人間はどこまで耐えられるのか の商品レビュー
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誰もが一度はなにかしら何かしらここにあるようなことは考えたのではないか?と思う、普遍的な問いを、いたって真面目に検証した本。 普段は感じていないが、特に気圧について、状況によってはいとも簡単に凶器になりえるのだと認識した。
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第1章 どのくらい高く登れるのか 第2章 どのくらい深く潜れるのか 第3章 どのくらいの暑さに耐えられるのか 第4章 どのくらいの寒さに耐えられるのか 第5章 どのくらい速く走れるのか 第6章 宇宙では生きていけるのか 第7章 生命はどこまで耐えられるのか 相当理系の内容なので難しいけど面白い。 飛行機が飛んでる最中に窓ガラスが割るとどうなるのか、高山病にかかるとどうなるのか、熱中症になったらどうしたらいいのか、体の中ではなにが起きているのか、どういう症状がでるのか、などが書いてあるので、怖いんだけど役にも立つ、ある意味ライフハックみたいなところも。 コウテイペンギンは群れをなしながら少しずつ移動して体温を保持して、しかも中心にいる温まったのと外側にいるのとが入れ替わるっていう話が好き。
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表題通り人間はどこまで耐えられるかについてひたすら書かれている。 標高はどうだ?深海では?暑さは?寒さは?そもそも人間が耐えられない状況とはどういった生理的作用のもとに成り立っているのか? それぞれが詳しく解決され、そして人類がそれらの限界をどうやって乗り越えてきたか、これか...
表題通り人間はどこまで耐えられるかについてひたすら書かれている。 標高はどうだ?深海では?暑さは?寒さは?そもそも人間が耐えられない状況とはどういった生理的作用のもとに成り立っているのか? それぞれが詳しく解決され、そして人類がそれらの限界をどうやって乗り越えてきたか、これから乗り越えようとしてきたのかも記されている。 個人的には第六章の「宇宙では生きていけるのか」の項が大変面白かった。
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高さ、深さ、暑さ、寒さ、速さ、宇宙、そして極限環境における生物の存在について。 様々な伝聞や文献を元に、いろいろな極限状態での行動やその結果を知ることができるのが面白い。 高山病や減圧症の対策、暑いところ、寒いところで気をつけるところなど、案外実用的なことも多い。 実際に知識を使...
高さ、深さ、暑さ、寒さ、速さ、宇宙、そして極限環境における生物の存在について。 様々な伝聞や文献を元に、いろいろな極限状態での行動やその結果を知ることができるのが面白い。 高山病や減圧症の対策、暑いところ、寒いところで気をつけるところなど、案外実用的なことも多い。 実際に知識を使う機会が無いことを祈りたいけれど、もしものときのために覚えておこうかな……。
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広く浅く人間の限界について知れて非常にためになった。ただあまりにも淡々と並列的に説明されるため、飽きやすいのが難点。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA86186686
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[ここが、体力の終着点]暑さ、寒さ、高さ、深さなどのジャンルごとに、生命がどこまで耐えることができるかを探った科学本。限界の限界に挑んだ科学者など、「奇人」のエピソードなども収録されています。著者は、オックスフォード大学の生理学部教授を務めるフランセス・アッシュクロフト。訳者は、...
[ここが、体力の終着点]暑さ、寒さ、高さ、深さなどのジャンルごとに、生命がどこまで耐えることができるかを探った科学本。限界の限界に挑んだ科学者など、「奇人」のエピソードなども収録されています。著者は、オックスフォード大学の生理学部教授を務めるフランセス・アッシュクロフト。訳者は、『驚異の古代オリンピック』等の訳業がある矢羽野薫。原題は、『Life at The Extremes』。 科学の知識がなくとも科学を楽しむことができる良作。邦題には「人間」と銘打たれていますが、それ以外の動物や細菌などについても述べられており、幅広く生命の不思議に触れることができるかと。それにしても自らの命を賭して限界についての謎を解明しようとした科学者列伝には恐れ入りました......。 〜極限状態と戦って生きのびるためには、「命の理論」である生理学の知識が欠かせないのだ。〜 最近のカイロの暑さも結構ヤバいです☆5つ
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過去の研究例などをもとに、人体が耐えられる寒さや暑さ、水圧などの限界を紹介する本。表紙に惹かれて読み始めたが。内容があまりにも淡々と書かれていて途中で飽きてしまった。センサーもコンピューターもない時代の研究者は、自らの肉体で無茶してたんだ・・・という印象が強く残る。
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面白く読みました。熱さ、寒さ、気圧色々あれど、やはり生存に一番重要なのは酸素濃度? 酸素が酸っぱいとは初めて知った。自分の体で人体実験を繰り返すなんて、科学者の鏡です。
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人間はどこまで耐えられるか? 努力とか我慢とかではなく、生理的/生物的にどこが限界なのか、越えるとどうなってしまうのか、ということをやたら詳しく説明してくれます。例えばエベレストの山頂くらいだと気圧が下がって肺の中の水蒸気圧が増えて酸素を取り込めないそうです、高度1万8000メ...
人間はどこまで耐えられるか? 努力とか我慢とかではなく、生理的/生物的にどこが限界なのか、越えるとどうなってしまうのか、ということをやたら詳しく説明してくれます。例えばエベレストの山頂くらいだと気圧が下がって肺の中の水蒸気圧が増えて酸素を取り込めないそうです、高度1万8000メートル以上で外気に晒されると血液が沸騰してしまうそうです。 他に、どこまで深く潜れるか、暑さ、寒さ、速さ、そして宇宙空間がテーマです。 読んだあと、なんとなく山に登りたくなくなるし、海に潜るのが怖くなります。
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