ぼくは落ち着きがない の商品レビュー
高校生青春小説なのだけど。熱くない。文化部(図書部)をメインに持ってきて、そこのちょっとクラスから浮いちゃってる部員たちの、なんていうこともない毎日が望美の視線で描かれている。長嶋さんの小説に出てくる人たちって、みんなちょっとずつ現実と上手く渡り合っていけないけど自分でそれをどう...
高校生青春小説なのだけど。熱くない。文化部(図書部)をメインに持ってきて、そこのちょっとクラスから浮いちゃってる部員たちの、なんていうこともない毎日が望美の視線で描かれている。長嶋さんの小説に出てくる人たちって、みんなちょっとずつ現実と上手く渡り合っていけないけど自分でそれをどうにかしようなんて思わないような「ちょい変」な人なんだよな。高校生って、みんながみんなスポーツや恋に燃えまくってるわけじゃないんだってことがよく分かる。当たり前のことなんだけど。だけど、みんななんとか生きていこうとがんばってるんだよな。もがいてあがいてくじけて倒れて。そして「この世界はときどき、いやときどきじゃなくてしばしば正しい方ではなくて格好いい方が勝つ」んだってことを彼らが一番よく分かってるんだよ。タイトルになってる小説を読んでみたいよな。
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そんなに面白くなかった。 なんだろう たぶん文章が好きになれなかった 話は嫌いじゃなかった 体質の問題?
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なんつうか、すごく愛おしい感じ。長嶋有って、朝日の夕刊の連載はさっぱり面白いと思わんかったんだけど、もしかしてたいそう面白いんじゃないだろうか?最後の方時間がなくて走り読みになってしまったんで、「次の方がお待ちですのでお早めにお返しください」なのだけどもう一度読み直したいと思って...
なんつうか、すごく愛おしい感じ。長嶋有って、朝日の夕刊の連載はさっぱり面白いと思わんかったんだけど、もしかしてたいそう面白いんじゃないだろうか?最後の方時間がなくて走り読みになってしまったんで、「次の方がお待ちですのでお早めにお返しください」なのだけどもう一度読み直したいと思ってたら、ブクログのレビューを読んでたらどうもカバー裏に仕掛けがあるらしい。いつか買わなきゃならないのか?気になるぞ。
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文化系部活動小説という謎カテゴリーに惹かれて購入。 なんというか、物語を楽しむというより、空間を楽しむという感じ。 言葉にならなかった色んな想いとか経験が、この本の中で文章になっている。そんな妙な錯覚を覚えるかもしれない。
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2009.03.08. リアル・高校生ライフ。クラスからはちょびっと浮いちゃって、で、図書室に居場所を求める(と言ったらなんだか少し惨めな感じ・・・)、図書部でいつもダベる高校生たち。変な言葉が流行ってみたり、文芸部に対抗意識を燃やしてみたり、部の中でもシカトがあったり・・・。リ...
2009.03.08. リアル・高校生ライフ。クラスからはちょびっと浮いちゃって、で、図書室に居場所を求める(と言ったらなんだか少し惨めな感じ・・・)、図書部でいつもダベる高校生たち。変な言葉が流行ってみたり、文芸部に対抗意識を燃やしてみたり、部の中でもシカトがあったり・・・。リアルですよ、リアル!しかも、これを書いてるのが男性という。長嶋有さんはほんとにすごいですなぁ。私も高校時代は図書室に入り浸っていたので、なんだか懐かしい感じもした。
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高校生って言うか大学生のサークルっぽいノリに思えたけど、 わりかし自分の高校生時代と変わりないような気がして懐かしく思えた。 近すぎて恥ずかしくなっちゃう。
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図書部を中心にした高校生の物語。 なんとなくだけれど、主人公の感じている事が分かる、という気持ちになった。 解決がない話が苦手なので、おもしろい!とは言えないのだけれど。 カツクラの話は確信的だと思う。
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落ち着きがないのが誰なのかわからず、途中で挫折した。 登場人物の誰かなのか、著者なのか、私なのか?
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高校が舞台ということで。図書部が主役ということで読みました。面白かった!でも、日常。でも、それを書くのがうまい。ってか主人公の心理がよく分かる。
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長嶋有さんの作品は好きです。 こちらは高校の図書部を舞台にした小説。 今回はやや波長が合わなかったかな〜; でも、ユル心地よい雰囲気は健在です。 本編読後、カバー裏をきちんと読むのを忘れずに!!
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