経済は感情で動く の商品レビュー
人の行動の裏には様々なバイアスがかかっており、時には不合理な行動をしてしまうということが述べられている。 経済というより、心理学的な側面が強いように感じた。 後半はちょっと難しくて、頭に入ってこなかった。
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理性で感情を支配するのではなく、理性と感情2つ揃って初めて判断を下せるようになる。 人間は合理的な判断ができないということを知っていることが重要。 「無知の知」みたいなこと 直感に走る前に、一度冷静になることで気づくことがある。
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タイトルの通り、経済の中での選択も感情で動いていると言う事を教えてくれる本。 50近くに及ぶ問いから気付かせてくれる。 実際に問いに答える中で、なるほどと理解できる部分が多い。
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※ノートにメモあり 感情対理性 という構図ではなく、 感情と理性が同方向に機能した時に、 適切な判断ができる。
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ホモ・エコノミクス(超合理的、超自制的、超利己的な人間のモデル)と比べると人間はなんと非合理なことか。 行動経済学や神経経済学などがどんどん発展していくと、それらを狡猾に使われて知らず知らずのうちに騙されるだろう。もうすでに、かもしれない。いずれはAIの相棒に合理的な判断をしても...
ホモ・エコノミクス(超合理的、超自制的、超利己的な人間のモデル)と比べると人間はなんと非合理なことか。 行動経済学や神経経済学などがどんどん発展していくと、それらを狡猾に使われて知らず知らずのうちに騙されるだろう。もうすでに、かもしれない。いずれはAIの相棒に合理的な判断をしてもらうような時代が来るかもね。 覚書 ・アンカリング効果 ・ヒューリスティック(直観を用いた選択)のバイアスは予測可能:代表性(典型性)、利用可能性、連言錯誤、小数の法則、平均値への回帰、後知恵、認知の錯覚などによる ・フレーミング効果 ・損失回避、保有効果、省略の誤り、後悔回避 ・プロスペクト理論(カーネマン、トヴェルスキー):得たものより失ったものの方がショックが大きい。 ・参照点は変化する。利得も損失も金額が大きくなると感覚が麻痺する。 ・心の家計簿(メンタル・アカウンティング):出費に伴う心理的痛みは異なる。あぶく銭とゴローさんの泥つきお札ってことかな? ・感情バイアス、確率はパーセンテージで示すより、頻度で示すほうが感情に響く。現実問題として想像できるかどうか。 ・ピーク・エンドの法則:終わり良ければすべて良し。 ゲーム理論:囚人ゲーム、全体の利益を優先するパレート最適と個人にとって合理的な判断となるナッシュ均衡の矛盾、独裁者のゲーム、最後通牒ゲーム ・相手が不快な思いをするとき、島前部は活発に反応するが、前頭前野背外側皮質と前頭回は休んでいる。つまり苦痛に耐えるだけである。 ・ヒルとサリーのテスト:四歳にならない子や自閉症の人は他人の立場に自分を置いて考えることが難しい。 ・線条体:感情を見張る役割。 ・社会的な約束を破った人を罰する事に快感を覚える。結果的に利他的行動を促す本能か? ・相互の信頼:オキシトシン ・島(快不快を司る)はミラー・メカニズムの一種の独立した中核 ・視線のカスケード:悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ。 ・ソマティック・マーカー仮説 なんでこれを読ませたんだ。またもや偶然の妙を体験した。サリーとアン?
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言われてみれば納得することが多い 心の家計簿は誰にでもある スーパーで買い物するとき、家電を買うとき、金額によって差額に対しての感情は変わる 保有してるものの価値を高く感じるバイアスがある ところどころで話の繋がりが難しく、読むのに時間がかかった 持
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行動経済学をわかりやすく解説した本。 人がどんな選択をするか、そのとき、どういう心理が働いているか、多くの例題とともに解説されている。 後半では脳の働きとの関係にも踏み込んでいて、経済学って、深いんだなぁと思った。
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普段自分がどれだけ感情的に行動しているかを知ることが出来てよかった。目先の利益に飛びつきがちな性格であるため、効率的な判断をする為には1度立ち止まって理性的な判断をする必要があると感じた。 パート3のゲームの話は特に興味深かったです。
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行動経済学の本。ほぼ知ってる内容でしたが、これまた行動経済学の名著「予想通りに不合理(ダン・アリエリー著)」よりもより実用的な感じの本だと思います☆ 事例がいっぱいで読んでいて楽しい本ですが、特に気に入った問題は以下の通り。一応、理系なんで3問ともすぐ解けましたが、一瞬、頭が違う答えをよぎってしまったところにこの本に書かれている全ての本質があるような気がします♪僕はまあまあ直感を大事にするタイプですが、迷った時は直感を大事にしつつ、決断する前にまずは少し問題を俯瞰して客観的な視点で考える習慣もつけていきたいなと思いました☆ ---------------------- 第1問: サッカー用の靴1足とボール1個を合わせた値段は110ドルである。靴はボールより100ドル高い。ボールの値段はいくらか。 第2問: 5分間に5個のボールを生産するには5台の機械が必要である。機械100台でボール100個を生産するには、どれだけの時間が必要か。 第3問: サッカーのグラウンドが一部草地になっている。草地は毎月2倍の範囲に拡がる。48か月後にはグラウンド全体が草地になる。グラウンドの半分が草地になるには何か月かかるか。
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文学部出身なもので、行動経済学はからっきしですが、感情て動く、という文学部思考好みのタイトルで興味を持ちました。 これも行動経済学に則った法則っちゃー法則ですね。 考えてみれば、経済は何も無機質なものではなく、理性と感情の狭間で揺れ動く人間の行動が生んだものですものね。 人間の脳...
文学部出身なもので、行動経済学はからっきしですが、感情て動く、という文学部思考好みのタイトルで興味を持ちました。 これも行動経済学に則った法則っちゃー法則ですね。 考えてみれば、経済は何も無機質なものではなく、理性と感情の狭間で揺れ動く人間の行動が生んだものですものね。 人間の脳がいかに、非合理的であるかがわかり、だからそこ同じ事実でも伝え方次第で伝わり方が変わることが分かった。 これは、何か成し遂げたいと思うことを決めるときや、商売においても応用できると思う。 それぞれの章に教訓が書いてあるので、それを読んでから必要なものだけ例を読み進めると良いと思う。
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