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経済は感情で動く の商品レビュー

3.7

217件のお客様レビュー

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2017/09/09

人間はコンピュータの用に合理的にはできていない。 どれだけの知力、財力があっても全てにおいて合理的な判断ができないのは歴史が示している。 その事例や考え方のポイントを教えてくれる本。

Posted byブクログ

2017/01/13
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人間の選択・決定の非合理性に関する法則性について叙述したもの。本書では、エキスパートの判断を一般に信用するが、彼らは自らの判断を過大評価するために、かえって不適切な判断を招くとあり、逆に、真のエキスパートは慎重な判断をするという指摘も興味深く、なるほどと頷ける。加えて、人間の利他的行動や他人の不正を正す行動が、本能的な快楽ともいうべき脳の生理的機構に基づくとするのは不思議な現象であり、本書にはないが、かかる利他的行動と本能的快楽との結びつきが、いかなる進化の過程を経て獲得されたかは、気になるところである。

Posted byブクログ

2016/03/14

行動経済学をわかりやすく説明した入門書のような本。人は必ずしも期待値が高い結果を合理的に選択するわけではなく、そこに心理学的なものがどう作用するか、ということが非常にわかりやすくまとめられている本。キャンペーンなど、コストを最小限に抑えて効果を最大化するときに非常に重要となる考え...

行動経済学をわかりやすく説明した入門書のような本。人は必ずしも期待値が高い結果を合理的に選択するわけではなく、そこに心理学的なものがどう作用するか、ということが非常にわかりやすくまとめられている本。キャンペーンなど、コストを最小限に抑えて効果を最大化するときに非常に重要となる考え方。

Posted byブクログ

2015/12/23

行動経済学の学習のために読んだ。この本は行動経済学の学説だけでないところが面白い。脳神経の分野まで踏み込んで、傍証を示している。理性と感情。相反しいつも心の中で戦っていると考えていた二つの関係性に驚かられた。

Posted byブクログ

2015/12/01

人がなにかを選択する時の思考回路がよくわかる。 翻訳が悪いのか、ちょっとわかりにくい日本語のところがある。

Posted byブクログ

2015/06/01
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数年前に一度読んだが、再読。 流行の行動経済学という事でこれでもかと如何に人が合理的ではないか、今までの経済学上同価値である同じ金額の製品が状況次第で選ばれたり、選ばれなかったりするという実験がこれでもかと並べてある。2006年に出た原著で既にSamsung製がSony製より高級扱いされて居る事に驚く。 実験対象は学者や世界的な有名大学の学生たちが大半だが、文化圏や年齢層によっても結果が少し変わってくるのではないかと思われる。行動経済学の話として読んでいくうちにいつの間にか神経経済学なる新しい?経済学概念が出てきたりちょっと驚く。理屈はどうであれ、感覚と合理性が両輪となり、物事を決定していくという事のようだ。 面白かった箇所を以下、抜粋。 ・選択肢が一つなら迷わず、2つ、3つ、それ以上と増えるほど迷いも増え、結局買わなかったりする。 ・選択肢で目がいきやすいのは肯定面より否定面。 ・3択の場合、真ん中が一番多く売れる。真ん中を売るために選択肢を3つにする戦略もあり。 ・商品の値引き表示は、高級品は比率表示、廉価品は通常価格と販売価格の価格表示がよさそう。

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2015/05/06

314.エラーを減らすためにエラーを認めるということは、この世の生き物が持たない認知能力を持っているつもりにならないで、自分の限界を正直に認めるということだ。

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2015/04/22
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役に立たない経済理論よりは、よほど身近で役立つ行動経済学。人間はどんな気持ちで経済活動を行うかを明解に。 かならずしも当たっていない面もあるが、自分がお金を使う時の心理的ブレーキをかけるのにも役立ちそう。

Posted byブクログ

2015/03/30

高校の政治経済や、農学部のミクロ経済学で学んだ経済学では、大雑把にいうと合理的な人間を仮定して経済理論を確立していた。 ただし、当然のことだけど経済はそんな合理的な人間によって成立しているわけではない。 感情があるために合理的ではない判断をする人間に着目して、人間の取る行動の傾...

高校の政治経済や、農学部のミクロ経済学で学んだ経済学では、大雑把にいうと合理的な人間を仮定して経済理論を確立していた。 ただし、当然のことだけど経済はそんな合理的な人間によって成立しているわけではない。 感情があるために合理的ではない判断をする人間に着目して、人間の取る行動の傾向を明らかにしようとする行動経済学という分野が発生した。 そんな経済学なので、古くからある経済学とは少し毛色が違う感じがする。 行動経済学が注目されるきっかけになったのは、心理学者のダニエル・カーネマンが2002年に心理学的研究を経済学に導入した業績でノーベル経済学賞を受賞したことであることからもそう思える。 本書はそんな行動経済学の入門書である。 翻訳に難があってわかりにくい部分もあるけど、基本的には平易な文章なので行動経済学の雰囲気を知るには十分な気がした。 本書を読むまで知らなかったのだけど、神経経済学なんてものも出てきているそうだ。 人が判断や選択をする際に活動する脳の部位を調べて、合理的な判断なのか、感情的な判断なのかを明らかにしたり、その知見やこれまでの経済学の知見を組み合わせて経済学を考えるらしい。 行動経済学もなんだか統計学とかを雑ぜた経済学の感じがしたけど、神経経済学は更に色んな学問を取り入れてて経済学は切り口が増えてこれからますます面白くなりそうだ。

Posted byブクログ

2014/12/22

脳科学や心理学が経済学と結びついて新たな経済行動がわかるようになったみたいに、広告コミュニケーションを考える上でも、無駄になる勉強ってきっとないんだろうな。 自分が騙す方ではなく騙される方に立つ場合は、きちんと自分の脳の特性を踏まえた上で、改めて情報を確認しなきゃいけないわけだけ...

脳科学や心理学が経済学と結びついて新たな経済行動がわかるようになったみたいに、広告コミュニケーションを考える上でも、無駄になる勉強ってきっとないんだろうな。 自分が騙す方ではなく騙される方に立つ場合は、きちんと自分の脳の特性を踏まえた上で、改めて情報を確認しなきゃいけないわけだけど、これって凄く難しいよね。

Posted byブクログ