深海のYrr(上) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ノルウェー海で発見された無数の異様な生物。海洋生物学者ヨハンソンの努力で、その生物が海底で新燃料メタンハイドレートの層を掘り続けていることが判明した。カナダ西岸ではタグボートやホエールウォッチングの船をクジラやオルカの群れが襲い、生物学者アナワクが調査を始める。さらに世界各地で猛毒のクラゲが出現、海難事故が続発し、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海に何が起きたのか? 内容(「BOOK」データベースより) ・レビュー 海外のものでは一番面白いと感じた作品。 上中下巻、全部で1600を超える長編だがスラスラ読める。 テーマは現代科学が大きく影響しているストーリーでSF的面白さがある。 一方、宗教のような文化的な人類の葛藤も描かれている。 迫力は文章でも解るほどで、映画化したらかなり面白いだろうと想像できる。 母なる海に起きた「異常」が与える人類への教訓を読者が想像しながら読めるのが面白い。 翻訳者も日本人に解りやすい書き方をしていると思う。
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ノルウェー海で発見された無数の異様な生物、カナダ西岸ではクジラやオルカの群れがタグボートやホエールウォッチングの船を襲い、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海で一体なにが起きたのか。。 超長編科学SF小説です。上中下巻合わせて1600ページぐらいあるのでは...
ノルウェー海で発見された無数の異様な生物、カナダ西岸ではクジラやオルカの群れがタグボートやホエールウォッチングの船を襲い、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海で一体なにが起きたのか。。 超長編科学SF小説です。上中下巻合わせて1600ページぐらいあるのではないでしょうか。海についていろいろと学べる一冊。ずっと読んで行くのはしんどかったので、けっこう飛ばし読みしました。海に興味のある方ならそこそこ楽しんで読めるかな。。
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ドイツの現代作家のものでこんなに面白いと思ったのは初めて。 翻訳もいいんだろうな。3巻だけで、長すぎるとは思わなかった。 「ドイツのマイクル・クライトン」と呼ばれているっていうのは、正解。 映画化されると、「ジュラシックパーク」並みのヒットもたぶん間違いなし。2009-10年...
ドイツの現代作家のものでこんなに面白いと思ったのは初めて。 翻訳もいいんだろうな。3巻だけで、長すぎるとは思わなかった。 「ドイツのマイクル・クライトン」と呼ばれているっていうのは、正解。 映画化されると、「ジュラシックパーク」並みのヒットもたぶん間違いなし。2009-10年にかけての超注目作!!映画は、たぶん2012年くらいか。
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展開が読めない。汚染による突然変異生物が主役の海洋パニックかと思ったら、話はどんどん広がっていく。3分冊目の冒頭で「敵」の正体がおぼろげながらつかめてくる。 ここまで「敵」をひっぱる筋も珍しい。いったいまとまるんだろうかと思いながら読み進める。単細胞知的生命体というアイデア...
展開が読めない。汚染による突然変異生物が主役の海洋パニックかと思ったら、話はどんどん広がっていく。3分冊目の冒頭で「敵」の正体がおぼろげながらつかめてくる。 ここまで「敵」をひっぱる筋も珍しい。いったいまとまるんだろうかと思いながら読み進める。単細胞知的生命体というアイデアもいいし、人類より太古から存在するというのもいい。知的生命体 Yrr とのコンタクトを含むエンディングがあっさりとしすぎていることだけが難点。続編出るかもね。 そもそも本書は映画化を前提として作られているらしい。確かにばっさばっさと切り捨てられる登場人物やスリリングな展開、パニック盛りだくさんのシーンなど映画にぴったりの筋書きだ。 問題は Yrr をどう表現するのか。エンディングをいかにピリッと見せるのかにかかっていると思う。難しいと思うけれど・・・。でも、きっと映画のほうがわかりやすいしいい出来になる様な予感がする。
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最初はちょっと読みづらい。 でも事が起こり始めると、だんだんドキドキしてくる。なんだかリアルなSFだなーと感じて、次が読みたくなる・・・! 上巻の中盤くらいから盛り上がってきて、中巻へ。 あ、これハリウッドで映画化狙ってるんだな、と読んでて感じる作品。
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正直、上巻は登場人物も多く退屈だけど、 逆にどう展開していくか意地でも読もうと思い全巻読破! 評価が高いだけあって、下巻では楽しめた♪よかった
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…長い。 これがベストセラーになってしまうのはドイツの国民性なのだろうか。 海面下で静かに進行している異変が、やがて人類の脅威になるわけだが、それにしても展開がゆっくりすぎる。これは編集者の責任かも。もっとバシバシ削ってしまえばいいのに。
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地球の資源を軸に、海洋生物達や研究者、保護活動家、企業....あらゆる人、生物、利害などが膨大に絡み合う。面白いが登場人物が多すぎて、ちょっと疲れてしまいました。ただ、先が気になるので、中、下巻は必ず読破予定。
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ホエールウォッチングの船をクジラが襲い、ノルウェーの深海では新種のゴカイが大繁殖している。アメリカ西海岸やオーストラリアでは強毒性のクラゲが押し寄せ、全世界的に行方不明になる船舶が増加している。 海が、確実に人間を排除する方向に変化している。 今のところ何が起きているのかは...
ホエールウォッチングの船をクジラが襲い、ノルウェーの深海では新種のゴカイが大繁殖している。アメリカ西海岸やオーストラリアでは強毒性のクラゲが押し寄せ、全世界的に行方不明になる船舶が増加している。 海が、確実に人間を排除する方向に変化している。 今のところ何が起きているのかはよく分からない。中巻、下巻に期待。
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人物が多いっっ!! と、いうくらい、様々な視点や事件から、深海で起こっている謎に迫る様はただただ圧巻
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