深海のYrr(上) の商品レビュー
震災前に図書館で借りてたんだけど、劇中に大津波とか出て来るので、ちょっとタイミング悪かったですね…。 劇中で地球規模の災害に対して世界の科学者が集結するわけだけど、前半の各科学者のエピソードが長い。集結してからでいいよ! 上・中・下で1600ページぐらいあるんだけど、これ前...
震災前に図書館で借りてたんだけど、劇中に大津波とか出て来るので、ちょっとタイミング悪かったですね…。 劇中で地球規模の災害に対して世界の科学者が集結するわけだけど、前半の各科学者のエピソードが長い。集結してからでいいよ! 上・中・下で1600ページぐらいあるんだけど、これ前半900ページはいらないよ! 出会った時の互いのリアクションを印象的に書いた方が切り口鮮やかにキャラクター性が伝わるよ! これがベストセラーてやっぱドイツ人はマゾなんかな…。 でもまぁ今やハリウッド映画や特撮映画の組み立てとは違うところから発生した小説としての災害もののという点では珍しい読み口だったとは言えるかな。まぁ、特撮脳の私は『海の底』の方が1/4の時間で倍面白かったけど。
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深海を掘り進む新種のゴカイ、船を襲うクジラ達、炸裂するロブスター爆弾、町を覆い尽くす白いカニ…。海の生物たちが異様な行動を取り始めたのは何故なのか。やがて科学者達はYrr(イール)に辿り着く。 専門用語が多いが理解して読めばどっぷりハマる。好奇心が止まらない。これは面白い!
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ドイツで大ヒットしたらしい海洋SFということで読み始める。 図書館でちょこちょこチェックしてたんだけどいつも上中下のどれか欠けてたので、やっと念願叶って手元に。 大学で学んだ知識がそこそこ役に立つ小説って初めてでなんか嬉しい。 それでも専門的なとこは難しくてほとんど分かってない...
ドイツで大ヒットしたらしい海洋SFということで読み始める。 図書館でちょこちょこチェックしてたんだけどいつも上中下のどれか欠けてたので、やっと念願叶って手元に。 大学で学んだ知識がそこそこ役に立つ小説って初めてでなんか嬉しい。 それでも専門的なとこは難しくてほとんど分かってないんですけどね! 続きが気になって一日で読んでしまったので、難しいところは何度か読み直した。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2008年の大ベストセラー大長編。正月休みに読み終わる予定が、思いの他時間がとれず、ようやく読了。綿密な取材に裏打ちされた科学知識に基づいて、キリスト教的な人間中心主義の限界と、安易な海洋開発(特にメタン・ハイドレート開発)の危険性を訴える。 我々のすぐ隣にある未開の宇宙、深海が人間に牙をむき、クジラが船を襲い、津波が都市を破壊し、未知のウイルスが人間の生活を踏み潰していく描写は、微に入り細を穿って圧巻の一言。ラスト間際に描かれる人間の醜悪な狂気も、真に迫って素晴しい。しかし、正月早々、人がたくさん死ぬ小説を読んだのはよくなかったかもしれない…。
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この手のSFサスペンス?が好きな人にはかなりオススメです 映画で言えば少し『アビス』に似てるかも 今まで読んできたヨーロッパの小説の中で一番です 翻訳に関しては問題はなかったです
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かなり長いし、かなり専門的であるため、何度か前に戻って読みなおしてみたりしつつ読了。私はエコという言葉が胡散臭くて大嫌いなんだけれども、あえて。このまま地球に無関心だと近い将来、地球はだめになっちゃうよ。という警告を突きつけたエコ小説である。
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新潟旅行に持って行く本を探していたときに平積みの表紙を見て何となく購入。海洋物はあまり読んでこなかったので読むのも良いだろう。 上下巻なのにずいぶんゆっくりな展開だなぁと思いながら読了。 下巻を読む気にはさせられたので本屋に行ったら、ガーン!上中下だったか。どうりでゆっくりだと...
新潟旅行に持って行く本を探していたときに平積みの表紙を見て何となく購入。海洋物はあまり読んでこなかったので読むのも良いだろう。 上下巻なのにずいぶんゆっくりな展開だなぁと思いながら読了。 下巻を読む気にはさせられたので本屋に行ったら、ガーン!上中下だったか。どうりでゆっくりだと思った。
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「ノルウェー海で発見された無数の異様な生物。海洋生物学者ヨハンソンの努力で、その生物が海底で新燃料メタンハイグレードの層を掘り続けていることが判明した。カナダ西岸ではタグボートやホエールウォッチングの船をクジラやオルカの群れが襲い、生物学者アナワクが調査を始める。さらに世界各地で...
「ノルウェー海で発見された無数の異様な生物。海洋生物学者ヨハンソンの努力で、その生物が海底で新燃料メタンハイグレードの層を掘り続けていることが判明した。カナダ西岸ではタグボートやホエールウォッチングの船をクジラやオルカの群れが襲い、生物学者アナワクが調査を始める。さらに世界各地で猛毒のクラゲが出現、海難事故が続発し、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海に何が起きたのか?」(文庫背表紙より) エコ・サスペンスというジャンルになるそうです。 上中下で1600P超の長編なのですが、読むのがやめられなくて、晩御飯作りながら読んでたら料理焦がしそうになりました。 上巻では、とにかく謎・謎・謎のオンパレード。 世界各地で起きる海洋生物がらみの事件&事故がこれでもかとやってきて、登場人物だけでなくとも「あわわわわ」と脳内でパニくる事請け合いです。 自らの死を省みず、メタンの氷を掘り続けるゴカイの謎vs孤高の精神を尊ぶヨハンソン チームプレイで船を襲うクジラ&オルカvs確立できない自分のアイデンティティに目をそらし続けるレオン・アナワク メインとなる二人の生物学者を取り巻く人間関係も読みどころ。 中巻では、どれくらい謎が解き明かされるのか? ページをめくる手は止まりません!!
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「週刊文春ミステリーベスト10」に海外部門でランク・インした、 ドイツ文書のエコ・サスペンス。 扱ってるテーマが興味深く、上・中・下の3巻を纏めて購入。 取材に4年間も費やしただけあって、リアリティのあるストーリーでした。 でも、 文庫本が上・中・下巻で合計1644ページ...
「週刊文春ミステリーベスト10」に海外部門でランク・インした、 ドイツ文書のエコ・サスペンス。 扱ってるテーマが興味深く、上・中・下の3巻を纏めて購入。 取材に4年間も費やしただけあって、リアリティのあるストーリーでした。 でも、 文庫本が上・中・下巻で合計1644ページは、さすがにお腹一杯。 しかも、覚えにくい外人の名前のうえに、シーンがぽんぽん変わるもんやから、 誰が誰かわからんくて読み辛かった。 これは、翻訳が悪いのか? 映画化するらしいので、そっちのほうがエンターテイメント色がでて良いかも。 最近、次代燃料として注目されてるメタン・ハイドレード。 この本読んだら、大丈夫か?と言いたくなる。
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三冊合計1500ページにものぼる濃密・重厚な本。 読んだ後には感動よりも達成感が… 次々と起こる不可思議な事件が一本に繋がっていく。 背後に見え隠れする知性体や飛び交う推論は面白かったですが、最後は釈然としない。 理系向きの本なので生物とか地学とか化学に興味ない人にはお...
三冊合計1500ページにものぼる濃密・重厚な本。 読んだ後には感動よりも達成感が… 次々と起こる不可思議な事件が一本に繋がっていく。 背後に見え隠れする知性体や飛び交う推論は面白かったですが、最後は釈然としない。 理系向きの本なので生物とか地学とか化学に興味ない人にはお薦めできません。 時間に余裕のある人。 理科が好きな人。 どうぞ挑戦して下さいw
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