グリーン・ノウの子どもたち の商品レビュー
何だか懐かしいなぁ、こういう物語。 CG映画にもってこいの派手な冒険こそないけれど、真の暗闇と古い家の持つ厳かさが醸し出す独特の威圧感と安心感がないまぜになったドキドキ感にあふれたとっても身近な(身近だった?)冒険の物語。 子供時代にこの本を読んだとき、KiKi は親戚のおば...
何だか懐かしいなぁ、こういう物語。 CG映画にもってこいの派手な冒険こそないけれど、真の暗闇と古い家の持つ厳かさが醸し出す独特の威圧感と安心感がないまぜになったドキドキ感にあふれたとっても身近な(身近だった?)冒険の物語。 子供時代にこの本を読んだとき、KiKi は親戚のおばさんの家の持つ雰囲気を思い出しながら、この本に描かれた1つ1つを楽しんだものでした。 そのおばさんの家は戦前に建てられたもので、当時新築の現代風住宅に住んでいた KiKi にはあまりにも大きく、あまりにも広く、あまりにも静かで、一種の異空間という雰囲気満点の家でした。 どことなく暗くて、部屋に置かれた調度品の1つ1つに何か得体の知れないものが潜んでいるような気がして、皆が集まる居間以外の部屋に足を踏み入れること自体が冒険でした。 その家の調度品は中国っぽいものが多く(KiKi の父方の祖父は中国で税関吏(?)の仕事をしていた人だった)、決してグリーン・ノウの家にあるものと同種ではないんだけど、何となく子供の感性には「同じ匂いのするもの」と感じられたんですよね~。 (全文はブログにて)
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子供向け。小学校高学年くらい?それでも、洪水の描写とか、庭園の刈り込まれた木とか、英国らしいのではないかと思います。 今読んでみると、文化の根っこの違い、みたいなのを感じる。そこが面白くて、興味を惹かれるんだけど。
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