経済は感情で動く の商品レビュー
おもしろい!これは、なかなかおもしろいです! 基本的にはタイトルの内容の通り、完全な論理的思考に基づき人々は 判断・選択しているのではなく、感情・ヒューリスティックによって 行っていると全般的に述べています。 本書の良い点は、「設問に答える形式」で「私自身が体感」出来る事でしょ...
おもしろい!これは、なかなかおもしろいです! 基本的にはタイトルの内容の通り、完全な論理的思考に基づき人々は 判断・選択しているのではなく、感情・ヒューリスティックによって 行っていると全般的に述べています。 本書の良い点は、「設問に答える形式」で「私自身が体感」出来る事でしょう。 行動経済学で言われている通り、アダム・スミスが考え出した経済人 ホモ・エコノミクスはほとんどこの世の中にいません。 みんな、そんな合理的な判断などせずに、直感的に考えたり、「お金は儲かるかも しれないけど、なんだか気持悪い」といって形で、感情によって大きく左右されたり しながら、判断していくわけです。 (本書は初めての行動経済学入門書です) ですので、作者が言いたい事とかは特にないんですよね。 まぁ学問の入り口的著作ですから。 ただし、作者は「経済学って結構おもいしろでしょ?」 と言っていると私は感じました(笑) そして、多くの事を本書から学べると思います。 ここで述べられている法則、例えば保有効果とかアンカリング効果、損失回避性、 ピークエンドの法則とかを実際の場面で確認すると結構おもしろいです。 人がなかなか変化できないのは保有効果のせいなのかな? 確かにいつもどこかに、アンカーを置いてるな〜。とか(笑) 本書は、入門書でありながら本質をおもしろ程ついており、 一晩で読める内容になっていますから、ぜひ一読をおすすめします。
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ホモ・エコノミクスという言葉がある。自己の経済利益を極大化することを唯一の行動基準として行動する人間の類型。すなわち「超合理的」「超自生的」「超利己的」に行動することを前提とした人間である。この人間は経済学理論の前提となるのであるが、これはあくまでも仮定の人格である。実際の人間は...
ホモ・エコノミクスという言葉がある。自己の経済利益を極大化することを唯一の行動基準として行動する人間の類型。すなわち「超合理的」「超自生的」「超利己的」に行動することを前提とした人間である。この人間は経済学理論の前提となるのであるが、これはあくまでも仮定の人格である。実際の人間はそれほど合理的には行動をしない。 その非合理性を説明するのが本書に書かれている「行動経済学」になる。自分自身を考えてみても合理的な選択をしていないことは多々ある。「三つあると真ん中を選ぶ」などその際たるもので、価格異なる3つの料理のうち真ん中を選ぶのは良くあることだ。はっきり言ってその料理の内容を見てではなく値段で決めていたりする。 「多くの人々」が志向する選択について理論的に説明を加えていくが、多様性の有る人間のことであるがゆえに100%そのように選択(行動)するかどうかはわからない。どうしても数値化できないがゆえに、経済モデルでは考慮に含めることが難しいはずだ。だから今後もホモ・エコノミクスによる理論展開が行なわれていくであろう。 マーケティング分野では当初の理論は大いに適用されているようである。当初で出てくる「アンカリング効果」「フレーミング効果」で検索をすると、マーケティングのページがヒットするのがわかる。商売人としてはむしろ知らないとまずいとも思う。そういった意味で初心者にとってわかりやすく書かれている本である。
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経済は人間の感情で動く・・・ことを淡々と例をあげてかかれています。 じっくりよんでみると思い当たる節がいっぱい。 別の角度から考えてみると、結構仕事にも使える。 ものはいいようとはありますが、やはり他人に訴えるときにはさまざまな角度から同じことをいう訓練もしておくことが大切なの...
経済は人間の感情で動く・・・ことを淡々と例をあげてかかれています。 じっくりよんでみると思い当たる節がいっぱい。 別の角度から考えてみると、結構仕事にも使える。 ものはいいようとはありますが、やはり他人に訴えるときにはさまざまな角度から同じことをいう訓練もしておくことが大切なのかな?とかおもったり。笑
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行動経済学一万円はいつも一万円とは限らない。選択肢が多いほど混乱し、選択しない。プラス面には注意を向けず、マイナス面に目を向ける。三つあると真ん中を選ぶ非合理は高くつく自分のものになると値が上がる現状維持の法則アンカリング効果問題の提示の仕方が判断を決める(フレーミング効果)自分...
行動経済学一万円はいつも一万円とは限らない。選択肢が多いほど混乱し、選択しない。プラス面には注意を向けず、マイナス面に目を向ける。三つあると真ん中を選ぶ非合理は高くつく自分のものになると値が上がる現状維持の法則アンカリング効果問題の提示の仕方が判断を決める(フレーミング効果)自分の給料より同僚の給料が気になる得より損を重んじる成功すると自分のおかげ、失敗すると他人のせい理性より感情がものを言う
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行動経済学の入門のような本。2008年。著者はイタリア人であり、話のたとえを用いるときに、サッカーやバイクレースの話題を多く引き出す。クラスで言うと、低クラス、中クラス、高クラスの3種類があるときに、多くの消費者は中クラスを選択するらしい。確かに企業の販売方法では、こういった商品...
行動経済学の入門のような本。2008年。著者はイタリア人であり、話のたとえを用いるときに、サッカーやバイクレースの話題を多く引き出す。クラスで言うと、低クラス、中クラス、高クラスの3種類があるときに、多くの消費者は中クラスを選択するらしい。確かに企業の販売方法では、こういった商品で高い利益率を出している。心理面の話はおおむねわかりやすいのだが、脳の活動を表すときに専門用語が連発するため、せめて脳の断面図を提示しながら進めてもらえるとよりよい。○○効果など、心理学で扱う現象を多く紹介しており、わかりにくいながらも勉強になる。読んでおいても損は無いだろう。
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・判断には、合理的計算以上に主観や感情が入ると言うこと。 ・「案本」の内容にリンクするが、「主観と偏見」を理解することが重要 ・数字の「書き方」に注意すること。「割合」は「実数」に置き換えることで、物事の本質が見えてくる。 ・脳の仕組みにも言及している
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経済は感情で動く、そのとおりだと思います。実際には、経済学の大前提である、「人間は利益の極大化を目指して合理的に行動する」という命題がすごく危ういものであることを心理学の実験を元に論考します。
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