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実験4号 の商品レビュー

3.5

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    5

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2024/01/16

小説☆3、映像☆1で、あいだを取って☆2つ。伊坂作品で、おそらく唯一積極的に好きじゃない”SOSの猿”が2009年で、本作が2008年。いずれも他ジャンル作家とのコラボ。なるほど。でも”キャプテン~”とか”シーソー~”みたく、小説家同士のコラボ作は普通に面白かったから、何となく病...

小説☆3、映像☆1で、あいだを取って☆2つ。伊坂作品で、おそらく唯一積極的に好きじゃない”SOSの猿”が2009年で、本作が2008年。いずれも他ジャンル作家とのコラボ。なるほど。でも”キャプテン~”とか”シーソー~”みたく、小説家同士のコラボ作は普通に面白かったから、何となく病巣が見えてくる気がする。勝手な想像をすると、やっぱり全く畑が違う相手だと、どこかでブレーキがかかるんではないか、と。ついでにいうと、ハリウッド映画化された”ブレット~”もダメだったし。という訳で、異文化コラボはもう良いかも…です。

Posted byブクログ

2023/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

DVDも視聴。簡単に火星に行ける時代。地球は過疎化。ある売れない三人組ロックバンド。メンバーの一人、火星に行った後藤を待つ二人。「ロックとは何か」を考えていると後藤が帰ってきた。火星で新しい物語が始まる。一方で、在籍人数三人の小学校では年上の一人が火星に行ってしまうことに。寂しい。二人しか残らない。でもまだ二人いる。居場所は残ってる。まだ続く。後藤が戻ってきたように、その子もまた戻って来て、新しい世界が始まるかも。三人の小さな世界でのお話。

Posted byブクログ

2022/09/12

映画と小説でセットになっている、変わった本。 2作品がほぼ同時進行で、ところどころリンクしており、読んでいて楽しい。 話自体はかなり短めなので、なんとも言いにくい部分もある。

Posted byブクログ

2021/08/14

図書館になかったから、購入して読んだけど、これはつまらなかった… 終末のフールみたいな、地球の終わりを思わせる作品なんだけど、ストーリーが浅いなぁ。。 何度もウトウトしちゃった。 DVDはこれから!

Posted byブクログ

2022/02/14

音楽…Theピーズ 小説…伊坂幸太郎 映像…山下敦弘 山下敦弘って、あのリンダリンダリンダの監督なんや。 なるほど― あれは良い。 しかも2005年当時29歳って、なんか焦るねぇ。 ロケットが当たり前のように地球と火星を行き来し、 二十世紀を大昔だと笑い、 紙で出...

音楽…Theピーズ 小説…伊坂幸太郎 映像…山下敦弘 山下敦弘って、あのリンダリンダリンダの監督なんや。 なるほど― あれは良い。 しかも2005年当時29歳って、なんか焦るねぇ。 ロケットが当たり前のように地球と火星を行き来し、 二十世紀を大昔だと笑い、 紙で出来ている本や雑誌に驚き、 CDのことを謎の光沢ディスクと怪しみ、 「ロック」が「ジャカジャカ」というジャンル名になり、 プールの水を一瞬の閃光で浄水する技術が発達する、 そんな『焚惑53年』って、 平成24年の何年後やねん笑 でも、 井伏鱒二は出てくる。 普通の会話に。 名作は時代を超えると言いたいん?? 文学に時代は関係ないってか?? きっと、焚惑53年の教科書にも鱒二が出てくるんやな笑 ロックンロールとは、 『どうして俺だけ圏外なんだよ!!』 もしくは、 『ちっちゃな世界』 そう思う。 ところで、蝉の絵は何か関連あんの?? 2012年06月02日 

Posted byブクログ

2020/12/02

微妙にこの本ではないけど。。 [実験4号 後藤を待ちながら] 図書館の本なのでDVDがついてなかったのが残念。後藤さんの報告が嬉しかった。

Posted byブクログ

2020/11/18

『実験4号 後藤を待ちながら』伊坂幸太郎 「ロックンロールとは何だ」 熱狂、興奮、振動、狂喜、衝動。 叛逆、反旗、抵抗、攻撃、闘争。 ならば、人が減った地球での意味は? 「悲しい歌なのに明るいような」 相手がいなくたって、見えなくたって、あの星目掛けてロックは響く。 ...

『実験4号 後藤を待ちながら』伊坂幸太郎 「ロックンロールとは何だ」 熱狂、興奮、振動、狂喜、衝動。 叛逆、反旗、抵抗、攻撃、闘争。 ならば、人が減った地球での意味は? 「悲しい歌なのに明るいような」 相手がいなくたって、見えなくたって、あの星目掛けてロックは響く。 『実験4号 It's a small world』山下敦弘 #映画 「競争相手がいなくて全然盛り上がらなかった」「「運動会」」 誰かの星に残る選択は、誰かが星に残される結果も生む。 子ども達に罪はない。でも、大人にだけ罪を着せるのも少し気が引ける。大人も誰かの子どもだ。 星の子ども達の、或る卒業式。

Posted byブクログ

2019/09/01

近未来SFを素材に小説と映画でコラボする作家・伊坂幸太郎さんと映画監督・山下敦弘さんの企画DVDブックです。100年後の地球では温暖化が進んで火星移住計画で殆どの人が行ってしまい残ったのは最新の流行を嫌い故郷を守る頑固な偏屈者ばかりな雰囲気ですね。伊坂さんの名作「終末のフール」「...

近未来SFを素材に小説と映画でコラボする作家・伊坂幸太郎さんと映画監督・山下敦弘さんの企画DVDブックです。100年後の地球では温暖化が進んで火星移住計画で殆どの人が行ってしまい残ったのは最新の流行を嫌い故郷を守る頑固な偏屈者ばかりな雰囲気ですね。伊坂さんの名作「終末のフール」「フィッシュストーリー」が頭に浮かびました。ロックンロールの後に残ったのは薄っぺらなジャカジャカ。用務員の小田斬はハイウォーQ太郎かと思ったら別人でした。「実験4号」の歌詞「まだ二人いる」でも軽~く火星に会いに行けばいいじゃないの。 「実験4号」の歌詞「まだ二人いる」は小説と映像の両方に生かされていますね。Theピーズのバンドストーリーが100年後の売れない時代遅れのロックバンドの運命とリンクしてめでたくサクセス・ストーリーになる流れは出来過ぎですが十分にドラマチックで胸が熱くなりましたね。たった3人の小学生の一人が火星行きを決意してちゃんと卒業式をやってもらう場面で去り行く少年が感極まって言葉にできない姿が切なくて涙が込み上げましたね。でも次はまた一人去るのでなく残り二人と女教師シマ子と用務員の小田斬が皆で火星に行くべきでしょうね。

Posted byブクログ

2019/08/26

正直よくわからなかったけど味がある作品、単純に僕の理解度が足りないのだと思う笑 兎にも角にも元となったピーズの実験4号は最高!

Posted byブクログ

2017/09/11

表紙は真っ黒です。 かなりの人が火星に移住している時代、今は全く流行っていないロックバンドを組んだ3人の話。 ストーリー的には特に波瀾万丈でも激動でもないのだけど、なんか懐かしい感じとか、背中がむずむずする感じとか、わー!って叫んで走り出したくなる感じとか、いろいろな感情が湧い...

表紙は真っ黒です。 かなりの人が火星に移住している時代、今は全く流行っていないロックバンドを組んだ3人の話。 ストーリー的には特に波瀾万丈でも激動でもないのだけど、なんか懐かしい感じとか、背中がむずむずする感じとか、わー!って叫んで走り出したくなる感じとか、いろいろな感情が湧いてきた。 するっと読める短さだけど、今後をいろいろ想像してしまう、楽しい。

Posted byブクログ