家族ゲーム の商品レビュー
ドラマ化された作品として手に取ってみたけれど、メッセージ性もよくわからず、んー、正直微妙な作品。 兄、弟、家庭教師、両親、正直誰にも魅力を感じたり共感することもできなかった(´・ω・`)
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うーん、なんというか想像と違った。 オチコボレの弟、もしかして発達障害? 、のもとにやってきた家庭教師。その存在が家族に波紋を呼ぶ。主人公は弟のようでいて、語り部の兄のようだ。 スパルタ家庭教師がもうちょっと家庭の根本的な部分に関わるかと思いきや、結局家庭の在り方まで変えられず尻...
うーん、なんというか想像と違った。 オチコボレの弟、もしかして発達障害? 、のもとにやってきた家庭教師。その存在が家族に波紋を呼ぶ。主人公は弟のようでいて、語り部の兄のようだ。 スパルタ家庭教師がもうちょっと家庭の根本的な部分に関わるかと思いきや、結局家庭の在り方まで変えられず尻すぼみ。家庭崩壊してきて突然終わり、みたいな。不完全燃焼。
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「自分のことは自分でする」これは大切なことだと思います。家庭教師は生徒の性格を何とか変えようとしましたがかないませんでした。相手を変えることはとても難しく、また期待するだけしんどい場合があります。相手に期待することよりもまずは自分から変えていこうと感じます。 親に兄弟で比較される...
「自分のことは自分でする」これは大切なことだと思います。家庭教師は生徒の性格を何とか変えようとしましたがかないませんでした。相手を変えることはとても難しく、また期待するだけしんどい場合があります。相手に期待することよりもまずは自分から変えていこうと感じます。 親に兄弟で比較されるのはとても辛いと思います。私も兄がいますが比較されていたとは思いません。むしろ自由になんでもさせていただいたと思います。兄をみて何をしてはいけない、何をしたらよいということを言われる前に判断して行動していました。兄は逆に両親に怒られていた記憶があります。今となっては私はあまり両親とは会話をせず、兄は両親と頻繁に関わりがあります。比較されてこなかった幸せがありますが、大人になったとき両親との間に隙間があるように感じました。
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人は簡単には変わることができない。その事実を突きつけられたような気がする。とても残酷な小説だった。松田優作主演の映画を観てみたい。
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ドラマとずいぶん違っているイメージ。ドラマ化よりずっと前から家にあったが、なぜ買ったのかは不明。あまり面白くなかった。
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家庭教師によってあらわにされた家庭の不協和音、兄慎一の感じる不安とこわれていく母親との関係。あるいは弟の得体のしれなさ。こういう父親はさすがに少なくはなったが、基本スタイルは変わらないとあらためて感じた。
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かなり昔の作品らしいけど。 そしてドラマは全然見ていないけど。 自閉症なのかなー。 特に説得力のある家庭教師というわけでもないし、 子どもたちに共感できる部分も少ないしでよくわからないというのが印象。今の時代には合わないだろうな。
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結局、何が言いたかったの? 出来の悪い弟が スパルタ家庭教師により、 次第に成績がアップしていく。 その過程に興味を持ち、読み始めたが、 オチがなく、とにかく期待外れ!
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この本は、あまり好きな類いではなかった。けど、家族のありかたについて考えさせる内容だと思う。もう少し終わり方が良ければ良かったなぁ。ドラマでは、今までに何人もの役者さんが演じてきたらしい。全部はムリだけど、櫻井くんのだけは見てみたいと思う。
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映像化された同名の作品には全く触れなかったので、変な先入観を持たずに小説版『家族ゲーム』を楽しむことができた。(「ドラマ版と全く違う」といったレビューが多かったので、ラッキーだったのかも。) そこはかとない息苦しさを感じる作品だった。 その要因は移動が極端に少ないからであろう。この物語の中心は語り手である慎一の部屋での出来事と、その部屋の窓から見える光景である。この作品を読んで、私は『SAW』シリーズ1作目をまず思い起こした。四角い部屋の中にとらわれた二人。ワンルームシチュエーションを覆う、閉塞感や絶望、緊迫感といったものは作風は全く違えど、この『家族ゲーム』にも当てはまる。ジグソーのように慎一が観察者になっていたのも不気味さを喚起する。 どこへもいけない苛立ち、窮屈さ。それらを抱えている慎一は弟の家庭教師として雇われていた吉本の海外旅行の話に、「思わず大声を出してしま」うほど食いつく。 この息苦しい六面体の中から抜け出し、親のしがらみから解放されることがきっと慎一の「したいこと」なのであろう。しかし、高校生の身分ではそれも叶わない。そして親への抵抗策として彼が選んだのは、どこにも行かないこと、つまり引きこもりである。ここではないどこかに行きたいが故に、引きこもりになってしまう。なんとも逆説的で、皮肉だ。 巻末の解説を担当している高橋源一郎氏の文章はとても興味深かった。 もし自分が人の親になってからこの作品を読み返したとき、違った作品の捉え方ができるかもしれないし、また、なぜ『家族ゲーム』という題名になったのか、現時点で自分なりの答えを持たないので、それも一考の余地がある。 読んで損はない作品であると思う。
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