんで? などと問うのはいけない。誰にも答えられることではないからだ。かといってこれから、同い年の人間の認識に追いつこうと駆け足になるということも想像できない。 (P.193)
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高校生のだべり。 まったく同じじゃなくても、多かれ少なかれ、こんな感じの時代が、誰にでもある。 だらだらとした感じだけど、こんなだったよ、実際。 登場人物の名前が、カタカナでみんな同じような感じなので、 誰が誰だか、最初よくわからなくなる。
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前半部分はこの人の書き方に慣れなくて読むのが大変だった。 中間部分で慣れてきて、それからは、普通に。 掴みが甘いのか、読みたいという気持ちはわかなかった。 それでも、最後の終わり方はまぁまぁ好きだった。 全体的にわかりにくい。表紙負け。 カタカナ語が多くて読みにくい。洋楽の...
前半部分はこの人の書き方に慣れなくて読むのが大変だった。 中間部分で慣れてきて、それからは、普通に。 掴みが甘いのか、読みたいという気持ちはわかなかった。 それでも、最後の終わり方はまぁまぁ好きだった。 全体的にわかりにくい。表紙負け。 カタカナ語が多くて読みにくい。洋楽の話だから仕方ないんだけど。
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◎第30回(2008年)野間文芸新人賞受賞作品。 2009年6月13日(土)読了。 2009−61。
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なんであたしはこんなに自分のことがわからんのやろう。――好きな音楽の事だけは熱心に語り、あとは全てうだうだ、ぐだぐだした毎日を送る女子高生、アザミ。アザミの脈絡なく流れ出す思考に唯一ついていける友達のチユキは、アザミには冷静で的確なアドバイスを与えるものの、自分の恋愛がらみになる...
なんであたしはこんなに自分のことがわからんのやろう。――好きな音楽の事だけは熱心に語り、あとは全てうだうだ、ぐだぐだした毎日を送る女子高生、アザミ。アザミの脈絡なく流れ出す思考に唯一ついていける友達のチユキは、アザミには冷静で的確なアドバイスを与えるものの、自分の恋愛がらみになるとキレが悪くなり、自分の感情をもて甘し気味。 そんな二人が交わす会話がなんだか面白い。 特別な理由はない、いや、正確には心の底でなんとなく分かるモヤモヤしたもの、その本能に従って後先考えず行動する。 潔いのは若者の特権だなあ。 何を考えているのだか自分でもさっぱりなアザミの、それでも少しだけ前向きになるラストがよくて、応援したくなった。
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自分が大阪人なので余計なのかも知れないが、読みやすくて一気に読んだ。 もう高校を卒業してだいぶ経った今でも、なんかあの年代の青臭さを思い出し、夜寝る前に「もう二度とあんな年頃には戻れないんやなー」と切なくなって涙がちょっと出た。 そしてチユキのことをこんな正義感あふれ、ちょっと大...
自分が大阪人なので余計なのかも知れないが、読みやすくて一気に読んだ。 もう高校を卒業してだいぶ経った今でも、なんかあの年代の青臭さを思い出し、夜寝る前に「もう二度とあんな年頃には戻れないんやなー」と切なくなって涙がちょっと出た。 そしてチユキのことをこんな正義感あふれ、ちょっと大人びた友達が欲しかったなとか、自分は高校時代なんて何も考えずに幼かったんだろうと思った。今も変わらんが。
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嫌いじゃないけど、まあ他人の思い出か何か知らないけどあまりおもしろいと思えなかった。普通の高校生の‥とか何とか帯にあったけど、別にそんな共感もしないしだらだらな会話と心が延々、で、ちっともはまれなかった。話の感じと質量が合ってないというか、長いと思う。
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津村さん色々かくなぁ。 でも、これはちょっとなかだるみしすぎかな。 名前もよくわかんなくなるし。 ポトスライムくらい短くて、いい気がする。 歯の矯正をだしたのは面白かったけども。
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松チョイで紹介されていて気になった小説です。 でも思ったより読みごたえはありませんでした…。 表紙のイラストは好きですvv
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