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流れ星が消えないうちに の商品レビュー

3.8

526件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/09/08

愛する人と突然会えなくなるって本当に辛いことだと思う。その人と全く同じ人なんていないから。その人の姿や表情、性格、言葉の選び方がふとしたときに思い出されるんだろうな。いっそのこと、その人と過ごした記憶を忘れたいとさえ思ってしまうかもしれない。

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2024/06/26
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最初の出だしを読んだ時、文章と物語のうまそうな感じがしてワクワクした。思ってた通り上手で面白くはあったけど、伏線の絵葉書にはもうちょっと何かあるんじゃないかと、期待した分、ああそんな感じかと。 も少し上手く収まるエンディングを期待してただけに残念ではあった。でも、話の切なさと、文章のうまさには満足でした。

Posted byブクログ

2024/06/07
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本山奈緒子 築二十三年の一戸建てで一人暮らしをしている。二十一歳。大学生。小学校からの幼馴染みで恋人の加地が事故死してから、思い出が多い自分の部屋で寝ることができず、玄関で寝ている。 奈緒子の父 メーカーで技術職をしている。佐賀に転勤していたが、家出して来きた。 以後、かつての自宅で鬱々と過ごすも、巧と飲んでからあることをきっかけに活動を始める。巧との会話から読売ジャイアンツのファンらしい。 かつては、地域との関係は希薄であったが、現在は性格の良さから地域住民から頼られ、娘・奈緒子との溝も次第に埋まってゆく。 奈緒子の母 本山絵里 奈緒子の妹。奈緒子とは三つ年下。中三で受験準備を進めていたが、母の「家族はできるかぎり一緒に暮らすべきだから」という宣言で問答無用で佐賀の高校へ進学する。奈緒子と違い派手な顔をしている。家出した父の様子を見にやってきた。 加地 奈緒子の彼氏。外国の小さい島でバスの事故で命を落とす。奈緒子とは小学生からの幼馴染にして初恋の相手、巧とは高校時代からの同級生。一年半前に、旅先の海外で事故死した。 川嶋巧 高校ではサッカー部。山崎に誘われてボクシングを始めたが、向いてないため辞める。姉の瑞穂によって金髪にされた。なにか決める時、親友だって加地のことを考えてしまう。奈緒子の現在の恋人。 山崎 巧の一学年先輩。ゴリラみたいな顔。高校では巧みと同じくサッカーをしていたが、現在はボクシングをやっている。巧の姉の瑞穂に惚れている。 川嶋瑞穂 巧の姉。ジャニーズ系が好きで、マッチョは気持ち悪いと言っている。黙っていればわりとかわいいくせに、口が悪い。性格もまあ、けっこう悪い。 春日貴子 奈緒子の友人。加地を亡くしてからの奈緒子を心配する。 伊沢 高校二年の時に同じクラスだった。縄文君。 ヨシ君 絵里の彼氏だった。 藤木 高校のころ、チームで一番のサッカーのテクニシャン。

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2024/05/11
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高校二年生の文化祭の日に、幼なじみの加地の手作りのプラネタリウムを見た奈緒子。それをきっかけに、二人は交際するようになる。しかし、旅先での交通事故で加地は亡くなり、奈緒子は生きている実感なく日々を過ごしていた。加地の親友、巧と交際するようにはなったが、加地のことを忘れることができない奈緒子。 二人が交際するようになったきっかけに関わっていた巧は、加地の思い出ごと奈緒子と生きていこうと決意する。奈緒子もまた同じ気持ちになっていた。 静かで人を思いやる熱さに満ちている小説。 プラネタリウムの場面が素晴らしい。

Posted byブクログ

2024/05/01

甘くて切なくて輝かしい青春。 もう動かないからこそ、より輝きを増し続ける過去。 3角関係だけど、ずっと清らかな登場人物達。 切ないけど心温まる1冊です。

Posted byブクログ

2024/04/04

久しぶりに小説を手に取って読み始めるにすごくふさわしい一冊。 「不幸なんていくらでもある。珍しくともなんともない。」 「探すという行為自体が、希望になる。」 最終章の言葉の綴り方がとても素敵。 また、重松清の解説が良い。そこも併せて読むべき作品だと思う。

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2024/04/01

ここ最近読んだ小説の中で一番印象に残り、好きな作品でした。解説が受験の時に愛読していた重松清さんで嬉しかったです。

Posted byブクログ

2024/03/28

友達が貸してくれた本。 切ないけど最高に愛おしい恋愛だ… こんな青春送りたかった… 読んでるだけで映像が浮かび上がって見える 綺麗な文章。教室いっぱいの流れ星が見えた。

Posted byブクログ

2024/03/28
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玄関は人が入ってくるとこでもあり、出ていくとこでもある。始まりと終わりの場所でもある。本当は留まるべきではないところ。でも加地君が死んでから奈緒子がずっと玄関で寝ているのは、玄関でしか寝られないのは加地君が死んだことにけじめ?つけられてないからだと思った。 加地君と奈緒子はのすべてはプラネタリウムから始まった。あのときみんな加地君と奈緒子がうまくいくように流れ星に願っただろう。 最後のプラネタリウムでは奈緒子と巧君の始まり。もちろん2人の中に加地君も残っている。 巧君と奈緒子は3人で楽しく生きていけますようにと願ったのかな? 妹の絵里とお父さんは家族がまた幸せで過ごせますようにと願ったのかな? 始まりと終わりの場所の玄関で! 解説の重松清さんの死んだら星になる なるほど!となった。

Posted byブクログ

2024/03/21

何度も何度も読んだが、あらすじの細部は覚えていない。 ただ、ただ素晴らしい作品だったことは覚えており、最も好きな小説かもしれない。 この本が好きな方は、妹尾まいこさんの「幸福な食卓」も気に入るだろうと思う。

Posted byブクログ