読むだけですっきりわかる日本史 の商品レビュー

後藤武士【著】

2012/07/28

中学高校時代に習った日本史を簡単にざっくりと1冊にまとめた本。
昔勉強したことなので、頭に入りやすいし、豆知識のような情報も時折記載されており、非常に面白かった。諸外国の歴史とあわせて読むと、また面白いかもしれない。特に韓国、ロシア、ドイツ、中国、中華民国の歴史とか。
（たとえば下関条約で朝鮮は独立することを清に認めさせたが、韓国はそれについて触れず、独立しようとした床に日本が攻めてきたような感じにとらえている）

メモ）
・旧石器時代の打製石器利用時の時代、日本に人類はいないと思われていた。ようやく石器がみつかったのは1949年頃
・平安時代、民衆は良民、賤民に分けられ、さらに奴婢と呼ばれる身分もあった。当時を山上憶良が歌ったのが貧窮問答歌
・古事記、日本書紀は天武天皇時代に書かれた。天皇支配の正当性を証明するために書かれ、不自然な記述が多い。甥っ子殺しの天皇が書いたから
・桓武天皇時代に徴兵制を廃止。坂上田村麻呂に蝦夷征伐を命じた。彼は清水寺を建立したとされる
・遣唐使の廃止により国風文化が生まれた。唐の文化を入手するのではなく自分たちで作りあげるようになった。廃止をしたのは菅原道真。894年
・室町時代。くじ引きで決まった将軍義教。義満が成しえなかった事項を様々になしえたが教科書にのってない
・鉄砲が日本に伝わって数年で使いこなし、数十年後には世界有数の鉄砲保有国になった
・戦国時代の武士はほぼ半分が農民だった
・島原の乱あとに寺請制度が強制され仏門の檀家に入ることになった
・新井白石は宮家を新しく設立。明治以降の天皇は、この宮家の血を引いている
・江戸時代の水戸藩は御三家だが朝廷よりの意見を持っていた
・一期一会は井伊直弼の言葉
・江戸時代末。薩摩藩はイギリスに、長州はアメリカ、イギリス、フランス、オランダに戦争を仕掛けてボコボコにされた
・朝鮮の内乱を口実に清と日本が介入し日清戦争。ここで日本が勝利して大躍進をとげる。また下関条約で朝鮮が独立を果たす
・欧米諸国に過酷な条件を清は受け入れる立場になった。日本はこのとき列国の仲間入りの立場だった
・東郷平八郎は肉じゃが開発
・日露戦争では外交根回しが出来ており、かつどの段階で講和を持ち込むかの戦略を持っていた。ポーツマス条約ではその戦略に乗っ取って講和が進んだが、大勝と思ってた国民は条約反対の暴動が起きた
・韓国併合は併合に反対する伊藤博文を韓国青年が暗殺したため、反対意見がなくなったことで実現してしまった。ここで韓国は日本領土となってしまった
・大正時代に天皇機関説が提唱された。昭和天皇も賛成気味だった
・ロシア革命。社会主義革命。王、資本家のいる国から見ると、この思想が広まることを危険とみなしてシベリア出兵がされた
・「事変」は宣戦布告がない国際法にのっとっていない戦争。満州事変
・日独伊三国軍事同盟が結ばれた時期、日本の政党は一つになった。全体主義の流れになった
・ミッドウェー海戦をターニングポイントに日本は敗戦へと向かう
・ソ連は広島原爆が落とされた翌日に日本へ宣戦を布告した。中立条約の一方的な破棄であり国際法的にも無効。北方領土の占領も本来ならば無効
・日本国憲法はGHQが作成したものなので、もともとは英語
・ポツダム宣言から6年後に日本は占領から独立。1951年（サンフランシスコ講和会議、日米安全保障条約）
・1968年にGNP世界二位（現在はGDP）
・1972年に中国と国交を回復。だが中華民国とは国交を断絶。
　中国、韓国への援助も行っているが、対日教育がされていた（いる？）

2012/07/26

好き嫌いがわかれるかもしれないが、だいたいの流れを掴むのに最適。
中学生とか日本史忘れちゃった大人（ワタシ）向け。
史実が変わったら書き直すのかが気になる。

2012/07/21

日本史が苦手な人でもわかりやすく楽しめます。
私は日本史が好きでいろいろ読んでいるので、知っていることが多かったです。
中学生とかが読むといいかも。

2012/07/19

とくにスッキリしませんでした。
話し言葉でかいているかんじなんですけど
それが無性にイラッとする本です。

もっと、図とか絵とか乱発してもいいと思うんだけど。

2012/07/02

とても分かりやすかった。
今までほとんど勉強してこなかったけど、この本を読んで、純粋に日本史っておもしろいなって思った。
日本史を壮大な１つのストーリーとして読むことができて、｢勉強｣ってかんじがあんまりしない。
たぶん重要な内容しか書いてないから、日本史をある程度知っている人にはあんまりオススメできないかも。
シリーズの世界史にもチャレンジしてみます。

2012/06/30

教科書よりはるかにわかりやすい。一日で読める。
歴史上の事件にはすべて社会的な理由があることがよくわかる。

2012/06/18

読みやすく面白かった。時事ワードは頭の中に入っていてもその背景や意味がこんなにもわかっていなかったのかと驚愕wとても勉強になりました。

2012/06/16

藁にもすがる思いで読み始めましたが、当たりでした！！
分かりやすく、頭にすっと入ってきます。

ちょこちょこ入ってくる小ネタ、雑学のおかげで参考書よりも記憶に残ります。
受験生にもお勧め。

2012/05/29

ワンコインで日本史概要を復習。大事なことだけで凝縮されているので、流れが掴みやすい。
長く、平和な江戸時代も将軍の交代で世も変化する。
第二次世界対戦の日本の戦い方は軍が暴走し愚かだったが、それ以前の戦争は、冷静に考え非常に優れた戦い方をしていた。

2012/06/17

歴史は学生のときから苦手でしたが、一般知識として知らなさ過ぎて恥ずかしい思いをしてきたので、ずっと、改善したかったですが、まさに希望をかなえてくれた本。
歴史に関する一般教養がある方は、不満を抱くかもしれませんが、理系人間で歴史？なにそれ食べれるの？という方はおすすめの1冊だと思います。

歴史を知っていると旅行が楽しいですよね。