クビキリサイクル の商品レビュー
日本海に浮かぶ孤島、「鴉の濡れ羽島」に招待された5人の天才たち。 ある夜起こった「密室」殺人。犯人は誰か?疑心は暗鬼を招き、そして第2の「殺人」が訪れる。 情報工学の天才・玖渚友と、その付添い人の「ぼく」が戯言をつぶやきながら2つの「死」を推理する。 『戯言シリーズ』第1作。 ...
日本海に浮かぶ孤島、「鴉の濡れ羽島」に招待された5人の天才たち。 ある夜起こった「密室」殺人。犯人は誰か?疑心は暗鬼を招き、そして第2の「殺人」が訪れる。 情報工学の天才・玖渚友と、その付添い人の「ぼく」が戯言をつぶやきながら2つの「死」を推理する。 『戯言シリーズ』第1作。 孤島、密室、天才 ときたら、森博嗣の『すべてがFになる』を思い浮かべてしまう。 2つの作品ともメフィスト賞受賞作。 ただ、この『クビキリサイクル』のトリックそれ自体は、あまり卓越したものではない。この小説の本質は、ミステリそのものにあるわけではないと思う。その事は、トリックのカギが最初から、あらかさまな形で読者に提示されている事からもうかがえる。 小説の主人公「ぼく」は、饒舌だが能弁ではなく、競争や選択を忌避し、将来に希望を持てず、どこか生や死に対して達観したような考えを持っている。 この小説が多くの支持を獲得したのは、主人公の「ぼく」を通じて、いまを生きる現代の若者像を描いた点にあるのではないだろうか。 なかなか読みにくい文体で、あきらかに用法が間違っているであろう語句が散見されるが、それは理系で留学経験のある「ぼく」に合わせているのかもしれない。それも含めて、文中に登場するいろいろな言葉遊びはなかなか面白かった。
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文庫版で再読。竹さんの絵柄はずいぶん変わったな(昔の方が良かった) 言葉遊びが好きなんだろうな、西尾さんは。 タイトル、登場人物の名前・会話、自身のペンネーム、etc. 言葉の選び方と文章のリズム感がとても好ましい。 戯言シリーズで唯一の本格(以降はラノベチックだよ絶対) こ...
文庫版で再読。竹さんの絵柄はずいぶん変わったな(昔の方が良かった) 言葉遊びが好きなんだろうな、西尾さんは。 タイトル、登場人物の名前・会話、自身のペンネーム、etc. 言葉の選び方と文章のリズム感がとても好ましい。 戯言シリーズで唯一の本格(以降はラノベチックだよ絶対) このトリックには軽い衝撃と「やられた!」感を覚えました。
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戯言シリーズの第一冊目。 主人公の過去を匂わす単語が多いのだが、全くの説明がない。よく自分の中で噛みしめて読み、シリーズを一周してから読み直すと新たな発見があります。 推理小説を楽しむというよりは人間関係を見ていく方が楽しめるのでは・・・
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表紙は玖渚友という天才少女。友は天才ばかり集められた島に呼ばれ、付いていくことになった「ぼく」。そこで起こる事件。 全体的な中二臭さが良いし、登場人物も個性的な人ばかりで面白い。後、友が可愛い。
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作者の別シリーズ化物語がアニメ化されていたので、興味を持ち文庫で出ていたので読んでみました。 作者は1981年生まれで、出版が2002年という事は、おそらく大学生時代に書いたということになります。 大学生でこの語彙の多さがすごいと思いました。 ただ、主人公が戯言使いだからなのでし...
作者の別シリーズ化物語がアニメ化されていたので、興味を持ち文庫で出ていたので読んでみました。 作者は1981年生まれで、出版が2002年という事は、おそらく大学生時代に書いたということになります。 大学生でこの語彙の多さがすごいと思いました。 ただ、主人公が戯言使いだからなのでしょうが、若干文章がわかりずらい気がしました。 文庫とはいえ、出てくる人物が自分の事を僕様ちゃんといったり、やはりライトノベルだと思いますが、残酷な描写が多いので、小中学生にはあまり進められないかも・・・。
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最近、よく見る名前だったので気になって購入。 読んだ結果、相性は普通かな? 続きは一応気になる感じ。
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文庫で500ページを超える大作を「ライトな感じ」と評するのも何だけど、文体だけで判断すると、おちゃらけていて、かなり軽いノリ。 繰り返されるフレーズ、自分勝手な登場人物、訳の和からないお子ちゃま言葉・・・ かなり苦手な部類に入るんだけど、最後はどれだけ騙されてるのか、が気になり、...
文庫で500ページを超える大作を「ライトな感じ」と評するのも何だけど、文体だけで判断すると、おちゃらけていて、かなり軽いノリ。 繰り返されるフレーズ、自分勝手な登場人物、訳の和からないお子ちゃま言葉・・・ かなり苦手な部類に入るんだけど、最後はどれだけ騙されてるのか、が気になり、一気に完読。 「どんでん返し」もので評価される意味が、最後でやっと分かった。 これだけラストに嵌ると、自分勝手な登場人物など許せる気がして、シリーズ次作品が読みたくなってしまった。
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友達にすすめられて読んでみた戯言シリーズの第一弾であるが、個性的すぎるキャラクターたちが印象的で魅力的すぎだww。なんというか言い回しがたまに理解不能、哲学的というかなんというか。でもストーリーは最初から最後まで一気に読んでしまった。
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今読んでる本 読み終わりました!! とても面白かって、夏の間に戯言シリーズを読破しました 感動もあり笑いもあり 読み応えがありました!
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西尾維新って最近注目されているけど、実際どうなんだろうと手を出した作品 始まりは孤島 警察は呼べない(呼ばない) この時点であ、典型的古典パターン来たとテロップが流れました やはりライトっぽくキャラで読ませている感は拭えないけれどその中でしっかりと話を確立させていて凄かったです ...
西尾維新って最近注目されているけど、実際どうなんだろうと手を出した作品 始まりは孤島 警察は呼べない(呼ばない) この時点であ、典型的古典パターン来たとテロップが流れました やはりライトっぽくキャラで読ませている感は拭えないけれどその中でしっかりと話を確立させていて凄かったです 途中までは話を読み切れていたけれど最後の衝撃的展開で一本食わされました 最後までよみきり、タイトルの二面性に気づいたときはここまでやるかと驚愕
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