物乞う仏陀 の商品レビュー
衝撃でした。20年前の事だけど、今はどうなっているのかな? 貧富の差は、益々広がっていて、日本もそんな風にならないようにしないと。
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カンボジアの地雷障害者やネパールの麻薬売人、幼児を誘拐して物乞いをさせるマフィア組織。アジアの最深部に分け入ったノンフィクション。 アジア諸国で物乞いをする障害をもつ人々について、なぜ物乞いをするに至ったのか、なぜ手足を失ったのか知りたいと思った著者が、現地で実際に人と触れ合い...
カンボジアの地雷障害者やネパールの麻薬売人、幼児を誘拐して物乞いをさせるマフィア組織。アジアの最深部に分け入ったノンフィクション。 アジア諸国で物乞いをする障害をもつ人々について、なぜ物乞いをするに至ったのか、なぜ手足を失ったのか知りたいと思った著者が、現地で実際に人と触れ合いながら知った現実を書くノンフィクション小説です。 先天的な障害、地雷による事故、薬物中毒の症状、憐みを誘いより多くの金銭を得るために手足を切り落とされた子供達。障害を持つに至った経緯は様々ですが、理不尽で辛い話ばかり。全体的に置かれている状況に対して本人たちも著者自体も諦めの雰囲気が強いのもより気分を落ち込ませます。 そんな中、産婆の女性の話や呪術師の話など、前向きで希望の持てる話がわずかに救い。 話を聞くため、真実を知るためと言いつつ、個々の語りたくない事情を問い詰めたり、その結果相手を精神的・状況的により辛い状況に追い詰めたりしているので、そこまで踏み入って良いものか、それこそ先進国と呼ばれる国に生まれた人間のエゴや歪んだ好奇心だけではないのかと、そんな本を読んでいる自分自身に対してもだんだんと嫌悪感が強くなっていきます。ジャーナリズムの闇というか。 とはいえ、誰も知らなければ変えるための一歩すらも踏み出せないわけで、そのあたりの気持ちの折り合いはなかなか難しい。
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アジアにおける乞食の生活を取材したノンフィクション。現実だと思えない描写が多々あった。 自分も何度か訪れたことのある国々なのに、自分が旅した際には目に入ってこなかったという事実にも衝撃を受けた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著書の作品はこれで5冊目の読了となりました。 本書でスポットライトを当て照らし出されるのはアジア諸国で物乞いをしながら生きながらえる子供や障害者。 いわゆる社会的弱者と呼ばれる人々を潜入取材した衝撃のノンフィクション。 世界の他の国々よりも日本人としては親近感が持てるアジアの国々。 目を覆いたくなるような事実と共に、物乞いで命を繋ぐ人々の日常が描かれています。 彼等、彼女達が物乞いをしないと生きていくことさえ出来ない事実とそこに関わる戦争の悲劇やドラッグ、売春、臓器売買、マフィア... 先天的に障害を持って生まれてきた方も含め、彼等に罪はない。 むしろ国家や周りに居る人々が共に生きる為にサポートすることが必要。 自分自身、振り返って出来ているのか?と問えば、出来ていないとしか答えられません。 自分の中で何かが変わるキッカケとしないといけないと思いながら読み終えました。 説明 内容紹介 アジアの路上で物乞いをする子供や障害者たち。彼らと共に暮らし共に食らうことによって、その実相を伝える衝撃の大宅賞候補作 内容(「BOOK」データベースより) アジアの路上で物乞う人々と触れ合い、語り合ってみたい―。そんな思いを胸に、著者の物乞いや障害者を訪ねる旅が始まる。カンボジアの地雷障害者やタイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと共に暮らし、インドでは幼児を誘拐して物乞いをさせるマフィア組織に潜入する。アジアの最深部に分け入った衝撃のノンフィクション。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 石井/光太 1977年、東京生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。国内外の文化、歴史、医療などをテーマに雑誌や本に寄稿、そのほか、ペンネームでの写真発表やラジオ、漫画のシナリオなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アジアの仏教国の身体や精神に障害を持った物乞い・乞食の人達に取材をしていく。違う国の人という立場だからこそできることなのかも。著者も話を聞いてもどかしい気持ちかもしれないが、悲しい辛いを表す言葉を引き出すべく質問を投げかけ、結局救いがないのが辛い。それでも前向きな気持ちを持ってる...
アジアの仏教国の身体や精神に障害を持った物乞い・乞食の人達に取材をしていく。違う国の人という立場だからこそできることなのかも。著者も話を聞いてもどかしい気持ちかもしれないが、悲しい辛いを表す言葉を引き出すべく質問を投げかけ、結局救いがないのが辛い。それでも前向きな気持ちを持ってる人もいるからすごい。最後のインドでの話は衝撃で、これは何とかしないとならないし、世界の機関は何とかできないものか。
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世界の物乞いと障害者。貧困層にとって、障害者が産まれるとだいたい更に貧困になり、生活が苦しくなる。なかなか海外の障害者にスポットを当てている本に出会ったことがなかったので、知らないことばかりだったが、情景が浮かぶとなんだか辛くなってくる。 カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、ミャ...
世界の物乞いと障害者。貧困層にとって、障害者が産まれるとだいたい更に貧困になり、生活が苦しくなる。なかなか海外の障害者にスポットを当てている本に出会ったことがなかったので、知らないことばかりだったが、情景が浮かぶとなんだか辛くなってくる。 カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、ミャンマー、スリランカ、ネパール、インド。 インドはずば抜けてエグい。赤子をさらい、レンタルチャイルドとして乞食に貸し出し、5才になって使えなくなったら、手足を切断し、物乞いさせる。マフィアももともとストリートチルドレンや、さらわれた過去を持ち、加害者であるが被害者でもあり、どうしようもない。どうしようもできない事実、現実に筆者も苦しむ。読んでいる方も苦しい。 自分の想像を超える現実があるが、どうしようもできない。大抵の人はどうしようもしない。 そして、どこにでもいる娼婦…。
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最終章のインドは特に衝撃的。 前章の諸国も強烈だったけどどこか希望めいたものがあって暖かい気持ちになれたけどインドに関しては絶望しか無かった。 この本は15年前に書かれたものだけど今はどうなんだろうか。 いずれインドも含め東南アジアはゆっくり旅したいと思っているけど、石井氏ほどは...
最終章のインドは特に衝撃的。 前章の諸国も強烈だったけどどこか希望めいたものがあって暖かい気持ちになれたけどインドに関しては絶望しか無かった。 この本は15年前に書かれたものだけど今はどうなんだろうか。 いずれインドも含め東南アジアはゆっくり旅したいと思っているけど、石井氏ほどは無理としてちょっと踏み込んだ旅にしたい。
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内容 アジアの路上で物乞う人々と触れ合い、語り合ってみたい―。そんな思いを胸に、著者の物乞いや障害者を訪ねる旅が始まる。カンボジアの地雷障害者やタイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと共に暮らし、インドでは幼児を誘拐して物乞いをさせるマフィア組織に潜入する。アジアの最深部に分け入...
内容 アジアの路上で物乞う人々と触れ合い、語り合ってみたい―。そんな思いを胸に、著者の物乞いや障害者を訪ねる旅が始まる。カンボジアの地雷障害者やタイの盲目の歌手、ネパールの麻薬売人らと共に暮らし、インドでは幼児を誘拐して物乞いをさせるマフィア組織に潜入する。アジアの最深部に分け入った衝撃のノンフィクション。
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内容が内容なのでなかなかヘビー。ゆっくり読んだ。 読み進めているとなんだか夢見心地になってくる。『本当に起こっているのだろうか?』とすら思ってしまう。 それだけ今が恵まれている証拠だろう。日本の場合、ストリートで生活する人たちは地方で生きることはほぼ困難で、都会に住む場合が多い...
内容が内容なのでなかなかヘビー。ゆっくり読んだ。 読み進めているとなんだか夢見心地になってくる。『本当に起こっているのだろうか?』とすら思ってしまう。 それだけ今が恵まれている証拠だろう。日本の場合、ストリートで生活する人たちは地方で生きることはほぼ困難で、都会に住む場合が多いように思える。それ故に、その景色を目の当たりにしたことが無い人達がたくさんいる。 最も印象的だったのが『出来ることが物乞いしかなく、それを仕事にしているだけ。それがどうして恥なのか?』というフレーズ。培ってきたレッテルが剥がれかける瞬間であり、言葉では説明がつかない感覚だった。 どの章からも、悲痛な叫びが今にも聞こえてきそうで、辛かった。それでも読んでよかったと思う。知らずにいることは出来ないと思うから。時には命をかけて取材を続けた著者に感謝したい。
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読み始める どうしても つらいところで 立ち止まってしまい … しばらく 他の本に手を出して しばらくしてから また 読み進める そして 過酷なルポに ついつい考え込んでしまって しばし ページを伏せて また 他のモノに手をだして の繰り返しを しながらも 結局 最...
読み始める どうしても つらいところで 立ち止まってしまい … しばらく 他の本に手を出して しばらくしてから また 読み進める そして 過酷なルポに ついつい考え込んでしまって しばし ページを伏せて また 他のモノに手をだして の繰り返しを しながらも 結局 最後のページに至って ほっ と ため息をついている
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