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ぼくは落ち着きがない の商品レビュー

3.4

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2024/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公の人となりがいまいちつかめないまま最後までいった…。けど、高校生の日常、淡々として、くすっと笑えて、でも繊細さが苦しくて、という空気感を思い出した。

Posted byブクログ

2018/10/08

160:長嶋さん特有のゆるゆるっぷり。ゆるい、何事も起こらないと見せかけて、登場人物たちの心はちゃんと揺らいでいる。マイペースに見える望美ちゃんにも、ちゃんと追いかける対象があった。たぶんそれは素敵なことなんじゃないだろうか。

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2017/01/30

すごく久しぶりだった。内容もほとんど覚えていなかったけど,思っていた印象とちょっと違って,でも期待外れという訳ではなく,当時そういう感想を抱いたことを懐かしく思った。 桐島よりこっちだと思うのだが,そう甘くはないのかな。

Posted byブクログ

2017/01/29

実は初めての長嶋有です。買取でやって来た本が気になり手に取りました。こういう出逢いも面白いものです。 とある高校の図書部の日常。図書委員でなく図書部。図書室にまつわるあれこれを図書委員とともに行ない、図書室を区切ったスペースを部室としてたむろする。皆それぞれ「ふつう」の高校生であ...

実は初めての長嶋有です。買取でやって来た本が気になり手に取りました。こういう出逢いも面白いものです。 とある高校の図書部の日常。図書委員でなく図書部。図書室にまつわるあれこれを図書委員とともに行ない、図書室を区切ったスペースを部室としてたむろする。皆それぞれ「ふつう」の高校生でありながら、クラスからはどこか「浮いた」存在。部室の中では部室の中での「ふつう」を得られるが、そこでも「役割」を演じるともなく演じる。自分の立ち位置というものだけでなく、ちょっとした受け答えの仕方などにも瞬間的に反射的に演じている。 図書部といっても部室ではまんがを読んだり携帯電話をいじったり。行き着く場として図書部があり、そのため部活の掛け持ちのものもいるというのは、遥か昔の高校生時代を思い出し、そうだったよなあと懐かしい感傷に浸る部分もありました。もしかすると青春小説というものは、そんな大人の感傷の受け皿としてあるのかも。 ひとりの女子高生の視点で描かれながらも、不意に不登校を宣言するもの、浮いた集団の中で浮いてしまうもの、将来に思いを馳せるもの、集団を冷ややかに見ながら集団から離れずにいるものなど、それぞれの思いが淡々と交差します。いや交差せずバラバラに飛び交っていたのかも。しかしひとりの視点で追えなかったものをカバー裏で明かすという飛び道具的なオチ付きで。はて、この部分は文庫ではどうなっているのだろう?

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2016/05/05

自分たちはいなくなってよい存在だったか? 感想なんて書けない。ただただ引用ばかりになってしまう。なんだろう、きらきらとした眩しい雰囲気ではなく、ちょっと嫌でも、ほんのり懐かしい気持ちがして、ベニヤ板を想像する。 どうということもない高校生による日常のあれこれを綴っていて、単調...

自分たちはいなくなってよい存在だったか? 感想なんて書けない。ただただ引用ばかりになってしまう。なんだろう、きらきらとした眩しい雰囲気ではなく、ちょっと嫌でも、ほんのり懐かしい気持ちがして、ベニヤ板を想像する。 どうということもない高校生による日常のあれこれを綴っていて、単調と云えば単調。謎の転入生や不登校や失われる日常は、どれも解決はしないし、謎は解けない。 ただ彼らがなんでもない日常をそれぞれに過ごしている、それぞれの気持ちを内に秘めている。 カバー裏はとても楽しませてもらった。敢えて見切れているのか。

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2015/03/27

う~ん なんかフツーなのに癖があってちょっと読みにくかった 08年の本なのか… 7年前がすごく昔に感じた 時事ネタもそうだし ケータイや雑誌の扱いがビミョーに古い 高校の図書室がねじろの図書部(図書委員とはちょっとちがう)のはなし ひとりの女の子の視点だから あんまり深くな...

う~ん なんかフツーなのに癖があってちょっと読みにくかった 08年の本なのか… 7年前がすごく昔に感じた 時事ネタもそうだし ケータイや雑誌の扱いがビミョーに古い 高校の図書室がねじろの図書部(図書委員とはちょっとちがう)のはなし ひとりの女の子の視点だから あんまり深くない 大量にかりる転校生のくだりが面白いからロマンスあったらよかったのにって思った みんなの目撃談が面白い

Posted byブクログ

2013/05/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友達の話。学校来なくなっちゃった子がなんで学校来なくなっちゃったかわからないままなのがよかった。友達だからって友達のことは解らない。でもラストで顔出してくれてよかったな。ウェットな終わり方じゃなくてよかった。

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2013/03/19

中盤まで、これ面白くなるのか?と思っていたが、結局最後まで盛り上がりというものはなかった。 しかし、読んでいくうちにじわじわくる面白さというか、うまく表現できないが、最後まで読むとよかったなあと思える。 淡々と日常が描かれているけど、そこにそれぞれの人の気持ちが主人公の目を通して...

中盤まで、これ面白くなるのか?と思っていたが、結局最後まで盛り上がりというものはなかった。 しかし、読んでいくうちにじわじわくる面白さというか、うまく表現できないが、最後まで読むとよかったなあと思える。 淡々と日常が描かれているけど、そこにそれぞれの人の気持ちが主人公の目を通して伝わる。 そして最後のシーンがいい。 伏線というほどのものではないけど、過去のシーンが今のそれに繋がっているのか、と。 押しつけがましくない感じが、リアルだなあと。 とにかくうまく言葉にできないよさがあって、読んでよかったなと思った。

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2013/01/31

全部読んだ後に突如として襲われる、この感覚! 私の貧相なボキャブラリーではうまく言い表せません。 長嶋さんの小説はやっぱりすごいなあ。

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2012/09/28

〈内容〉青春小説の金字塔、島田雅彦『僕は模造人間』(86年)、山田詠美『ぼくは勉強ができない』(93年)。偉大なる二作に(勝手に)つづく、00年代の『ぼくは~』シリーズとも言うべき最新作!「本が好き!」連載中に大江賞を受賞したことで、ストーリーまでが(過激に)変化。だから(僕だけ...

〈内容〉青春小説の金字塔、島田雅彦『僕は模造人間』(86年)、山田詠美『ぼくは勉強ができない』(93年)。偉大なる二作に(勝手に)つづく、00年代の『ぼくは~』シリーズとも言うべき最新作!「本が好き!」連載中に大江賞を受賞したことで、ストーリーまでが(過激に)変化。だから(僕だけでなく)登場人物までがドキドキしている(つまり落ち着きがない)、かつてみたことのない(面白)不可思議学園小説の誕生。

Posted byブクログ