人間はどこまで耐えられるのか の商品レビュー
タイトルどおり、暑さや寒さ・高さや低さといった様々な観点から「人間はどこまで耐えられるのか」というものをジョークも交えて書かれている。意外とタフだったり、逆に脆かったりと私たちが想像するよりも人間という生き物は特殊なのだなと感じた。 人間の限界点の先にも暮らしている生物は多く、そ...
タイトルどおり、暑さや寒さ・高さや低さといった様々な観点から「人間はどこまで耐えられるのか」というものをジョークも交えて書かれている。意外とタフだったり、逆に脆かったりと私たちが想像するよりも人間という生き物は特殊なのだなと感じた。 人間の限界点の先にも暮らしている生物は多く、それらの生物は独自の進化や技術をもっている。それらの生物と人間を比べたり耐えられるカラクリを解説したりと人間が新しくものを開発するキッカケになりそうなことがいくつも書かれているので人間の技術的な進化がまだ可能かもしれないと感じられたため読んでいてとても面白かった。
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人間は「高さ」、「深さ」、「暑さ」、「寒さ」にどこまで耐えられるのか、人間はどこまで「速く」走れるのか、人間は「宇宙」で生きていけるのかなど、「人間の限界」について書かれたもの。人間の身体的特徴がどこまで環境に適応でき、その限界はその特徴によって生まれてくるということが、丁寧に書...
人間は「高さ」、「深さ」、「暑さ」、「寒さ」にどこまで耐えられるのか、人間はどこまで「速く」走れるのか、人間は「宇宙」で生きていけるのかなど、「人間の限界」について書かれたもの。人間の身体的特徴がどこまで環境に適応でき、その限界はその特徴によって生まれてくるということが、丁寧に書かれていて生理学的にも楽しい読み物だった。 「どこまで深く潜れるか」の章に枕草子《うちとくまじきもの》が引用されているのに驚いた。イギリスの知識階級恐るべし。
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3週間かけても第5章の「どこまで速く走れるのか」までしか読めなかった。次の「宇宙で生きられるのか」もすごく気になったんだが…。これ以上時間をかけても読めないと思い、ここで読了とすることにした。 人間(ホモ・サピエンス)という種が様々な極限状況に対してどこまで生きられるのか、過去...
3週間かけても第5章の「どこまで速く走れるのか」までしか読めなかった。次の「宇宙で生きられるのか」もすごく気になったんだが…。これ以上時間をかけても読めないと思い、ここで読了とすることにした。 人間(ホモ・サピエンス)という種が様々な極限状況に対してどこまで生きられるのか、過去の実際の挑戦とそれを裏付ける生物学的な説明を元に解説してくれる。 ヒトの限界と、他の動物は何故それ以上過酷な状況でも耐えられるのか、その生物学的な仕組みの違いを解説してくれるのが面白かった。
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暑さと寒さの話が面白かった 寒すぎると仮死状態になって割と生きられることもある。 寒いところに住んでる人間は小さくて小太りな人が多いのは熱を蓄えるためとは知ってたけど背が高く足が長いほうが効率よく熱を放熱できるのは知らなかった。面積が大きいほど汗をかけるかららしい。 105度...
暑さと寒さの話が面白かった 寒すぎると仮死状態になって割と生きられることもある。 寒いところに住んでる人間は小さくて小太りな人が多いのは熱を蓄えるためとは知ってたけど背が高く足が長いほうが効率よく熱を放熱できるのは知らなかった。面積が大きいほど汗をかけるかららしい。 105度で15分ほど生きけるのは本当かな?と思ったし湿度が低ければ90度でも快適って書いてあるけど本当かな……信じられないな
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高さ、深さ、暑さ、寒さ、速さなど、人間の体は生理学的にどこが限界?極限状態でどうなっちゃうの??ということがやさしく書かれています。身近な例やエピソードが多く、サバイバル・ブックとしても活用できそうな一冊。 図書館スタッフ
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生理学者の著者による、極限状況における人間や他生物の限界を検証している一冊。 高さ、深さ、暑さ、寒さ、速さ、地球外などに関わる厳しい環境が集められています。 なかなか専門的で、内容は難いと感じました。 しかし、ユーモアたっぷりの筆致が読者を奥深い極限まで導いてくれるでしょう。
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生きるか死ぬかの極限状況で、肉体的な「人間の限界」を著者自身も体を張って果敢に調べ抜いた驚異の生理学。人間はどのくらい高く登れるのか、どのくらい深く潜れるのか、暑さと寒さ、速さの限界は?果ては宇宙まで、生命の生存限界まで、徹底的に極限世界を科学した
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高温、低温、高さに深さなど、人間の身体の限界についての研究を紹介した本。 同一高度でも、飛行機から急に放り出されたときと、その高度の山に登っていくときとで、生死が変わる理由とか、深くまで潜っていったときの血液中のあれこれとか、いろいろと新しく知ることがあって面白かったです。 この...
高温、低温、高さに深さなど、人間の身体の限界についての研究を紹介した本。 同一高度でも、飛行機から急に放り出されたときと、その高度の山に登っていくときとで、生死が変わる理由とか、深くまで潜っていったときの血液中のあれこれとか、いろいろと新しく知ることがあって面白かったです。 この本に書いてあるようなことを確かめるために自分で実験してみた人たちがいるって事も驚きです。
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"最高に面白い本だった。人間が健康に活動できる限界は?という視点から、科学的に分析をする。もしもの不測の事態に陥ったときのサバイバルも学べる。 極寒の海に投げ出されたらどうするか?救命具をつけていれば、じっと浮かんでいる方が助かる確率は高い。水は空気より熱の伝導がはやい...
"最高に面白い本だった。人間が健康に活動できる限界は?という視点から、科学的に分析をする。もしもの不測の事態に陥ったときのサバイバルも学べる。 極寒の海に投げ出されたらどうするか?救命具をつけていれば、じっと浮かんでいる方が助かる確率は高い。水は空気より熱の伝導がはやい。動き回ると急激に体温を奪われ消耗する。 こんな知識も身につく。 宇宙にいくことはまずないだろうが、宇宙酔いについても学べる。 どこまで高く登れるか? どこまで深く潜れるか? 暑さ、寒さにどこまで耐えられるのか? どれくらい速く走れるか? 宇宙で生きていけるか? 最後に、生命そのものは、どんな環境で生きていけるのかを地中深くに生息する微生物など紹介しながら紹介している。"
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著者のフランセス・アッシュクロフト(1952年~)は、英オックスフォード大学生理学部教授で、インシュリンの分泌に関する第一人者である。本書は2002年に邦訳版が刊行され、2008年に文庫化された。 本書は、文字通り、人間は「高さ」、「深さ」、「暑さ」、「寒さ」にどこまで耐えられる...
著者のフランセス・アッシュクロフト(1952年~)は、英オックスフォード大学生理学部教授で、インシュリンの分泌に関する第一人者である。本書は2002年に邦訳版が刊行され、2008年に文庫化された。 本書は、文字通り、人間は「高さ」、「深さ」、「暑さ」、「寒さ」にどこまで耐えられるのか、人間はどこまで「速く」走れるのか、人間は「宇宙」で生きていけるのかなど、「人間の限界」を科学的に解明しようとしたものである。 私は、本書を、理化学研究所と編集工学研究所(所長は松岡正剛)が共同で2017年に企画・選書した、科学の面白さ、深さ、広さが伝わる“科学道100冊“の中で知り、手に取った。 一部の専門的な説明は著者の了解を得て割愛しているとはいえ、生理学の予備知識のない私には読みにくい部分もあったが、「人間の限界」とは、大まかに言えば、「高さ」と「深さ」については、空気の濃度や圧力の高低に体がどこまで対応できるのか、「暑さ」と「寒さ」については、外気温に対して汗や血液の流れの変化でどこまで体温を調整できるのか、「速さ」については、どこまで速くエネルギーを燃焼させて筋肉の運動に使えるのか、という点にあるとのイメージはつかめたように思う。 そして何より、自分で、ふだん暑さや寒さを感じたり、走ったりしたときに(高い山に登ったり深い海に潜ることは殆どないが)、血管や肺などの身体の中の変化が、朧げにでも想像できるようになったという意味で、とても面白く役立つものであった。 (2018年1月了)
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