子どもたちは夜と遊ぶ(下) の商品レビュー
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事件のことが重たくって、 読むのが辛かったけれど、 下巻も一気に読んでしまった。 上巻は時系列も把握しづらかったけれど。 カップルであることに違和感は持ちつつも 兄妹ってことには気づかず、 うまく騙された。 月子の苗字は出てきてなかったのに、 全く疑問も持ってなかった。 「ぼくのメジャースプーン」 より本作を先に読むべきとあったけれど、 私はメジャースプーンが先でも良かったと思う。 メジャースプーンでの秋先生が好きだったから、 言葉遣いに違和感はあったけど。 月子も本作では料理下手ではなかったし。 秋先生の力を分かった上で読んで良かったと思う。 どんな人にも心の支えって必要だよね。 苦しい時は当然なにかにすがりたくなるし、 うまくいっているときだって、 それがあればもっと頑張れたり、 励みになる。
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この終盤のドキドキが好き 孝太と月子の関係、なんで気づかなかったんだろう! 恭司みたいな人すごく好き
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ゲームの進行に徐々に追い込まれていく浅葱だが、iは無慈悲に追い込みながらゲームを続けていく。そして浅葱は残酷な決断を迫られていく。 ミステリーのネタとしてはそこまで驚くべきものではなく、読んでいてある程度予想できていましたが、やはり筆者の文章力、表現力はすごい、と思わされた作品...
ゲームの進行に徐々に追い込まれていく浅葱だが、iは無慈悲に追い込みながらゲームを続けていく。そして浅葱は残酷な決断を迫られていく。 ミステリーのネタとしてはそこまで驚くべきものではなく、読んでいてある程度予想できていましたが、やはり筆者の文章力、表現力はすごい、と思わされた作品です。 上巻では説明的な文章も多く、テンポが遅かった印象ですが、下巻では浅葱が徐々に追い込まれていく様子がものすごく緊張感に溢れていて、月子とその友人たちとの微妙な人間関係の描き方もしっかりと、そして何よりも第九章の浅葱の心理描写の迫真さは読んでいるこちら側も苦しくなってくるほどでした。 ゲーム後の展開はとにかく切ない...。だれも悪い人はいないのになぜこうならざるを得なかったのか、人間の難しさ、運命の皮肉さについていろいろと思わされました。
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ものすごく嫌な作品、 読み進めるのが苦痛だった。 この作品の、というか、辻村深月さんのすごいところは大終盤。 伏線回収しまくって、読者を納得させてしまうところ。わたしも一瞬納得しそうになったけど、無意味に殺人を増やしていったことがやっぱり許せないし、そのトリックも好きじゃない。...
ものすごく嫌な作品、 読み進めるのが苦痛だった。 この作品の、というか、辻村深月さんのすごいところは大終盤。 伏線回収しまくって、読者を納得させてしまうところ。わたしも一瞬納得しそうになったけど、無意味に殺人を増やしていったことがやっぱり許せないし、そのトリックも好きじゃない。 恭二、浅葱の思いが切ないすぎる。 秋先生のことを知りたいのでつぎはメジャースプーン読みますね
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恭二をおもうと切ない… 本当に月子のこと好きだったんだろうなぁと。 浅葱のことも理解していたのか?漫画喫茶での出来事とか、病院での再会とか。
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読了。最後は目が離せない感じの一気読みでした。θは、何となく予想できましたが、違う所で騙されてました。最後は、ちょっと理解が追いつかない部分があって...もう一回再読したいです。 #読了 #読書好きな人と繋がりたい #辻村深月
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また、やられた。 ぬるくまとわりつく嫌な予感は、やはり。 でもやっぱりかっこいい男がおいしいところをもっていく。 先に読んでしまった『ぼくのメジャースプーン』をもう一度読まねば。つながっているキャラも、そこで秘密が語られたことも覚えている。
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二重人格かぁ、と読み終わった時の正直な感想。 月子の行動は、ある意味ではすごく綺麗だけど、秋山先生の言う通り、生きるのを諦めてほしくなかったなぁ。 頭の中がけっこうごったになってるので読み返してみようと思う作品。
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i→藍 i(アイ 木村浅葱、孤塚孝太が応募した論文コンクールで最優秀賞を受賞、C大学の学生を名乗った) 赤川翼(ナイフで刺殺→死んでない、失踪) 今田信明(ナイフで刺殺) 今田の友人(電車に撥ねられて死亡) 蛇島友美(交通事故で死亡→ただの事故) 川崎幸利(ナイフで刺殺後ホテル非常階段から投げ落とす) θ→浅葱 木村浅葱(きむらあさぎ D大学工学部院生、孝太と同じ研究室、色白、天才肌、藍は双子の兄) 森本夏美(ベルトで絞殺) 萩野清花(ベルトで絞殺) 片岡紫乃(ベルトで絞殺) 孤塚月子(花瓶で撲殺→失敗) 狐塚孝太 石澤恭司 誠司(恭司の弟) 孤塚月子(孝太の妹) 片岡紫乃(月子の一番の親友) 秋山一樹(児童心理学が専門の教授) 白根真紀(月子の同級生) 真紀の元彼(真紀ちゃんに暴力を振るい鼓膜を破く、秋先生にあの能力を使われ、二度と大学に現れなくなった) 坂本玲一(さかもとれいいち 埼玉県警入間署、刑事課長、警視。35歳、T大文学部心理学科卒で秋山の教え子) 緒方(萩野清花事件の担当刑事) 二ノ宮(萩野清花事件の担当刑事) 川崎幸利(会員制クラブで藍と知り合う) 上原愛子(iの名前で木村浅葱、孤塚孝太が応募した論文コンクールで最優秀賞を受賞、お化けトンネルで浅葱に殺される) i(木村浅葱のもう一つの人格、幼い頃に兄の藍を殺していた)
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交わることのない、人の想い。切ない終わりがやってくる。「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に2人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない――。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかにな...
交わることのない、人の想い。切ない終わりがやってくる。「浅葱、もう少しで会える」『i』は冷酷に2人のゲームを進めていく。浅葱は狐塚や月子を傷つけることに苦しみながら、兄との再会のためにまた、人を殺さなければならない――。一方通行の片思いが目覚めさせた殺人鬼『i』の正体が明らかになる。大人になりきれない彼らを待つ、あまりに残酷な結末とは。
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