木曜日だった男 の商品レビュー
チェスタトンは初めて。 ミステリかと思ってたんだけど、何というか奇妙な、とにかく奇妙な話。 ブラウン神父ものも読んでみよう。
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逆説に逆説を重ねたら、ゼロだ 逆説の積み重ねで成り立つ世界は、虚無の観念に覆われている 主人公ガブリエル・サイムは、「詩的直感」という名の奇跡、もしくはあてずっぽうで 虚無を現実化しようとする陰謀、すなわち無政府主義者の世界に切り込んでゆく しかし・・・ まさしく終わりのない悪...
逆説に逆説を重ねたら、ゼロだ 逆説の積み重ねで成り立つ世界は、虚無の観念に覆われている 主人公ガブリエル・サイムは、「詩的直感」という名の奇跡、もしくはあてずっぽうで 虚無を現実化しようとする陰謀、すなわち無政府主義者の世界に切り込んでゆく しかし・・・ まさしく終わりのない悪夢のような小説だが 最終的に、「ただ生きていくこと」の幸せが暗示されることは救いだ
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正直、よく分からなかった。 最初は推理小説のような雰囲気だったけれど、 最後は意味が掴めなかった。 キリスト教の知識が要るのだろうか?
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〜「汝らは我が飲む杯より飲み得るや?」〜 最後に日曜日が言う言葉。なんとなく雰囲気はわかるのだが、どういう背景があって使っているのだろう。
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ゴトーに続き、なんともつかみがたい作品。はまる人とはまらない人の差がはっきり出そう。敵味方の区別や信仰の対象がもやもや最後まで続く。
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チュンソフトという会社の出したゲームに、「街」というサウンドノベルがあった。ザッピングシステムや、一人の主人公の行動が他の主人公の物語に影響を与えるシステムなど、画期的・先進的・かつ面白いゲームだった。 その中に、各構成員が「金曜日」などの曜日の名前を持つ秘密結社?に主人公が参...
チュンソフトという会社の出したゲームに、「街」というサウンドノベルがあった。ザッピングシステムや、一人の主人公の行動が他の主人公の物語に影響を与えるシステムなど、画期的・先進的・かつ面白いゲームだった。 その中に、各構成員が「金曜日」などの曜日の名前を持つ秘密結社?に主人公が参加するという話があった。その元ネタこそがこの本、G・K・チェスタトンの「木曜日だった男」である。
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The Man Who Was Thursday 1905年、今から100年以上前の作品ということですが、小説として本当、すごくすごく面白かったです。思想的にも話の筋も痛快で、表現や人物のちょっとした台詞なんかも大好き。時代背景も興味深いです。形式的に楽しい探偵小説とも言えるので...
The Man Who Was Thursday 1905年、今から100年以上前の作品ということですが、小説として本当、すごくすごく面白かったです。思想的にも話の筋も痛快で、表現や人物のちょっとした台詞なんかも大好き。時代背景も興味深いです。形式的に楽しい探偵小説とも言えるのですが、考えるべきことも山ほど与えてくれます。賢さとユーモアの同居。この話はリズムがあるから読みやすい新訳もナイスです。良い時間を過ごさせてもらいました!
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痛快で不思議な冒険活劇!いい刺激になりました。それにしても人物を曜日に例える斬新さとか次々見えてくる真相とか、チェスタトン読むの初めてだったんですがはまりそうです。
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