くまとやまねこ の商品レビュー
ドラマ『海のはじまり』でこの本を知り、 息子にプレゼントしました。 息子に読み聞かせで一緒に読みました。 読んでる途中で泣いてしまいましたが、 低学年の息子はまだよくわかっていませんでした。 今は理解が難しいかもしれないけど 今後息子が大きくなったときに お母さんにもらった本だ...
ドラマ『海のはじまり』でこの本を知り、 息子にプレゼントしました。 息子に読み聞かせで一緒に読みました。 読んでる途中で泣いてしまいましたが、 低学年の息子はまだよくわかっていませんでした。 今は理解が難しいかもしれないけど 今後息子が大きくなったときに お母さんにもらった本だって 大切な1冊に思ってくれたら嬉しいな。 息子もいつかはわたしの元から離れちゃうけど 思い出はずっとわたしの中にあるし 全部全部忘れない。 わたしはずっと息子のことを想っているよ。 そんなふうに思いながらまた泣きました。
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喪失と再生の物語。 仲良しだったことりが死んでしまい、悲しみにくれるくま。くまは綺麗な木箱を作り、ことりをそこに入れて常に持ち歩く。森の動物たちは、くまにことりのことを忘れるようにと言いますが、くまは家に引きこもってしまう。 ある日、外に出たくまは旅するやまねこと出会う...
喪失と再生の物語。 仲良しだったことりが死んでしまい、悲しみにくれるくま。くまは綺麗な木箱を作り、ことりをそこに入れて常に持ち歩く。森の動物たちは、くまにことりのことを忘れるようにと言いますが、くまは家に引きこもってしまう。 ある日、外に出たくまは旅するやまねこと出会う。くまは、やまねこのバイオリンの演奏を通じて心を癒される。そして、ことりを森に埋め、やまねこと共に旅に出ることにする。くまは。新たな友達を得ることで悲しみを乗り越えることができた。モノクロームの絵がとても良い。 TVドラマ「海のはじまり」のなかで取り上げられた絵本。
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2024年の夏ドラマ『海のはじまり』きっかけで知る。 図書館で借りて読んでみた。 酒井駒子さんのイラストが、湯本香樹実さんが紡ぐ物語に乗せて躍動するようだった。 絵は動かないのに、お話に合わせてそれまでのクマと小鳥の過ごした時間、感情の動きが立ち上るようだった。
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何かを失った時に、確かに忘れて前を向くことも大事。でもそれは時間が経って本人が思うこと。 周りはただ大切だったことを受け止めてあげる、それが1番の癒しなのかなと気付かされる。
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大切な友を喪ったくまのお話。酒井駒子さんの版画のようなタッチの絵は、リアルな記憶を覗き見させてもらっているようだった。どんなにくまがことりを愛しく思っていたかが伝わってきて、胸が締め付けられた。幸い私はまだ友人を喪ったことはないけれど、大切な何かをなくしたときには立ち止まり振り返...
大切な友を喪ったくまのお話。酒井駒子さんの版画のようなタッチの絵は、リアルな記憶を覗き見させてもらっているようだった。どんなにくまがことりを愛しく思っていたかが伝わってきて、胸が締め付けられた。幸い私はまだ友人を喪ったことはないけれど、大切な何かをなくしたときには立ち止まり振り返る時間、そして寄り添ってくれる存在が救いになるのかもしれない。
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悲しくなって、泣いちゃった ただ寂しさに浸って暗闇の中に閉じこもる時間も、立ち止まって思い出を振り返る時間も、寂しさに寄り添ってくれる存在も、ぜんぶ必要で。 今日の朝だね、って言い合える時間は、不意に、唐突に、なくなってしまったね。 あーさみしい。もう会えなくてさみしいよ。実家に...
悲しくなって、泣いちゃった ただ寂しさに浸って暗闇の中に閉じこもる時間も、立ち止まって思い出を振り返る時間も、寂しさに寄り添ってくれる存在も、ぜんぶ必要で。 今日の朝だね、って言い合える時間は、不意に、唐突に、なくなってしまったね。 あーさみしい。もう会えなくてさみしいよ。実家に帰ってもわたしの帰りを待ち侘びてくれるあなたがいなくて、すごくさみしい。さみしい。会いたいなあ。もっと一緒にいたかったなあ、
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「海のはじまり」で出てきたので”喪失”がきっとテーマなんだろうとわかって初読み。 この版画のような墨絵?のような絵がなんとも味わい深くて好き。 ことりさんは死んじゃったけど、一緒に旅するやまねこの友だちができて良かったね。
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図書館で見つけた絵本になります。酒井駒子さんの版画のような表紙にまず目を奪われますよね!!遠くをみつめているかのような、くま…このくまが主人公です。 くまは仲良しのことりをなくしてしまい、悲しみのあまりことりを葬ることができず、小さな箱にお花を敷き詰め亡骸を見てはまた悲しむ...
図書館で見つけた絵本になります。酒井駒子さんの版画のような表紙にまず目を奪われますよね!!遠くをみつめているかのような、くま…このくまが主人公です。 くまは仲良しのことりをなくしてしまい、悲しみのあまりことりを葬ることができず、小さな箱にお花を敷き詰め亡骸を見てはまた悲しむという、閉じこもりの生活を送っていました。森の動物たちは、くまに「もうことりは帰ってこないのだから、わすれなきゃ」と言います。その後、やまねこと出会い「ことりがしんで、ずいぶんさびしい思いをしているんだろうね」と…。 大事な存在を亡くした側の心境…森の動物たちだって優しいですよ、くまのことを思って早く立ちなおれるように忘れるようにと声をかけくれたのだから…。でも、やまねこのように、くまの今の思いに寄り添うような言葉にはじーんと来ちゃいますよね!!同情と共感は全く異なるもの、ただ聞くのではなく傾聴すること…など、多くのことを得られる絵本でした。くまとやまねこの新しい旅が、楽しいものなりますように!
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突然なかよしの小鳥が死んでしまい、悲しみのあまり部屋に閉じこもってしまうクマ。 やまねこと出会うことで小鳥の死を受け入れ、少しずつ元気を取り戻します。 とても美しい絵もお話とともに心に残りました。
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心の準備ができていたつもりでも、実際に訪れる永遠の別れは、身を引きちぎられるような痛みを伴う。家族、恋人、親友。。想像だけでは分からない。実際に経験した人がそっとかけてくれるひと言で、共感してくれる人がいることに救われる。想いが強ければ強いほど、共に過ごした時間が長ければ長いほど...
心の準備ができていたつもりでも、実際に訪れる永遠の別れは、身を引きちぎられるような痛みを伴う。家族、恋人、親友。。想像だけでは分からない。実際に経験した人がそっとかけてくれるひと言で、共感してくれる人がいることに救われる。想いが強ければ強いほど、共に過ごした時間が長ければ長いほど、立ち直るまでに時間がかかる。生きていく上で避けては通れない「死」について、ていねいに描かれ、「寄り添う」「待つ」ことの大切さに気付かせてもらえた本。ドラマ『海のはじまり』がきっかけで手に取った。他人軸、自分軸のはざまで、最適解を求めて、もがくドラマの主人公達の根底にあるものと、絵本のテーマがリンクしている気がした。
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