忍びの国 の商品レビュー
心を読み解き心につけ込む忍びの術…深い。 俗物的な忍者はイメージと違うからなんだかなぁと思っていたけど逆に潔いので親近感わきます。 無門こそ人間らしい真の伊賀者です。
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織田信長の次男である信雄が北畠時代にやらかした第一次天正伊賀の乱を題材にしたお話。 義理や人情を一切感じることなく己の欲望(特に金銭欲)のみに生きる伊賀忍者に嫌気がさして、敵である信雄が北畠家の養子として統べる隣の伊勢国にやってきて伊賀攻めをすすめる元伊賀忍者さんとまだその伊賀忍...
織田信長の次男である信雄が北畠時代にやらかした第一次天正伊賀の乱を題材にしたお話。 義理や人情を一切感じることなく己の欲望(特に金銭欲)のみに生きる伊賀忍者に嫌気がさして、敵である信雄が北畠家の養子として統べる隣の伊勢国にやってきて伊賀攻めをすすめる元伊賀忍者さんとまだその伊賀忍者の問題点に気がつかず、最愛の女性を失って初めて人間性の欠落がいかに恐ろしいことか気がつく主人公っぽいおじさん。 読み方はいろいろあるんだろうけれど…。 どうも軽くてね~。 2時間映画にはちょうど良さそうだけど、読書時間にかけただけの感動とか娯楽が得られたとは思えないコスパの悪いお話でした。 残念!
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面白い。 実際の資料の引用もあったりして楽しめる。 忍者に興味を持った。 イメージしやすいように、道具やら挿絵などあると良かったかもしれない。 和田竜さんの時代物は読みやすい。 かなりお勧めです。
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感想はブログにて。 http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-4.html
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初めての忍者物。伊賀の国の忍びたちの、戦いを好み殺すことを何とも思わない非情さに驚いた。圧倒的忍術を持ちながらも女房のお国に頭が上がらない無門が面白い。柘植三朗左衛門に織田信雄、日直大膳、文吾、木猿…。キャラがしっかりしていて、面白かった。
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はじめは時代物でなかなか入り込めなかったのに中盤から先が気になってあっという間に読んでしまった。信長の時代ってこともあり読めたのかも。武士、忍者、この時代の男達のかっこよさに惚れ惚れした。大膳は呂布とか弁慶を思い描きながら読んでました。
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忍びの国というタイトルから連想される通り、忍びSIDEの視点で書かれたストーリーでした。 それでも基本的には客観的で淡々と話が進んでいきます。 それをどうとらえるかは読み手次第、という事かもしれません。 戦国時代においての一般の考え方と忍びの考え方の違いがあまりにも大きく、普段...
忍びの国というタイトルから連想される通り、忍びSIDEの視点で書かれたストーリーでした。 それでも基本的には客観的で淡々と話が進んでいきます。 それをどうとらえるかは読み手次第、という事かもしれません。 戦国時代においての一般の考え方と忍びの考え方の違いがあまりにも大きく、普段身を置いている場所では「おかしい」事も「おかしい」とは気付けないものだと言う事がよく分かります。 自分にとっての当たり前は、周りにとっての当たり前とは限らないという事ですね。 これは現代にも通じる事だと思います。
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多少の読みにくさはあったもののどんどん面白くなる展開にくぎづけでした。文吾が主人公かと思いきや無門でしたか。大膳もよかった!
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忍びの世界の常識とか、そこで生まれ育った登場人物たちの心の動きとか、私の想像を超えたところにあって、それがおもしろく、楽しめた。
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伊賀忍者と織田信雄らの戦い 無門を伊賀忍者の、日置大膳を武士の一般例として取り上げ、比較していた。 伊賀忍者とは普段は百姓やっている人達だったらしい。「伊勢記」を元に史実に則って書かれているっぽい。仁義という感情を塵ほども持ち合わせていない忍者。彼らは金にしか興味が無い。ス...
伊賀忍者と織田信雄らの戦い 無門を伊賀忍者の、日置大膳を武士の一般例として取り上げ、比較していた。 伊賀忍者とは普段は百姓やっている人達だったらしい。「伊勢記」を元に史実に則って書かれているっぽい。仁義という感情を塵ほども持ち合わせていない忍者。彼らは金にしか興味が無い。スピード感溢れる戦闘シーンを交えつつ、忍者の生態を面白く描いていた。
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