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ひゃくはち の商品レビュー

3.9

53件のお客様レビュー

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2023/08/19

まさに今、甲子園の時期ですね。 硬球の縫い目は108だと知りました。知らなかった!その「ひゃくはち」か!! 1990年代の高校球児のお話しです。 甲子園に出場できる実力を持ったチームです。 主人公は、ベンチ入りできるかギリギリの選手です。野球の話しより、高校生活がメインかな。 ...

まさに今、甲子園の時期ですね。 硬球の縫い目は108だと知りました。知らなかった!その「ひゃくはち」か!! 1990年代の高校球児のお話しです。 甲子園に出場できる実力を持ったチームです。 主人公は、ベンチ入りできるかギリギリの選手です。野球の話しより、高校生活がメインかな。 何かがあって、チームメンバーと連絡を取らなくなってしまった主人公。 高校時代に実は関係があったのだと、今の彼女から聞かされ全く思い出せない主人公。 何があったのか、彼女の事を思いだせるのか、チームメイトとの、彼女とのわだかまりを解く事はできるのか?? お父さんには泣かされたなぁ。

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2023/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

多感な時期に色々な経験をして、自分の希望と仲間の望みの間で揺れ、そこで仲違いしてしまっても、時を経て友情を取り戻せたのは、よかった。 ただ、真っ直ぐひたむきに野球に取り組んでいるイメージの高校球児が、タバコを吸ったりお酒を飲んだり合コンに明け暮れたり、しまいには女の子を妊娠させる…なんていうのは、フィクションであってほしい。

Posted byブクログ

2022/01/27

高校球児の話。青春の匂いがぷんぷんします。 私の母校も甲子園常連校で、部活同士、練習場が近かったので交流もあり、高校時代を思い出して読みました。 うーーーーーん うーーーーーーーん。 3分の2くらいまでは読んでたのですが、だんだん読むのが義務みたいになってきてしまい、、 「本く...

高校球児の話。青春の匂いがぷんぷんします。 私の母校も甲子園常連校で、部活同士、練習場が近かったので交流もあり、高校時代を思い出して読みました。 うーーーーーん うーーーーーーーん。 3分の2くらいまでは読んでたのですが、だんだん読むのが義務みたいになってきてしまい、、 「本くらいは読みたいものを楽しく読もう」という私のモットーで。ここまで読んだけど読み切るのを諦めてしまいました、すみません。 何が私に合わなかったのかなぁ。 皆さんの評価は高いのに。 野球部であることを普段隠してる、ということにまずる違和感を感じてしまいました。 だって、私の知る彼等は、「野球部です!甲子園出ました!」ということに誇りを持っていて堂々とそれをアピールしていました。 しかも、すごいモテるらしくてファンレターとかもすごいらしいんです、、。 それに、タバコはもしやっていたとしても、もっと周りを気にして隠れてこそこそやっていただろうし。 なんだか、本当に?こんな感じ? と思うことばかりで。 本を、いいな、と思えなかったら、自分に何か足りてないのかな、と思うんです、、 すみませんm(_ _)m

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2021/09/25

先日読んで面白かった「店長がバカすぎて」をきっかけに他作品も読みたくなり作者の小説デビュー作である当作品を読んだけど何と非凡なデビュー作♪ 某有名野球校でひたすら甲子園を目指す高校生達の熱くて若くて苦くて濃い喜怒哀楽をともにする仲間たち、と言っても野球いのち の物語ではありません...

先日読んで面白かった「店長がバカすぎて」をきっかけに他作品も読みたくなり作者の小説デビュー作である当作品を読んだけど何と非凡なデビュー作♪ 某有名野球校でひたすら甲子園を目指す高校生達の熱くて若くて苦くて濃い喜怒哀楽をともにする仲間たち、と言っても野球いのち の物語ではありませんよ!こんな親友や仲間達が居る高校時代なら と羨ましくなりました。タイトルが除夜の鐘のみならず四苦八苦やらボールの縫い目数やらと蘊蓄情報もあり、しかも108頁で種明かしするとは笑

Posted byブクログ

2020/06/12

甲子園を目指し、出場も果たす高校野球部員達のイメージは、TVの選手インタビューでの優等生的発言等から野球一筋に打ち込む清廉な若者だけど、青野雅人他舞台の京浜高校野球部員達は、タバコは吸うわ、合コンやって酒飲んでホテル行くわ。考えてみりゃ最も血気盛んな年頃の彼らなんだから、この位ア...

甲子園を目指し、出場も果たす高校野球部員達のイメージは、TVの選手インタビューでの優等生的発言等から野球一筋に打ち込む清廉な若者だけど、青野雅人他舞台の京浜高校野球部員達は、タバコは吸うわ、合コンやって酒飲んでホテル行くわ。考えてみりゃ最も血気盛んな年頃の彼らなんだから、この位アリなんでしょう。雅人が、無意識の内にも"野球だけの人間にならず、仲間の身になってやれる人間になれ"という父親の言葉に沿った言動をしていく展開は爽快。

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2018/04/04

主人公・青野雅人。 恋人・佐知子の打ち明け話がきっかけで、封印したはずの苦い記憶がよみがえる。 神奈川の超名門高校野球部の補欠部員として甲子園を目指し、勉強と練習に明け暮れていた日々。 8年前、彼に何があったのか…。 雅人の思い出したくない過去とは───。 京浜高校野球部員、雅...

主人公・青野雅人。 恋人・佐知子の打ち明け話がきっかけで、封印したはずの苦い記憶がよみがえる。 神奈川の超名門高校野球部の補欠部員として甲子園を目指し、勉強と練習に明け暮れていた日々。 8年前、彼に何があったのか…。 雅人の思い出したくない過去とは───。 京浜高校野球部員、雅人、ノブ、純平、健太郎らのにぎやかで熱い寮生活。 「ひゃくはち」とは、ボールの縫い目の数。そして「煩悩」の数でもあり… 私もそうですが、世間はとかく高校野球には清廉潔白なイメージを抱きがち。 でも、彼らも普通のイマドキの高校生だったのです。 合コンもしたい、恋もしたい。(でもさすがにお酒とタバコはマズイ!) ノブがしてしまったことは、若気のいたりと片づけるにはあまりに重い。 それに親友・雅人が悩み抜いて出した結論も…。 「誰かの身になってあげられる人間の方が野球だけの人生よりよほど価値がある。」 「胸を張れ」と、励ます父親の懐の深さにぐっとくる。 再会して、泣き崩れる純平の頭を、 その小さな手で、”いいこいいこ”をしてくれた好太に涙がこぼれた。 もしかしたら、誕生できなかった命がここにある。 あの選択は正しかったのか? 別の選択は無かったのか? 何度も何度もそう思い、生きて来たという彼ら。 でもきっと、それがそのときの精一杯だった。 その時にできる最良の選択をしたのだ。 だって、こうして笑顔で話せるようになったのだから。 夢をあきらめるのは辛い。 でも、叶わなかったからこその喜びもきっとある。 それよりずっと素晴らしいことだってあるんだからと、 好太が教えてくれた。

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2017/07/04

初めての作家。 ほろ苦い青春物語。 高校野球に打ち込んでいた頃と、8年後の今。 交互に描きながら、どんどん引き込まれていった。 内容的には、多分、、普通(笑) でも、読んだ後清々しい気分になれる本だった。

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2016/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ひたむきな野球生活と邪な欲望を両立させようというその貪欲さすら前向きに、ありあまるパワーがあればこそできる努力、そしてそれが結果に繋がると信じて繋げていくポジティブな青春。 友情と競争、体力勝負の猛練習、サインやモーション読みの頭脳戦、野球の描写も面白いし、主人公たちの過去に何があったのかを探る仕掛けも良くできている。 パワーに圧されて読み進めていく類のいい小説。そんだけ煙草吸うたり酒呑んだりする奴らが練習についていけるのか?とか、野球漬けの高校生が合コンしてラブホ泊る金ってどこから出るねん?とか、少々の瑕疵はあるものの、まあ目をつぶってもいいとしよう。 ただ、おおいに引っかかった描写が1つだけあったので、☆2つ引きます。 自分の名前を漢字で書ける7才の子供が聞いてる場所で、あの話題は絶対あかんと思う。表現の自由を盾にとるなら、書くのは自由だが、少なくともあれを所謂「感動のシーン」のポイントとして使ったのは、俺には不愉快に思えた。

Posted byブクログ

2015/12/14

過去といまはぐるぐるとつながっていて、今日という1日に、忘れるくらい昔のドラマチックな出来事が絡み合ってたりする。過ごし方の濃度の違いなのか、単純に過去をオーバーに捉えがちなのか。でもどっちでもいいのかも、青春ってそういうものだから。

Posted byブクログ

2015/11/25

青春時代の甘酸っぱさ満載。悔しくて体育館裏で泣いてた頃を思い出した。 叶えようが叶うまいが、どんな夢にも続きがあって、人生は続いていく。そこで得たものも、得られなかったものも、みんな宝物なんだ。

Posted byブクログ