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赤めだか の商品レビュー

4.3

216件のお客様レビュー

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2011/08/01

落語のことは全く全然かけらも分からない。ただ立川談志とか志の輔とかの名前は分かる その程度の知識で読み始めた。前座、二ツ目、真打ちって段階もよく分からなかった。けど、どの世界も「職人」と呼ばれる人たちが一人前になるのにどれほどの才能と努力が必要かは何となくは分かる いや 分かって...

落語のことは全く全然かけらも分からない。ただ立川談志とか志の輔とかの名前は分かる その程度の知識で読み始めた。前座、二ツ目、真打ちって段階もよく分からなかった。けど、どの世界も「職人」と呼ばれる人たちが一人前になるのにどれほどの才能と努力が必要かは何となくは分かる いや 分かってるつもりだった。     甘かった。前座と呼ばれる若い衆は人間としての扱いなんか受けないのだ。その時期を越えて無事 二ツ目へと昇進できるのだ。その辛い辛い前座時代の日々がなんとも生き生きと楽しげに語られているのだ。17歳そこそこで落語の世界に飛び込んだ談春が味わった苦労は想像を絶するものだったろう。なのにそれを軽〜い語り口でさくさくと書いていく、そこがなんとも粋ではないか。そしてなによりこの本に深みがあるのは談春の自伝エッセイとして書かれながらその端々にというか深いところに談志への強い信頼と尊敬そして愛情があるからだろう。タイトルの「赤めだか」にもそれが現れているような気がする。

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2009/10/07

落語会の反逆のカリスマ、立川談志の弟子、談春が17歳のときに弟子入りしてから真打になるまでのいろいろを綴った本です。誰にもおもねらず正直にまっすぐに書かれていて読んでいてとてもすがすがしかったです。

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2009/10/04

談志とのやりとりや落語会のしきたりなどが垣間見れる件は興味深く読めた。 後半は焦って書いた?と思うような端折った感がある。 文章が好きなタッチでないので読みにくかった。

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2016/05/13

文庫になったらか、友達に借りてか、いつか読むつもりでいた。 時間つぶしに立ち読みしたら止まらなくなり購入、むさぼるように読む。泣く。

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2009/10/04

とても読みやすい本だった。 真打ちになるとき小さん師匠をかつぎだしたときのエピソードがドラマチックだった。 談春について聞かれた談志が「俺よりうまいんじゃないの」と言っているのをテレビで見た。

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2009/10/04

雑誌「entaxi」で連載されていた「談春のセイシュン」という連載が大好きだった僕。 これはその寄稿を一部含む、大変に面白い本です。 特殊な落語の世界のハナシで、天下の立川談志に師事し、前座から二ツ目、真打になるまでの ユニークなエピソードの数々が綴られています。 落語家なん...

雑誌「entaxi」で連載されていた「談春のセイシュン」という連載が大好きだった僕。 これはその寄稿を一部含む、大変に面白い本です。 特殊な落語の世界のハナシで、天下の立川談志に師事し、前座から二ツ目、真打になるまでの ユニークなエピソードの数々が綴られています。 落語家なんて特殊な世界の出来事な筈が、じつは誰でも共感する普遍的な感慨を呼ぶところにポイントがある。 それは結局はヒト対ヒトの繋がりや巻き起こるものが築きあげるドラマなのであって、身ひとつの伝統芸ならば、それが強調され引き立つのかも知れません。 まして立川談志の下で過ごした青春日記。読了まではあっと言う間のオモシロさです。 特別篇の「誰も知らない小さんと談志」では、巡る人の環、談志の矜持やら、深い余韻と味わいが有る。 何だかんだあっても、人っていいなあ。 個人的にはentaxi誌の連載時ツボにはまった強烈エピソード「骨壷女」が未収録だったのが惜しい。 (きっと家元が亡くなった際などに、何らかの回顧録として出るのだろうか)

Posted byブクログ