1日3時間しか働かない国 の商品レビュー
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一日三時間労働、政治には汚職がなく、税金は教育や衣食住のために適切に使われる。お互いに思いやりがあって、学びは楽しむことから始まっていて、専門的な知識や技術を1つは身につけることで社会に役立つ…のような、理想的な国の話。 本の中にも書いてあったけど、ことごとく現実と異なるから、自分のことを見直すいいきっかけになった。現実は汚職あるし毎日何人も死ぬし、8時間労働学生も机に何時間も向かうことが当たり前、少子高齢化、人との繋がりなど本当、ほとんど反対で、終わってるなと思った。 フィクションだろうけど、世界のどこかにはこれに近い国もあるのかな、と信じさせるリアルさがあった。ここまで細かく理想でいいなと思わせる国を言葉にできるのがすごいと思う。まあ現実にあったらすぐ占領されて終わりそうだな、とか人間みんな違うんだから犯罪ゼロや汚職がないなんてねえだろなんか息苦しそうとか思ってしまう。でもそんなことは重要じゃなく、やはり自分たちのおかしさを自覚させる強い力があることが大切で、そんな粗探ししても意味無い本だと思った。世界も国も簡単に変わらないけど、自分に変えられる周りの環境から、自分にも他人にも少しでもましに作って行けたらいいなと思う。 翻訳者?のあとがきで読んだことだが、筆者は制作発表全部自分でやってるらしい、すげえ。どこにも属さないこその自由さみたいなだった気がする。映像作品が主らしい、から見てみたい。自分なりの哲学を行動に移して、結果を残して、それを継続してるからとてもかっこいい。日常への疑問や理想とか妄想したら楽しそうだと思った。
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誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国 1日3時間しか働かない国キルギシア、その国にひょんなことから立ち寄ることになったイタリア人の青年の手紙の形式で、キルギシアのことが紹介されます。 1日3時間しか働かなくてもよいのは、好きなことを余裕を持って行うことによる劇的な生産性の向上と、共産主義に似た最低限の生活に必要なものは全て無料で支給されるという社会制度によるものだそうです。 政治家はボランティアの持ち回り制で、施政を担当する組織と施政の改善を担当する組織が分離されていることによって、腐敗の入り込むすきもないし徹底して無駄を省くことができるという点が共産主義との違いでしょうか。 子供は本来の領分である遊びと学び(勉強ではなく自発的なもの)に専念し大人になってからクリエイティブな仕事ができる準備をします。みんなストレスなく暮らしているので、病気にもならないため、医療費もほとんどかかりません。犯罪を犯したものは、特別な服を着ることを義務づけられ、どんな罪を犯したかを聞かれた場合には答える義務を持つ。そもそもお金を多く持つことに意味がないので、ほとんどの犯罪は起きないし、これだけの処置が犯罪の抑止効果になる。 人々は、自分がかけがえのない唯一の芸術作品であるという自覚(どこかの歌のような。。。)を持つことによって、自分の好きなクリエイティブな仕事や活動によって社会に貢献することができる。 この本を読んでいる最中は、こんな社会は絶対に実現しないだろう。こういう場合は駄目じゃないか?といったネガティブな考えをしている自分にはたと気づきます。この国は日本を含めた先進国と呼ばれる社会のアンチテーゼであることに気づきます。そして、キルギシアのような国があればそこで暮らしたい=キルギシアのような生活は好ましいということに改めて気づきます。 さて、何から始められるか? でも、何かを変えるためには、どうしたいかのイメージを持つことがはじまりです。イメージはこの本の中にあります。はて、竹蔵は何から変えていこうか・・・ 竹蔵
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今の世界が8時間労働でも足りないのは、きっと人々が求めすぎたせい。叶えられることが増えるほど、その対価である負担は大きくなる。忘れがちなのに、押さえておくことが難しい大切なことを覚えておくことが、せめてもの救いである。
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著者は芸術の国イタリアの映画界の大ベテランでマルチな才能を発揮するシルヴァーノ・アゴスティさん。この本、イタリアではベストセラーとのこと。 日本よりもイタリアの方が労働時間ははるかに短いのでは?なんて思いますが、結局どこの国に住んでも、人間みな悩みは同じなのだろうか。 寓話的に、社会のあり方・人間の生活の営み方・心のあり方を提言しています。 単純に労働時間を減らすという話ではなく、それで社会が成り立つにはこんな方法があるよ、といった大人のための寓話。 読後に何を思うか。それこそがまさに「できる・できない」の分かれ目でしょうか。 私は頭が単純だから、「できるのかもね」と思ってしまった。そして、こんな国に住みたい。8時間労働は当たり前、という私の中の常識すらいつから出来上がってしまったのだろう。心の余力・身体の余力があればこそ、他人にも社会にも優しくなれそうだ。仕事も家事もこなして当たり前、それが最低条件のようになってしまい、どんどん苦しくなってしまう現役世代に読んでほしい本です。
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アジアにあるキルギシアという小国に偶然滞在することになった主人公からの手紙で綴られる、ちょっと不思議な国、キルギシアの話。 国民の労働時間は最大3時間、政治家はボランティアで、軍隊も警察もいない国。 18歳になると住居が提供され、老人になると「人生のマエストロ」として尊敬される国。 教育は、進学や試験のための「勉強」ではなく、人生における全ての知的好奇心を満たすために「学ぶ」ためのもので、年齢を問わず誰でも無料で受けられる。 そして、銃も地雷も麻薬もタバコもない、夢のような国・キルギシア。 この社会を「非現実的」「くだらない」と思う人もいると思う。 でも、「そんなことは現実にはありえない」と言ってしまえば、そこまでだと思う。 夢のような国の創造を実現できる可能性がないんじゃなくて、理想の社会を想像する力・実現しようと努力する力・行動する力がない、今の経済自由主義の思想に縛られて、自由に考えることを忘れてしまった、ということだと思う。 このキルギシアの国のシステムの全てが正しいということではないし、「これを実現させなければならない」という著者からのメッセージではないと思う。 自分たちが目指す社会を創る努力をしているか?、今の社会を改革するメッセージを発信しているか?、1人の人間として大切なことを忘れていないか? きっとそういうことを考えるきっかけを投げてくれているのだと思う。 原題は「キルギシアからの手紙』。 (私は原題のほうが好きだなぁ)
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こう生きられたらいいな・・と日頃ぼんやり思うことが、その理想を実現した国に偶然たどり着いた旅人から手紙で実情を教えられる、というちょっとリアルな設定で明文化されていくお話です。 普段なら理想論で終わってしまいそうな内容が、ちょっとリアルな設定を通すことによって、なんだか実現できそうな気になる・・希望が湧いてくるような本でした。 特に人間が望む7つの「ちゃんと」は、あまりにも当たり前の幸せ要件すぎてついおろそかにしてしまいそうなことが凝縮されていて、素晴らしいと思います。 ①ちゃんと眠る ②ちゃんと食べる ③ちゃんと学ぶ ④ちゃんと与える ⑤ちゃんと創り出す ⑥ちゃんと愛する、愛し合う ⑦物事にはすべて特別な意味があることをちゃんと認識する 本文とは全然違いますが、ざっくりこんなところです。 全10通の手紙から成り、この7つの「ちゃんと」はその中の1話で出てくるに過ぎません。 人それぞれ今悩んでいることや、つらいこと、どこかに救いの糸口があると思います。 日々の生活に少し弱っている方に気を楽にして読んでもらいたいです。
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まぁまぁ良かったかな 自分がまだ高2の時に読んで、仕事に振り回されているような母親を見ていたが、この本を読んでいろいろ感じることができた
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右肩上がりの経済を嘱望する方にとっては全く持ってお呼びでない本です くれぐれも身体とストレスには御留意の上、僕等怠け者とニホンの未来のために日々更に御精進の程宜しくお願い申し上げます ただ… 畢竟、経済なんて実在するモノの売買な訳だから、唯単に金とモノとが循環するだけであり世界全体が右肩上がりになど成り得ない事 (つまり短い目で見れば、誰かが損をして誰かが得をするという事) そして、ニホンがこれまで右肩上がりだったのは、実は発展途上国の犠牲の上で成り立っていた事 然し、そんな国々もグローバル化によって勢い付き、その代償として今度は私達が犠牲になる場合もあり得る事… (銀座で高級品を買い漁る中国人が居る一方で、明日の糧をどうしようかと迷う日本人失業者が実際居る訳ですから…) そんな風に考えられる方なら一読の価値はあると思います … 更なる経済発展を目指し今地球に残っている限られた資源や食い扶持の争奪戦に邁進する前者と、それらを皆で分かち合いながら少しでも長く細々と暮そうと考える後者 前者の行き付く先が戦争であるのは容易に想像が付くと思いますが、現実的にはそれでも後者を選ぶ方の方が俄然少ないでしょうネ…
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夢物語、お伽話とするか、実現に向けて自分がその変化の先がけとなるか。 働き方を考える良い機会になるかも。
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イタリアの本が読みたくて図書館で借りた。 国民全員穏やかで常に笑顔で…ってちょっとこわいと思ってしまった。20世紀少年のともだちの国みたいな。 試験や受験で強制されながらじゃないと勉強しない人もいるし、嫌々やってみて初めて面白さがわかることもあると思う。 こんな感想、ひねく...
イタリアの本が読みたくて図書館で借りた。 国民全員穏やかで常に笑顔で…ってちょっとこわいと思ってしまった。20世紀少年のともだちの国みたいな。 試験や受験で強制されながらじゃないと勉強しない人もいるし、嫌々やってみて初めて面白さがわかることもあると思う。 こんな感想、ひねくれてるんだろうけども。
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