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ギフト の商品レビュー

3.8

78件のお客様レビュー

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2014/11/10

シックスセンス、なお話し。過去を抱えて、生を享受してはいけないと自らに課したもと警察官と、見えてしまうが故に孤独な少年。霊に話しかけられ続け、知らなくてもよいものがわかってしまうのは辛い。悲しいんだけれど、言葉数すくない二人のやりとりがとても良い。

Posted byブクログ

2014/02/03
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心に深い傷を負った元刑事の須賀原と、死者が見える少年・明生のお話。 それぞれに胸の内に深い後悔や苦悩を抱えながらも、出会ってしまった霊達の思いを昇華させてゆく2人。 伝えたい思いや未練がありながらも、誰の目にも触れられずに現世に留まり続ける孤独はいかばかりだろうか。 個々の霊達のお話は意外と重いけれど、最後には行くべき世界へと旅立っていく。 そんな良い方向へと向かう霊だけでなく、手を差し伸べても意固地に跳ね除ける救われない霊を描いているところが良かったです

Posted byブクログ

2013/11/12
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おもしろかった。明生にも幸せが来ますように・・・。 警察官時代、警察官の子供に職務質問をしようとして逃げ出した子供を事故死させてしまったという過去を持つ須賀原は霊が見える少年 明生と知り合う・・・。明生に触れると須賀原にも霊が見える。 とおりゃんせで、優しいおばあちゃんの霊を、秋の桜で、かわいい犬を、 氷室の館では、親に性的虐待されていながらも弟のことをずっと死後も案じていたかっこいい七歳(!)の女の子の霊を空に還す。 構ってちゃんの例は暴走してどっかいったけど。。 最終話で須賀原が事故死させてしまった少年と家族を和解させる。明生は自分の家族との溝を埋められぬまま、留学する。。

Posted byブクログ

2013/09/14
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図書館より。 パラ見してたら「シックス-センス」とあり、気になり借りてきた。主人公の年齢が、今の自分と同じとあって珍しくのめりこんで読破。 読み終えて、改めてタイトルを見ると深いな~。 自分の中ではこういった作品は、記憶に残る。タイトルは忘れかけても、内容は忘れない。

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2013/08/27

贖罪の日々を過ごす男が 死者が見える少年と出逢う。 切ないが、読後感は爽やか。 【図書館・初読・8/27読了】

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2013/07/26

死者が見える少年と、自責の念から自分を殺して生き続ける元警察官、 孤独な二人の切なくも心温まる交流の物語です。 設定がオカルトチックなファンタジーで、最初の2話は軽く読めたのですが 3話目の7歳で自宅の庭の池でおぼれ死んでしまった美沙ちゃんの話は辛く悲しく切なかった。 明生くん...

死者が見える少年と、自責の念から自分を殺して生き続ける元警察官、 孤独な二人の切なくも心温まる交流の物語です。 設定がオカルトチックなファンタジーで、最初の2話は軽く読めたのですが 3話目の7歳で自宅の庭の池でおぼれ死んでしまった美沙ちゃんの話は辛く悲しく切なかった。 明生くんのことも須賀原さんのことも徐々に明らかになるにつれて なんかもうたまらない気持ちになってしましました。やるせない。 4話目の嘘つき圭子さんの話はけっこう好き。 このユーモラスな虚無感はやりきれないものがあるけど。 そしてラストの5話は、順当に須賀原さんの事件が解決に向かうのですが 明生くんの告白が痛々しく切なすぎることもあり 冒頭から続く「シックス・センス」のエピソードに、 まさか同じオチ?そんなわけないよね、だとか でも何か衝撃の結末があったりしたりしちゃう?とか 勝手にドキドキしてしまいました。 そういうことか、と落ち着くと それぞれ選んだ道を進み始めたふたりにいつか奇蹟が起こるよう願うばかりです。 卵の弁償もいつか必ず。

Posted byブクログ

2013/05/21

連作短編。 どの短編も優しく、そして優しいだけに物悲しい。 その中で「自惚れ鏡」は少し異端。 人間性が一番良く表れている(ちょっと過剰だとは思うが・・・)だけに、他の優しさに満ちた作品世界から、突如現実へと引き戻される。 この編だけは不快感が伴い、好き嫌いが分かれるのではないだろ...

連作短編。 どの短編も優しく、そして優しいだけに物悲しい。 その中で「自惚れ鏡」は少し異端。 人間性が一番良く表れている(ちょっと過剰だとは思うが・・・)だけに、他の優しさに満ちた作品世界から、突如現実へと引き戻される。 この編だけは不快感が伴い、好き嫌いが分かれるのではないだろうか。 明夫少年が徐々に強く逞しくなってゆく様子が、幽霊以上に胸を騒がせる。

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2013/04/14

ハードボイルドのタッチで話が始まった。 霊が見える少年と、ハードボイルドな中年男。どこかでいつかみた設定のような気がしながら、結構感動している。いや結構じゃなく、かなりいいです。 それにしても、作者の名前、絶対読めない。

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2013/03/21
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「シックスセンス」が出てくるので、いろいろ疑いながら読んでましたが、最後は希望の持てる別れで良かったです。 それにしても、明生の生きにくさはこれからも変わらないでしょうが、須賀原さんの存在が支えになることでしょう。

Posted byブクログ

2013/03/05

「てふてふ荘」を読んだときに、これも似たようなお話で オススメですみたいなことをどこかで読んだので、 読んでみました。 幽霊が見える男の子と元刑事のお話。 1つ1つのお話は、ちょっと感動します。

Posted byブクログ