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子どもたちは夜と遊ぶ(下) の商品レビュー

4.1

599件のお客様レビュー

  1. 5つ

    211

  2. 4つ

    220

  3. 3つ

    110

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    6

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2022/02/03

結局、浅葱くんと恭二は今後どうしていくのか気になった。 ぼくのメジャースプーンの時間軸はこの本の前なのか、途中なのかまた読んで確認したくなった!

Posted byブクログ

2022/01/30

iとθの関係、孝太と月子の関係は予想通りではあったけれど、続きが気になってページをめくる手を止められませんでした。 ハッピーエンドとは言えない結末。 だけれど読後感はどこかあたたかくて、希望を感じる。 「夜を照らす月の光は素晴らしく明るい」。 月子の存在は、浅葱の闇を照らす一筋...

iとθの関係、孝太と月子の関係は予想通りではあったけれど、続きが気になってページをめくる手を止められませんでした。 ハッピーエンドとは言えない結末。 だけれど読後感はどこかあたたかくて、希望を感じる。 「夜を照らす月の光は素晴らしく明るい」。 月子の存在は、浅葱の闇を照らす一筋の光だった。その光があったから、浅葱は不幸なんかじゃなかった。 月子は、浅葱の生きる道標だ。 それにしても恭司がかっこよすぎる。 恭司として浅葱が月子に会いに行った以上、もう彼は月子に会うことはできないのだ。 それが分かっていてもなお浅葱と月子を会わせる。愛だなぁ。 「終わりなんて唐突にやってくるものだし、人生っていうのは確かに死ぬまでの長い暇潰しに過ぎない。だけど、だからって手を抜いちゃ駄目だ。時間の中味を決めるのは自分の責任だから、意味のないだらだらとした暇潰しを続けない方がいい」 「なりたいものになるためには、きちんと生きていかなければならない」 「人間には誰でも、大好きで泣かせたくない存在が必要なんだって。君が生きているというそれだけで、人生を投げずに、生きることに手を抜かずに済む人間が、この世の中のどこかにいるんだよ。不幸にならないで」

Posted byブクログ

2022/01/21

まとめ上げ方は相変わらず上手だなぁと思ったけど、浅葱に最後まで感情移入できんかったな〜〜 それよりも恭二についての考察読んだら男前すぎ、、、!ってなった笑

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2022/01/18

やはり、辻村深月さんはすごいですね。終盤の回収がいつもながら凄過ぎです。二重三重くらいで読者を欺いてくるので最後は何がどうなってたのか、頭が追いつかなくなり、全てを知った後にもう一回読みたいと思わせてくるところがさすがだなぁと思いました。サスペンス系は得意ではないのですが、ちゃん...

やはり、辻村深月さんはすごいですね。終盤の回収がいつもながら凄過ぎです。二重三重くらいで読者を欺いてくるので最後は何がどうなってたのか、頭が追いつかなくなり、全てを知った後にもう一回読みたいと思わせてくるところがさすがだなぁと思いました。サスペンス系は得意ではないのですが、ちゃんと哲学的なメッセージが込められていて、頑張って読んでよかったなぁと思いました。

Posted byブクログ

2022/01/15

人間は誰でも、大好きで泣かせたくない存在が必要なんだって。君が生きているというそれだけで、人生を投げずに、生きることに手を抜かずに済む人間が、この世のどこかにいるんだよ。 面白かった!! 途中で結末は見えてたけど、色んなそれぞれの感情の入り組み方とか、さすがって感じ。 そして...

人間は誰でも、大好きで泣かせたくない存在が必要なんだって。君が生きているというそれだけで、人生を投げずに、生きることに手を抜かずに済む人間が、この世のどこかにいるんだよ。 面白かった!! 途中で結末は見えてたけど、色んなそれぞれの感情の入り組み方とか、さすがって感じ。 そして、最後のエピローグ、考えてみたらベタベタやけど、最高やった・・・狐塚と会って欲しくなかったような、会わざるをえんかったような・・・

Posted byブクログ

2022/01/14

初めて読んだ時はグロいところもあり、途中で読みやめてしまいましたが、どうしても気になり、読みました。最後のグワ〜〜〜と覆されるのは、さすが深月さん‼︎ちなみにこれを読み終わったら、「僕のメジャースプーン」を読むといいです。この話に出てきた登場人物が出てきます!

Posted byブクログ

2022/04/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻はまあまあ面白かったけど、かなり無理やり感はあったかな。とりあえず、辻村深月さんは女性の心理描写は得意だけど、男性の心理描写は的外れな印象が…。大筋の展開はほぼ予想通りだったし、辻村深月さんの作品にしては浅いと言うか安っぽい印象でした。あと、唯一、どんでん返し感があった狐塚と月子の件ですが、あれはいくらなんでも反則過ぎるかなとも思いました^^;。 ちなみに、時系列的には本作→「ぼくのメジャースプーン」→「名前探しの放課後」ですが、別に僕は本作は読まなくても大丈夫だと思います。

Posted byブクログ

2021/11/22

読み終わった後の 鳥肌が止まらなかった みんなみんな愛しい 優しい嘘 目の奥がじんわりあつくなった どうかみんなが幸せでありますように

Posted byブクログ

2021/11/07

上下巻読了。登場人物の掘り下げがしっかりしており、特に浅葱の不幸な境遇に胸が痛んだ。その為、浅葱は人殺しで取り返しのつかないことをしているのに、浅葱に感情移入してしまう自分がいた。iの正体が気になり後半一気に読み進めたが、理解が難しく、解説サイトを読んだ。(それでも理解が難しかっ...

上下巻読了。登場人物の掘り下げがしっかりしており、特に浅葱の不幸な境遇に胸が痛んだ。その為、浅葱は人殺しで取り返しのつかないことをしているのに、浅葱に感情移入してしまう自分がいた。iの正体が気になり後半一気に読み進めたが、理解が難しく、解説サイトを読んだ。(それでも理解が難しかった。) 読後感は何とも言えない。そして切ない。でも少し希望を感じる終わり方で良かった。 話に引き込まれたが、長くて読むのがきつかった部分もあった。だがそれは1人1人の人物描写がとても丁寧だからで、普通のミステリー小説では味わえない魅力を感じる。 最後は浅葱を含め皆幸せになってほしいと思えた。

Posted byブクログ

2021/11/05

最初から、『これ、ひょっとして自分の嫌いな”あの”パターンかも』って、多少なりはそう思いながら読んでいたけど、残念ながらその予感は的中。どんな作家さんでも、とりあえず一度は書きたいものなのかな、このパターン。もう手垢にまみれまくっている気がするし、そもそも”これ”を苦手とする身と...

最初から、『これ、ひょっとして自分の嫌いな”あの”パターンかも』って、多少なりはそう思いながら読んでいたけど、残念ながらその予感は的中。どんな作家さんでも、とりあえず一度は書きたいものなのかな、このパターン。もう手垢にまみれまくっている気がするし、そもそも”これ”を苦手とする身としては(だって、何でもアリになっちゃうもの)、それだけでちょっと苦い気分になってしまう。それでもなお、本作を評価するのは、それを差し引いて余りある物語の求引力。最後にきて、立て続けに殺人が未遂に終わったり(通常は、回を重ねるほど精度が上がるのでは?)、とってつけたように語られる過去の同様の事件とかは(このタイミングに至るまで警察が見逃す?)、ちょっと首をひねりたくもなるけど、クライマックスのカタルシスで帳消し。何だかんだ言っても、さすが大したもんです、辻村深月。

Posted byブクログ