1日3時間しか働かない国 の商品レビュー

シルヴァーノアゴスティ【著】,野村雅夫【訳】

2014/02/19

読んだ後も実際にその国が実在してると勘違いしてしまったくらいに、惹かれて望んだ。
本を読むと、なんだか都合良く、その国の人たちが皆ハッピーに暮らしていると思ってしまう。 ああ、ほんとにあればいいなあ。
実際は存在していないって気づかないくらいに綺麗な中身。こんな国が、どこかの島にあったりして。

2015/03/30

キルギシアという仮想の国の話。
現在の世の中は、働かなければならないが、この国は３時間働き、残りを休養しなければならない。つまり、休暇の概念が馴染まない。休暇を強要されるのだから。

国家の運営はボランティア形式、そして政府は２つに分かれている。「通常の行政」そして「構造改革」に。

子どもたちは、学校で遊び、勉強したい時に科目ごとにわかれた家で勉強をする。

最後に、この本を読む前に別の本を読んだ。そのため、内容が混乱してしまった。1つは「キノの旅」。もう1つは「お金がいらない国」。続けては読まないでほしいです。

2013/12/02

一度は読んで、自分の本当の理想というものを模索して欲しい。今目の前にある現実なんか置いといて、とことん理想を追求して欲しい。そうでないと、理想は現実として実現出来ないから。

2012/12/04

この本は、『キルギシア』という国の１日３時間しか働かないがモットーにした生活を描き、イタリアでベストセラーになったフィクションです。その生活が国に及ぼした影響を、偶然この国にやって来た、第三者の目を通じて描かれています。働き過ぎと言われる現代人。１日８時間以上働いている人、その上残業している人も多いと思います。その中には、時間が限られる分、プライベートを過ごすのが上手くない人もいるはずです。このプライベートの時間が多い現代人と真逆の生活は、社会的緊張を緩くさせるカンフル剤的な一冊になるはずです。

2012/09/15

語られるいくつかのアイデアは、本当に世界の豊かさを変えるほどのチカラを持つもので、すぐにでも採用する国が出れば良いのにと思う。ただ全体的には理想論で説得力に欠けるかなぁ。。

2012/06/19

仕事に疲れ、あらゆる判断能力が低下していた頃に血迷って（≒間違って）買った一冊。

これを読んだところで幸せにはなれないので、注意されたい。
あと、手紙の最後にいちいち「愛しいみんなに抱擁を。」「みんなを抱擁する。」とか書いてあるのが若干気持ち悪い。

2016/08/23

ある国にたまたまたどり着いた人からの手紙、という形式で「理想の国」について語られていくお話です。
私自身が手紙を受け取ったような感覚で読み進められるので、全ての人が穏やかに豊かに暮らせる社会を楽しく空想することが出来ました。

私の場合この本を読んでも強烈なインパクトはありませんでしたが、不思議と印象深い本でした。読者が自由に考える本、いろんな受け止め方が出来る本なんでしょうね。

2012/02/28

内容は賛否両論ありそうだけど、いろいろ考えさせられた。
ちょうど映画で『TIME』を見た後だったので、余計に。。。

こんな国があったらイイなーと思う一方で、働く時間だけが問題の本質じゃないような気もする。

「幸せとは何か？」のヒントはいっぱいもらえる本です。

2011/11/20

本当にこんな国あるんだろうか。というのが、誰しも思う感想だろう。

とにかく、財源、税金がどうなっているのか気になって仕方なかった。

確かに、こんな国あったらいいよな。と思う。

でも、自分たちでも、小さな組織や団体でもこの考え方を応用してみることは可能なんじゃないかなと思った。

2011/09/17

1日3時間労働で愛を求めてる人は花を胸につけてるキルギスに行った男性の手紙から構成された話。
はじめは「キルギスに住みてぇ～」と思いますが、理想郷は自国で自らの意思によっても創られるものだという希望を与えてくれます。