ミュージック・ブレス・ユー!! の商品レビュー
主人公アザミの音楽に対する想い、何がしたいのかわからないという葛藤、親友、周りの友人の進路が決まるなかアザミはどうしたいのか悩み通す。
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王様のブランチで紹介されてたので、なんとなく読みました。全然響いてこなかったです。 アザミたちの微妙で繊細な年代の心は確かに表せているのかもしれません。 しかし、文章は稚拙だし(わざと?)、それにしても表現力にも乏しいことが気になりました。装丁を見た時点でぼんやり分かっていたとこ...
王様のブランチで紹介されてたので、なんとなく読みました。全然響いてこなかったです。 アザミたちの微妙で繊細な年代の心は確かに表せているのかもしれません。 しかし、文章は稚拙だし(わざと?)、それにしても表現力にも乏しいことが気になりました。装丁を見た時点でぼんやり分かっていたところもありますが。 ただ読んでいて、私も高校生のころを思い出しました。毎日くだらない日々で、どうしようもないことでうじうじ悩んでいました。 私は人に心を思いのまま打ち明けるのが苦手です。人を丸々受け入れて、信頼することができません。その代わりに本や映画を見ることによって、登場人物の気持ちを察したり、入り込むこてによって、私は自身の気持ちの穴を埋めるのです。その点でありのままはなせる友達がいるアザミが羨ましい気持ちになりました。
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グダグダでやりたいことも見つけられない主人公アザミに共感を覚えました。 キノシタさんの 「本当に好きな音楽があればずーっと聴いてたらいいと思うよ」 「好きなものがあるほうがいいよ」 という台詞にちょっと救われる。 モチヅキをホテルに誘ってしまったアザミに本気で「バカー!」と思っ...
グダグダでやりたいことも見つけられない主人公アザミに共感を覚えました。 キノシタさんの 「本当に好きな音楽があればずーっと聴いてたらいいと思うよ」 「好きなものがあるほうがいいよ」 という台詞にちょっと救われる。 モチヅキをホテルに誘ってしまったアザミに本気で「バカー!」と思ってしまいました…そこは本当に嫌だった…。 ストーリーの続きが気になるわけじゃなくてアザミの抱える不安やもやもやが自分のことのように思えて読み終えました。
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これを読んで洋楽に興味がでました。ぐだぐだのアズミは自分にも当てはまる気がしました。世間からこぼれおちた感じがなんとも言えず好きです。何をしても満足いかず、楽しくいかず、わからなくなるときってどんな人にもあるとおもいます。 そういうところはすごく好感が持てました。
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なかなか感情移入できなくて読むのに少々疲れた作品。 多分AD(注意欠陥)/HD(多動性障害)の気ももしかしたら少なからずあるのだろう最近の若者が 将来を選択し見つけていく日常を何気なく書いたものですが、 そういう性質と行動を「そういう子なんだ」と理解することはできても、生まれつ...
なかなか感情移入できなくて読むのに少々疲れた作品。 多分AD(注意欠陥)/HD(多動性障害)の気ももしかしたら少なからずあるのだろう最近の若者が 将来を選択し見つけていく日常を何気なく書いたものですが、 そういう性質と行動を「そういう子なんだ」と理解することはできても、生まれつきじっとしていられない、 集中力をコントロールできないといった状態を体感したことが無いゆえに、 主人公に合わせて次々興味や思考や視点が移る度に切り替えるのが大変でした。 世の中思うように巧くはいかないっていうことだけは痛いほど共感できます。
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たしなむ程度にギターを弾くので、表紙と題名に惹かれて読みました。高校生の時に読んだ作品で、作者との出会いの作品。 読み終えて、「グダグダじゃないか・・・。」と思いましたが、よくよく考えるとこんな風に物事をとらえていた時期は僕にもあったなと懐かしんでいました。(とはいえそこまで昔の...
たしなむ程度にギターを弾くので、表紙と題名に惹かれて読みました。高校生の時に読んだ作品で、作者との出会いの作品。 読み終えて、「グダグダじゃないか・・・。」と思いましたが、よくよく考えるとこんな風に物事をとらえていた時期は僕にもあったなと懐かしんでいました。(とはいえそこまで昔の話ではない。)ヘッドフォンのコードが絡まってなかなかほどけないようにもやもやした気持ち。でも、苛立ったり、焦ったりすることとは違うと感じている。そんな行き場のない青さ1分の1スケールみたいな小説でした。
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今回の話は、洋楽の話はさっぱりわからないのだけど、世間からはみだしている感覚を描くところがよくわかるわぁと思いつつ読んでいました。 そして、この方よく見ていらっしゃるわと思います。 観察するの好きなんじゃないかしら。 あと、大まかに言って「悪いこと」に対する嫌悪感があるんだろうな...
今回の話は、洋楽の話はさっぱりわからないのだけど、世間からはみだしている感覚を描くところがよくわかるわぁと思いつつ読んでいました。 そして、この方よく見ていらっしゃるわと思います。 観察するの好きなんじゃないかしら。 あと、大まかに言って「悪いこと」に対する嫌悪感があるんだろうなぁと。 「悪いこと」なのにまかり通ることに対する嫌悪感という感じかなぁ。 あ、でも、そういうのを成敗する爽快感みたいのはないですけどね。 たぶん成敗すればいいってことじゃないから。(勧善懲悪物語じゃ現実社会はうまくいかないわけですよ)
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いや本当にびっくりした!!!作者さんは現役高校生なのでしょうか…ってくらいリアルに描かれています。うん。こういう時期って自分の思うようにいかないときとか、何やったらいいのかよくわかんない時があるよね。とても共感できる内容でした。ただ、ちょっとドキッとさせられる描写や、ちょっと殺伐...
いや本当にびっくりした!!!作者さんは現役高校生なのでしょうか…ってくらいリアルに描かれています。うん。こういう時期って自分の思うようにいかないときとか、何やったらいいのかよくわかんない時があるよね。とても共感できる内容でした。ただ、ちょっとドキッとさせられる描写や、ちょっと殺伐すぎて重い部分があったので☆3つです。
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2009.9.24 図書館。 女子ってこんな思考回路で動いてるのかってのがこの人の本読むとわかる。ドライっていうかなんて言うか。
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音楽を聴くことが大好きでCDプレイヤーを常に持ち歩き、少し落ち着きのないアザミは高校三年生。活動していたバンドが些細ないざこざで解散し、夏休みは赤点科目の補講のために学校へ登校しなければならない――近づいてくる大学入試に焦りつつも、親友であるチユキや同学年のナツメさん、音楽好きの...
音楽を聴くことが大好きでCDプレイヤーを常に持ち歩き、少し落ち着きのないアザミは高校三年生。活動していたバンドが些細ないざこざで解散し、夏休みは赤点科目の補講のために学校へ登校しなければならない――近づいてくる大学入試に焦りつつも、親友であるチユキや同学年のナツメさん、音楽好きのトノムラなどともに過ぎ去っていく日々を描いた小説。満足できない現状に葛藤しながらも、少しずつ前に進んでいくアザミを応援したくなる小説です。(2009.2.23)
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