グリーン・ノウの子どもたち の商品レビュー
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ずっと昔親に勧められて、なんとなく読まずに来た。 もう死んでしまった子供たちとの交流。しかしなかなかエンカウントには時間がかかるのであった。 おばあさんの温かさ、存在の頼もしさが、家族愛に飢えたトーリーにとって拠り所になっていくのがよかった。 ジプシーが悪人なところは正直時代を感じる。
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図書館福袋その3。これは英国版座敷わらし?(゜゜;)ド派手なファンタジーではなく、どこか懐かしいファンタジー(*^-^*)このシリーズ、知ってはいたけれど読んだ事はなかった(--;)しかも図書館に全巻揃っていたとは…(;´д`)1巻を読んでしまったら、もう全巻を読まねばなるまい(...
図書館福袋その3。これは英国版座敷わらし?(゜゜;)ド派手なファンタジーではなく、どこか懐かしいファンタジー(*^-^*)このシリーズ、知ってはいたけれど読んだ事はなかった(--;)しかも図書館に全巻揃っていたとは…(;´д`)1巻を読んでしまったら、もう全巻を読まねばなるまい(^^;)実際にグリーン・ノウへ行けなくても、トーリーと一緒に物語の中へ(^^)
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寄宿舎でさみしく暮らしていたトーリーが、田舎のお屋敷でひいおばあさんと暮らす。そこには代々庭師のボギスさんがいて、300年前にペストで亡くなった子どもたちの幽霊がいて… 少し冗長なところはあるけれど、魅力的な設定と、細やかで生き生きとした描写で、トーリーに自分を重ねて読むとワクワクする。
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7歳の少年トーリーは、冬休みに、「グリーン・ノウ」という古い屋敷に暮らすひいおばあさんを訪ねる。孤独なトーリーは、不思議に満ちたグリーン・ノウを探検し、心優しいおばあさんや300年前にグリーン・ノウで生きた子どもたちと心を通わしていくうちに、次第に生きることの楽しさを感じていく。...
7歳の少年トーリーは、冬休みに、「グリーン・ノウ」という古い屋敷に暮らすひいおばあさんを訪ねる。孤独なトーリーは、不思議に満ちたグリーン・ノウを探検し、心優しいおばあさんや300年前にグリーン・ノウで生きた子どもたちと心を通わしていくうちに、次第に生きることの楽しさを感じていく。 グリーン・ノウを探検して、不思議なことに次々と出会っていくのが、子どもの心をくすぐるんだろうなあ。でも、ただ楽しいだけでなく、生きていくことの悲しみに、7歳ながらもふと気づいていくトーリーの姿を描いているところに、深みを感じさせられた。 例えばボギズが戦争で息子や孫を亡くしたことをポツリと語る場面や、「幽霊」であるグリーン・ノウの子どもたちが「死んだ」存在であることをトーリーが認識させられる場面など。 「もちろんトーリーでも、あの子たちが年もとらずに何世紀も生きているはずのないことは、知っていたにちがいない。だがトーリーは、そんなことは考えたことがなかったのだ。少年にとって、あの子たちは、とてもみぢかで、真実みがあり、この世にかけがえのないじぶんの家族だった。いまトーリーは、世界がおわってしまったような気がした。」(P121) だからこそ、トーリーの悲しみや寂しい気持ちをさりげなく受け止めてくれて、不思議も楽しさも分かち合ってくれるひいおばあちゃんが、トーリーにとってすごく大切な存在で、読んでいるうちに大好きになっていった。 「トーリーはなにもいわずに、おばあさんによりかかった。とてもいい気持ちだった。おばあさんはほんもので、たしかにそこにいて、トーリーの気持ちがよくわかってくれた。」(P150) 「幽霊の子どもたち」との交流や「グリーン・ノウ伝説」の逸話など、一見不思議で満ちた物語だけど、同時に人生の真実を描いていた素敵な作品だった。
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ルーシー・M・ボストンさんの作品、小さい頃から題名は知っていたのにきちんと読んでいなくて読書会のテーマ本でようやく読むことが出来ました。ひいおばあさんの家(イギリスのいちばん古いお屋敷のひとつグリーン・ノウ)で冬休みを過ごすことになったトーリー。ひいおばあさんとトーリー、二人だけ...
ルーシー・M・ボストンさんの作品、小さい頃から題名は知っていたのにきちんと読んでいなくて読書会のテーマ本でようやく読むことが出来ました。ひいおばあさんの家(イギリスのいちばん古いお屋敷のひとつグリーン・ノウ)で冬休みを過ごすことになったトーリー。ひいおばあさんとトーリー、二人だけ。暖炉の上には、三人の子どもとふたりの女の人の家族の油絵がかかっている。それは、ずっとまえのオールドノウ家の人たちだった。トーリーがグリーン・ノウに住み慣れていくうちに次から次へと不思議な事が。もう、実際、存在しない人たちだけど、きっとおやしき中、家具とか、場所とか、至るところに魂が吹き込まれていて、その存在を信じる人だけが感じる事ができるんだろうなぁー。自分の中にもオールドノウ家の血が流れていることがトーリーの支えにもなっているんだなぁーと思いました。非現実だけど物語りにどんどん引き込まれていきました。続きも読んでみたいです。
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寄宿学校で暮らす少年トーリーが、冬休み、ひいおばあさんの古い屋敷で、300年前の3人の子供たちと出会い、友達になる話。 冒頭、洪水で先に進めないタクシーからボートに乗り換えて屋敷に向かう描写が、非日常を味わう体験で、これから何かが始まりそうな予感を与えてくれます。 グリーン・ノウ...
寄宿学校で暮らす少年トーリーが、冬休み、ひいおばあさんの古い屋敷で、300年前の3人の子供たちと出会い、友達になる話。 冒頭、洪水で先に進めないタクシーからボートに乗り換えて屋敷に向かう描写が、非日常を味わう体験で、これから何かが始まりそうな予感を与えてくれます。 グリーン・ノウ物語は6巻あります。
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大人になって読むといい。 イギリス、ヘミングフォードグレーの作者が住んでいたマナーハウスが舞台 子供のときに持てた創造力と自然がここまで伝わる本も珍しい。 美しく、哀しく、寂しさと温かさが感じられる物語の始まりになっている 2巻もまた期待!
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この本は、私が小学生の頃に読みました。 昔のイギリスの田舎の様子が、当時の私にはうらやましくて、よくこの物語の様子を思い出しては素敵な国だなぁって空想にふけったものです。 お話もとても素敵で、テレビや映画のなかのファンタジーの世界とはまた違う、素朴なファンタジーの世界へといざなわ...
この本は、私が小学生の頃に読みました。 昔のイギリスの田舎の様子が、当時の私にはうらやましくて、よくこの物語の様子を思い出しては素敵な国だなぁって空想にふけったものです。 お話もとても素敵で、テレビや映画のなかのファンタジーの世界とはまた違う、素朴なファンタジーの世界へといざなわれたような感じがします。
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上橋菜穂子さんの「明日は、、」で紹介されていて興味を持ち読みました。とても面白かったです。どうして今まで知らなかったんだろう!他の巻も読むつもりです。
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グリーン・ノウ物語シリーズの第一巻。 読んだことがなかったので読んでみました。 子供の頃に読んでおけたら一番良かったですが、大人になった今読んでも素敵な物語でした。 冬休みを過ごす為に訪れた、イングランドの片田舎にある今まで会ったことがないひいおばあちゃんのお屋敷。 今では定番中の定番の設定ですよね。これだけでもうわくわくしてしまいます。 美しい光景が目の前に広がる不思議な物語でした。
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