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魚たちの離宮 の商品レビュー

3.7

47件のお客様レビュー

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2011/03/03

少年達は、その盆を過ごす。 少年3人、というのは何かキーワードなのか…。 綺麗すぎて、ぼうっとする感じ。夏に読みたいですね。 「夏宿くん、きみの鯉は元気ですか」

Posted byブクログ

2019/01/16

最後まで読まないと何がなんだか・・・・ 妖艶で不思議 それで少し悲しい 「カンパネルラ」といいこういう話が増えてるけど登場人物が幸せになれない話苦手だ;

Posted byブクログ

2010/07/22

この人の書く少年は皆魅力的なのだけど、この話の少年たちも本当にたまらん。透明感。 ちょっと切ない静かな夏の話。

Posted byブクログ

2010/07/16

再読。 美しく、それでいて切ない夏のお話。フライングしてしまったが、もう一度八月十二日から日付にそって読んでみたい。 「夜啼く鳥は夢を見た」とセットで読むのもおすすめです。

Posted byブクログ

2009/10/04

このころの本は、なんだかとても退廃的で、胸がぎゅっと締め付けられる文体だと思う。 手をのばして捕まえようとしても、掻き消えてしまうものばかりである。 詠み終わった後は、すごく疲れてしまうのだが、私はこの空気感もやはり好きだなぁ。 結末の、ぽつん、とした感じがとても良い。

Posted byブクログ

2009/10/04

「市郎さんは、どうかしてるよ。兄さんは疾うに死んだのに。」 兄は死んだというのに生きているかのように接する弥彦がちょっと怖かった。 切ない怪談話です。

Posted byブクログ

2009/10/07

市郎は夏宿(かおる)の見舞いに訪れた。夏宿や、彼の弟弥彦と盂蘭盆の4日間を過ごす。キーワードは「末黒・蘇芳・白眉という名の鯉」。舞台は真夏なのに、すっきりとした印象が無いのは盂蘭盆だから。沈んだ雰囲気の中で展開する話はまさに長野まゆみ作品ですね。ハードカバーの雰囲気が好きでした。...

市郎は夏宿(かおる)の見舞いに訪れた。夏宿や、彼の弟弥彦と盂蘭盆の4日間を過ごす。キーワードは「末黒・蘇芳・白眉という名の鯉」。舞台は真夏なのに、すっきりとした印象が無いのは盂蘭盆だから。沈んだ雰囲気の中で展開する話はまさに長野まゆみ作品ですね。ハードカバーの雰囲気が好きでした。(2008/02/28読了)

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2009/10/07

大きな旧家に暮らす友人の夏宿(かおる)と 夏宿を愛してやまない弟の弥彦。 “退院”した夏宿を訪ねて自宅を訪れる市郎。 夏宿はとうに死んだと言うくせに、 夏宿が生きているように接する弥彦。 何かが壊れそうで夏宿に触れるとことができない市郎。 そんな市郎に時折向けられる弥彦の鋭い視線...

大きな旧家に暮らす友人の夏宿(かおる)と 夏宿を愛してやまない弟の弥彦。 “退院”した夏宿を訪ねて自宅を訪れる市郎。 夏宿はとうに死んだと言うくせに、 夏宿が生きているように接する弥彦。 何かが壊れそうで夏宿に触れるとことができない市郎。 そんな市郎に時折向けられる弥彦の鋭い視線。 日本の古い風習を交えながら盂蘭盆の4日間を綴る 美しくて哀しいお話です。 「夜啼く鳥は夢を見る」と似たようなイメージを受けました。 どちらも夏の盛りに、水と匂いと闇と冷たい何かを感じさせます。

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2009/10/04

家業が藍染を営む夏宿とその友人市郎。体調を崩した夏宿の家へ泊まりに行った市郎を迎えたのは夏宿の弟の弥彦だった。弥彦は言う「兄さんは疾うに死んだのに」と。 一夏を彩る、少年たちの少し怪奇で美しい、そして切ないストーリー。 夏の一夜、満月の夜に読むと一層入り込めるかと… オススメの一...

家業が藍染を営む夏宿とその友人市郎。体調を崩した夏宿の家へ泊まりに行った市郎を迎えたのは夏宿の弟の弥彦だった。弥彦は言う「兄さんは疾うに死んだのに」と。 一夏を彩る、少年たちの少し怪奇で美しい、そして切ないストーリー。 夏の一夜、満月の夜に読むと一層入り込めるかと… オススメの一冊です。

Posted byブクログ

2009/10/04

例え晴れた日曜の昼間に読んでも、物語の淀んだ雰囲気にどっぷり浸かってしまう。 この作者の独特な世界観はすごい。

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