赤めだか の商品レビュー
けっこー爆笑しましたw 立川談志の弟子である、立川談春による著書。 自身の前座時代から、二ツ目を経て真打になるまでを描く。 (落語家になろうと思った経緯も) 落語家についての文章を読むのは初めてだったので 「寄席」や「真打」などわからん言葉がたくさんあったけど すごく読み...
けっこー爆笑しましたw 立川談志の弟子である、立川談春による著書。 自身の前座時代から、二ツ目を経て真打になるまでを描く。 (落語家になろうと思った経緯も) 落語家についての文章を読むのは初めてだったので 「寄席」や「真打」などわからん言葉がたくさんあったけど すごく読みやすいし、なんかわくわくする本だった。 落語が好きになりそうな一冊。 新聞配達をしながら修行した姿、 築地での魚河岸修業、 嫉妬についての話、 ハワイについて、 二ツ目になるための試験、(寿限無) とかいーろいろね。 どの世界でも 本物になるためには 相当な労力・忍耐・情熱を要するんだと思いました。
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談春さん談志さんのこと大好きなのね、という一冊。 談志さんもめちゃくちゃだけど、やっぱりすごい。 小説じゃ描けないものがあります。おもしろい。
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リズムのある文章で読みやすい。話し口調と書き言葉の間で程よい。書かれてる何倍ものエピソードをもっているだろうけど、うまく絞り込んでいると思う。 師匠談志の人生論が挟み込まれているが、最も吸収力の高い時期に最も尊敬する人を前に人生修行した著者の幸福を思う。ただやみくもに師匠を礼賛す...
リズムのある文章で読みやすい。話し口調と書き言葉の間で程よい。書かれてる何倍ものエピソードをもっているだろうけど、うまく絞り込んでいると思う。 師匠談志の人生論が挟み込まれているが、最も吸収力の高い時期に最も尊敬する人を前に人生修行した著者の幸福を思う。ただやみくもに師匠を礼賛するのではなく、悪女みたいとの注記も忘れず、著者の人を見る目の冷静さも感じられる。 圧巻は小さんのくだり。師匠と弟子って深い。 談志には感性で生きてる人、怖い人、という勝手なイメージしかなかったが、小さん譲りの教え方、芸の上で弟子にOKとNGを出す基準、渡世の心構えと後押し、人脈の広さ、などなど、社会人として参考になると思った点もいろいろあった。 もちろん、笑える箇所も多数。読み応えがあった。 自称「青めだか」の志らくの本も気になる…
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『 ザ・前座修業―5人の落語家が語る (生活人新書)』に次いで、漫才に関する書物。 漫才を読んで、「人生とは何か」を考えさせてくれる。 この本のレビューに惹かれた。 自分も人生の師匠を見つけ、とことんついていかないと!と思わせてくれた。 今年の目標の一つは「社内で一生ついていき...
『 ザ・前座修業―5人の落語家が語る (生活人新書)』に次いで、漫才に関する書物。 漫才を読んで、「人生とは何か」を考えさせてくれる。 この本のレビューに惹かれた。 自分も人生の師匠を見つけ、とことんついていかないと!と思わせてくれた。 今年の目標の一つは「社内で一生ついていきたいという先輩をみつける」こと > 人が求めているのは、豊かな暮らしでしょうか。否。 優しいだけの上司や職場でしょうか。否。 自分を魅了した師匠に、とことんまでついていく。そしてやがては、自分がその思想を継いで、一流になっていく。 落語が伝統的に守ってきた人材育成の流儀に、何か人間として大切なものを感じずにはいられないのです。 *** 「たとえ前座だってお前はプロだ。観客に勉強させてもらうわけではない。あくまで与える側なんだ。そのくらいのプライドは持て。お辞儀が終わったら、しっかり正面を見据えろ。焦っていきなり話しだすことはない。堂々と見ろ。それができない奴を正面が切れないと云うんだ。正面が切れない芸人にはなるな」 「型ができていない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか? 難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ」 「負けるケンカはするな」が我が家の家訓で、それは相手から逃げるという意味ではない。勝てる、最低でも五分の戦いができるようになるまでは相手を観察し、研究する。そのためには格好つけてる暇はない。至近距離まで飛び込んでみよう 「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱味を口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです」
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しょうがない、しょうがないんだ。 好きなものは好き。 一番の泣かせどころに、「さだまさし」。 ここが辛いんだ。 なんで、さだまさしを好きなんだ、談春。 それでも私はこう生きていくのでしょう。 志らくには、なれない。
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ラジオ番組のゲストだったから読んでみました。立川談志も立川談春も知らない私は、なんかあまりおもしろくない本だった。
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「修業とは、矛盾に耐えることだ」 なるほど、と唸った言葉だった。 立川談志の下で、矛盾だらけの修業時代を綴ったものだが、一つ一つのエピソードが、生き生きと描写されていて、面白い。そして何より、談春が、師匠・談志をほんとに好きなんだな、と伝わってくる。 落語に興味ない人でも、楽しめ...
「修業とは、矛盾に耐えることだ」 なるほど、と唸った言葉だった。 立川談志の下で、矛盾だらけの修業時代を綴ったものだが、一つ一つのエピソードが、生き生きと描写されていて、面白い。そして何より、談春が、師匠・談志をほんとに好きなんだな、と伝わってくる。 落語に興味ない人でも、楽しめます。
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落語について知識が全くないので驚いた。こんなにも理不尽で大変なのか。しかし芸の道だものなぁ。 長くはあったけど、おもしろくてどんどん読み進めてしまえた。 ほかの落語家のこーゆー本があればまた読みたい。
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笑って、泣いて、感動して、全く期待せずに読んで、期せずして無人島行き決定です。 とても素晴らしかった。 修行に青春をかけて頑張る姿も、師匠の談志の愛情も。 二ツ目披露の談志の挨拶には泣いてしまいました。 この本は買わなくちゃ。
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これは間違いなく面白いです〜 落語を知らなくても充分楽しめる内容になってます。 著者の「談春」さんの文章力、どんどん読みすすんでしまいました。 立川談志という人のこととか…まつわる出来事などなど 実に面白いです。
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