怖い絵(2) の商品レビュー
あらすじ(朝日出版社より)歴史の裏を知り尽くした著者が、西洋名画に秘められた恐るべき怨念・冷酷・非情をとき明かす、知的でスリリングな美術エッセイ、大好評につき第二弾が発売になりました。 まだまだあった、ますます鮮やかな名画の謎解き、今回は、 ・フォンテーヌブロー派の逸名画家『...
あらすじ(朝日出版社より)歴史の裏を知り尽くした著者が、西洋名画に秘められた恐るべき怨念・冷酷・非情をとき明かす、知的でスリリングな美術エッセイ、大好評につき第二弾が発売になりました。 まだまだあった、ますます鮮やかな名画の謎解き、今回は、 ・フォンテーヌブロー派の逸名画家『ガブリエル・デストレとその妹』 ……なぞめいて扇情的な「浴槽の美女」、彼女の死後に描かれたとしたら? ・ルーベンス『パリスの審判』 ……のどかな神々の美人コンテスト、欲情と見栄が生んだ悲劇とは? ・ピカソ『泣く女』 ……女性を見つめるピカソの眼、どうしてこんなに怖いのか? 他、ベラスケス『ラス・メニーナス』、エッシャー『相対性』など、20作品(豪華カラー図版掲載)。本書を読めば、絵画をみるさいの巾(はば)が拡がります。(https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255004273/) このシリーズやっぱ読みやすくて楽しい。 絵の見方がわからない人でも物語を読むようにその背景を知れるのでワクワクする。 レンブラントの『テュルプ博士の解剖学講義』、ベラスケスの『ラス・メニーナス』、ホガースの『精神病院にて』のように、その絵の主題ではないものの、その当時の特定の人々に対する態度や差別が鏡のように描き込まれているという系の話が特に興味深い。文学や美術などアートを学ぶ意義みたいなのを感じる。
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怖い絵2 中野京子 ∞----------------------∞ 表紙はファン・エイク『アルノルフィニ夫妻の肖像』 いくつか知ってる作品はあった。さすがにピカソの「泣く女」とか、でもエッシャーの「滝」の方が印象深いかも。でもこの階段も妙ですごい。 「カルロス二世」を読んで、中野さんの著書「ハプスブルク家」も読みたくなった。 ミレの「晩鐘」もよく見かけるが(どこかで)、ダリがこの絵について解いていること(カマキリの例え)が怖くて、もうそんな絵にしか見えない。 「レディ・ジェーン・グレイの処刑」「精神病院にて」などでも当時の背景が垣間見えた。 「キリストの洗礼」でのヴェロッキオとレオナルドの関係とかも面白い。 レンブラント『テュルプ博士の解剖学実習』 ピカソ『泣く女』 ルーベンス『パリスの審判』 エッシャー 『相対性』 カレーニョ・デ・ミランダ『カルロス二世』 ベラスケス『ラス・メニーナス』 ハント『シャロットの乙女』 フォンテーヌブロー派の逸名画家『ガブリエル・デストレとその妹』 ベックリン『死の島』 ジェラール『レカミエ夫人の肖像』 ボッティチェリ 『ホロフェルネスの遺体発見』 ブレイク『巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女」 カルパッチョ 『聖ゲオルギウスと竜』 ミレー『晩鐘』 ドラローシュ『レディ・ジェーン・グレイの処刑』 ホガース『精神病院にて』 ブリューゲル『ベツレヘムの嬰児虐殺』 ヴェロッキオ 『キリストの洗礼」 ビアズリー『サロメ』 ファン・エイク『アルノルフィニ夫妻の肖像』 2025/02/23 読了(図書館)
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美術好きではなくても、鑑賞する上で、絵の背景を知っていれば、見る目が変わる。時代背景、当時の絵の描き方、書かれた人物の性格など、あらゆる角度で解説してくれた。知識を持っている事は、充分な価値がある。お気に入りはベツレヘムの虐殺。絵を見ただけではわからない。
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芸術鑑賞では知識を持っていた方が楽しめる。 だが、そんなに好きでもない多方面の知識を吸収するのは大変。 そんな時はこんな本が役に立つ。 知ってた事もあったし、「怖い」かぁ?という絵もあるけど、おまけして★四つ。 1 ドラローシュ/レディ・ジェーン・グレイの処刑 2 ミレー/晩鐘...
芸術鑑賞では知識を持っていた方が楽しめる。 だが、そんなに好きでもない多方面の知識を吸収するのは大変。 そんな時はこんな本が役に立つ。 知ってた事もあったし、「怖い」かぁ?という絵もあるけど、おまけして★四つ。 1 ドラローシュ/レディ・ジェーン・グレイの処刑 2 ミレー/晩鐘 3 カレーニョ・デ・ミランダ/カルロス二世 4 ベラスケス/ラス・メニーナス 5 エッシャー/相対性 6 ジェラール/レカミエ夫人の肖像 7 ブリューゲル/ベツレヘムの嬰児虐殺 8 ヴェロッキオ/キリストの洗礼 9 ビアズリー/サロメ 10 ボッティチェリ/ホロフェルネスの遺体発見 11 ブレイク/巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女 12 フォンテーヌブロー派の逸名画家/ガブリエル・デストレとその妹 13 ルーベンス/パリスの審判 14 ドレイパー/オデュッセウスとセイレーン 15 カルパッチョ/聖ゲオルギウスと竜 16 レンブラント/テュルプ博士の解剖学実習 17 ホガース/精神病院にて 18 ファン・エイク/アルノルフィニ夫妻の肖像 19 ハント/シャロットの乙女 20 ベックリン/死の島 21 メーヘレン/エマオの晩餐 22 ピカソ/泣く女
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巷では人生百年時代と 言われますが、 人の一生なんて体感で あっと言う間ですよね。 ちなみに今から百年を 遡れば大正時代。 二百年遡れば江戸時代。 はたして遠い昔の様に 感じる時代も、 数人分の人生の時間を 数珠繋ぎにすれば、 あっと言う間に遡れて しまうんだなと感慨...
巷では人生百年時代と 言われますが、 人の一生なんて体感で あっと言う間ですよね。 ちなみに今から百年を 遡れば大正時代。 二百年遡れば江戸時代。 はたして遠い昔の様に 感じる時代も、 数人分の人生の時間を 数珠繋ぎにすれば、 あっと言う間に遡れて しまうんだなと感慨に 耽ります。 歴史画として描かれた 斬首による処刑や嬰児 虐殺など、 発展途上にある遠い昔 の人類の蛮行として まるでおとぎ話を読む 様に鑑賞しがちですが、 考えてみれば同じ様な 蛮行が世界中の戦地で 現在も行われてますね。 そこに描かれてるのは、 人類史に繰り返される 愚かしい一場面でした。
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お気に入りは、ハプスブルク家の肖像画。純血を守ろうとしてみんな早死にしちゃうなんてさ。おっそろしいね。 あと、遺伝でみんな顎出ちゃってかわいそー。 (;´Д`A(血はすごいね。)
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怖い絵シリーズ第二弾 第一弾から絵画の面白さを知り、第二弾から歴史の面白さに気付かされました。 人種差別、男女差別、拷問、集団殺戮、政略結婚などなど、不道徳が当たり前だった時代。そこで生まれた西洋美術には共通して「怖さ」があるのかもしれない。 昔と比べて明らかに平和になった現...
怖い絵シリーズ第二弾 第一弾から絵画の面白さを知り、第二弾から歴史の面白さに気付かされました。 人種差別、男女差別、拷問、集団殺戮、政略結婚などなど、不道徳が当たり前だった時代。そこで生まれた西洋美術には共通して「怖さ」があるのかもしれない。 昔と比べて明らかに平和になった現代、 そこから生まれた芸術には何が秘められているのか? 私はそれに共感できるのか?新鮮な価値観として受け入れるのか? 拒否反応を起こすのか? この本を通じてさらに芸術に興味が湧いた一冊です。
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作品ひとつひとつのエピソードが、 素人でも興味をそそられる魅力があった。 現地で本物を鑑賞してみたくなる本。
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2017/11/12 追記 今人気の 美術展 上野の森美術館 10.07 〜 12.17 「怖い絵」展 これを読むと興味出てきます。→ 「怖い絵」展開催までの悪戦苦闘 (Yahooニュース 2017/11/12) 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ...
2017/11/12 追記 今人気の 美術展 上野の森美術館 10.07 〜 12.17 「怖い絵」展 これを読むと興味出てきます。→ 「怖い絵」展開催までの悪戦苦闘 (Yahooニュース 2017/11/12) 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 ☆ 〜 〜 〜 〜 2009/7/5 すぐ読み終わる この本は、まず 表紙の絵に インパクトありすぎ。 内容は、1冊目 怖い絵 の延長だけど、なるほど よく突き詰めて解説してあり、また わかりやすい。 まぁ、このての怖い絵は、なるべく見ないようにしよう! ・・・といっても 一見フツーの絵もあるし〜。 どの絵を見ても、怖い裏を考える自分になることが 一番怖い! 次は、2009.6に出版されたばかりの、「怖い絵 3」を読もう。 「怖い絵 2」は、1冊目の 怖い絵 を 2008/8/28 読み終わってすぐ、図書館に予約。 やはり、かれこれ1年! 待たされ〜ましたね。 内容 : のどかな神々の美人コンテスト「パリスの審判」で、欲情と見栄が生んだ悲劇とは? 女性を見つめるピカソの眼はどうしてこんなに怖いのか? 本物の恐怖が味わえる名画20点を収録。 スリリングな名画の見方、教えます。 著者 : 中野京子 早稲田大学講師。ドイツ文学、西洋文化史。 朝日新聞ブログで歴史エッセー「世界史レッスン」を連載。 著書に「オペラでたのしむ名作文学」「恋に死す」「情熱の女流「昆虫画家」」などがある。
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怖い絵集第2弾。 今回は前作より見るからに怖い絵が少なかったけど、中野さんの語り口は変わらずでおもしろく読ませてもらいました。 今作で私が怖い絵と感じたのは以下。 カレーニョ・デ・ミランダの『カルロス二世』。 受け口で病弱、儚そうな少年が実は…なこの絵、ものすごく良く描いてくれているのは他の画家が描いたカルロス二世を見れば明らか。 だからこの絵をみんな本音でどう見ていたのか、そこを考えるとまた怖い。 ヴェロッキオの『キリストの洗礼』は、大天才の才能というもののもの凄まじさを感じる。 複数人で作品制作する当時の方法だからこそこんなことになってしまったのだなぁと思いつつ、だからこそこういう形で残されることになるありがたさ、いや怖さがある。 ひとりの大天才によってひとりの天才が打ちのめされた絵。怖い。 あと、一番怖い…!と感じたのは補足で掲載されているミレーの『死と樵』。 何このついで感!
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