商品レビュー
3.8
550件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何度も読み返している作品。 人間て、誰かに頼らないと生きられないけど、ひとりで生きられるようにならなきゃいけないとも思っている。じゃないと、もたれ合うだけだと。 ひとりで立てる人間同士が、それを分かった上でもたれ合うからこそ、意味が生まれる。 動くことによってしか見えてこないことがあるんだと。 強く生きてくために大事にしている言葉。
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あれほど死にたかったのに、去年あたりから死ぬのことに怯えながら生きてる。 このまま眠るように死ぬことも大切な人の死も、その先の時間も全部に不安と恐怖を感じながらびくびくと過ごしていた。 この本を読んでる時も消えずにいた。でも、奈緒子と巧が折り合いをつけたあたりから、ほんの少しずつ...
あれほど死にたかったのに、去年あたりから死ぬのことに怯えながら生きてる。 このまま眠るように死ぬことも大切な人の死も、その先の時間も全部に不安と恐怖を感じながらびくびくと過ごしていた。 この本を読んでる時も消えずにいた。でも、奈緒子と巧が折り合いをつけたあたりから、ほんの少しずつ死への恐怖を受け入れることができた。 その時、久しぶりに眠りに落ちる時の幸せを感じた。 不安や恐怖なんてそうそう拭い切れるものではないし、今もまだ残ってるけど、作中の言葉やこの本の心地よさを忘れたくないからここに記して、また時間が経った時に読みたいと思う。 とてもありがとう。
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加地くんはとても魅力的だし、六年間も片思いされてた奈緒子が羨ましいなぁと思った。大切な人を亡くした喪失感とゆっくりでも前に進んでいこうとする気持ち、心に一つ取っ掛かりがあるけれどもう何も聞けないし分からないという奈緒子のモヤモヤが切実に伝わってきた。
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