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ミュージック・ブレス・ユー!! の商品レビュー

3.7

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2015/12/03

最初はちょっと変わった女の子なのかと思っていた主人公が後半、発達障害である事が匂わされる ダメな方向に個性的でグダグダだけどちょっとした正義感とか行動力とか数少ない友人とか良いなあと思いました 津村作品は社会人物よりこれやエヴリシング・フロウズみたいな学生物の方が好きかも

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2015/05/29

女子高校生、三年生の一年。 ウ~ン、いまいち入り込めなかった。美味しいところは、友達とのやりとりの中に青春期の機微を感じるということなんだろうけど…薄味でした。 ボクは男の子だったからわからない感覚もあるのかもね。音楽は私も大好きでした。CDRで聴いたり、ブログとか時代は変わ...

女子高校生、三年生の一年。 ウ~ン、いまいち入り込めなかった。美味しいところは、友達とのやりとりの中に青春期の機微を感じるということなんだろうけど…薄味でした。 ボクは男の子だったからわからない感覚もあるのかもね。音楽は私も大好きでした。CDRで聴いたり、ブログとか時代は変わったなあ。ボクはカセットでウォークマンの世代ですよ。 でもレコード店での感覚は一緒ですね。なんかうれしくなりました。あ、CDショップか。

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2015/02/06

ただでさえ活字を読むのが遅いが、「言葉を味わいながら読む」ことに挑戦したため更に遅いペースで読了。 激しい部分はないが、かと言って退屈することもなく味わいがいのある文章だったと思う。 アザミと自分をダブらせてみたり。でもやっぱり違うなと思ったり。

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2014/10/05

高校生小説も大阪弁小説も苦手なのに、この本は良かった。でてくる子達がみんな魅力的。面倒で厄介だったあの時代が、かけがえない時だったと今なら分かる。も一度やれと言われても、きっと断るけど。2014/10/05

Posted byブクログ

2014/03/23

音楽が好きで勉強が苦手な高校生のお話。べたべたしてないのにあったかい友情を感じた。 友人のチユキが、かぶりものをかぶって不届きな男子をトイレに閉じ込めたくだりがすかっとする。 主人公の感情は淡々としているのに色々奥が深くて、えんえんめぐる思考はわりと面白い。

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2014/01/13

冴えない登場人物。でもリアルはそうだよね。ポイ捨て吸い殻をこっそりカバンに戻すところが好き。やられたらやりかえす。倍返しって、昔から皆大好きなのね。主人公の、鈍感で、フラットな物の見方、考え方が、かっこいい。

Posted byブクログ

2014/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

津村さんやっぱりいいです。一気読み。 日常のささいな出来事や趣味のこと、頭の中でグルグル考えているなかなか形にならないものを言葉にするのが本当に上手だなあ。 私はアザミのような特殊な感じ(?)の高校生ではなかったので、あまり気持ちがわからないかもと思って読み始めたけど、通じるところはあるもんです。誰だって、同じようなことで悩むものなのかもしれない。そう思えるのは心強い。 好きなことについて語り出すと熱が入りすぎて相手に引かれて反省する感じとか、ものすごくわかる。

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2013/12/04

第30回野間文芸新人賞受賞作品。 『オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。数学が苦手で追試や補講の連続、進路は何一つ決まらないぐだぐだの日常を支えるのは、パンクロックだ...

第30回野間文芸新人賞受賞作品。 『オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。髪は赤く染め、目にはメガネ、歯にはカラフルな矯正器。数学が苦手で追試や補講の連続、進路は何一つ決まらないぐだぐだの日常を支えるのは、パンクロックだった!超低空飛行でとにかくイケてない、でも振り返ってみればいとおしい日々。(中略)青春小説の新たな金字塔として絶賛された名作』 (「BOOK」データベースより) ほぼ1カ月に及ぶ読書禁止期間を経て、久し振りに読んだ小説。 青春小説、なんて朝井リョウ氏の「桐嶋、部活やめるってよ」以来。 最初は読みにくかった。 なのに中盤から結末にかけては、頁をめくるのがもったいないくらい早かった。 とにかくアザミがいい。 爆発しそうなエネルギーを内に抱えながら、でもそれを向けるべき方向が見つからない。変に臆病で自信がない。でも決して自分をあきらめてはいない。 多分に音楽的でビジュアル的、控えめな暴力性。 誰もが通ってきただろう、かけがえのない一瞬を見事に切り取った良作なんだろう。 今にして思えば、モラトリアムって、なんて贅沢な時間だったのだろう。 2013.12.2 読了

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2013/11/01

アザミが懊悩を抱えて生きる様に共感し、自らの半生と照らし合わせたりもしながら貪るように読み、2日で読了。 これは自分の小説に対する姿勢に問題があるのだが、「私自身の現状を打開する術」をこの小説―ひいてはアザミの行く末から見出だそうとしたため、結末に肩透かしを喰らうことになってし...

アザミが懊悩を抱えて生きる様に共感し、自らの半生と照らし合わせたりもしながら貪るように読み、2日で読了。 これは自分の小説に対する姿勢に問題があるのだが、「私自身の現状を打開する術」をこの小説―ひいてはアザミの行く末から見出だそうとしたため、結末に肩透かしを喰らうことになってしまった。 今現在自身の身の振り方に悩んでいる若者が読むよりも、青春特有のひりひりした感じを思い出したい大人が読むのが合っているのかも。 余談だが、チユキのように「一矢報い」なければ気が済まないような生き方を美しいとは思えない。

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2013/10/16

オケタニアザミは「音楽について考えることは、将来について考えることよりずっと大事」な高校3年生。歯にはカラフルな矯正器。数学が苦手で追試や補講の連続、進路は何一つ決まらないぐだぐだの日常…

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